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月よりの使者⑩

休暇を終えて、1度この町に戻り、例のミュージカルを見てすぐニューヨークに飛んだ。目的は地球人がお金を追い求めていることを各種のデーターで知っていたので、お金の本山を選んだ。

さすがニューヨークだ。世界の人口は4パーセントで富は25パーセントを持つアメリカ。世界第2位の日本、そしてドイツ、中国、イギリスの4つの国が束になってやっと比べられるような大金持ち。この間までいた日本が平屋ならアメリカは3階建てだ。見上げたもんだ。そして世界はこのニュ-ヨークの市場を中心にⅠ元化されてお金は動いているようだ。

ニューヨーク市場の鐘が鳴ると、世界中の目がⅠ点に集中する。自分も風邪を引かないかを気にしているからだ。

世界中のリーダー達はニューヨークの株価の動きを示すボードに目が釘づけになり、その一喜一憂をマスメディアは世界中の人々に知らせヒトビトはその中で動くことになる。

だけど待てよ!お金の風邪を引かないようにあれだけ気にしているのに、地球の3つの危機(気象などの天変地異、水や食料等の資源、そしてカゼより怖い疫病)要するに身の安全は大丈夫だと思っているのか?市場のボードを見る目は、あのゲームをしている子供に似ているかもしれない。一体お金の先に何を見ているのだろう?

自然や自然の愛と繋がれず、ゲームやお金にしがみつき身の安全を脅かす地球規模の危機にも向かい合えないヒトはどうしたのだろう?またもやマサミと目が合った。

もう少し様子を見てみよう(休憩)

(休憩後)

お金はニューヨーク市場から、どこへ行ったかその行き先を追ってみた。何のことはない、この証券から隣のシカゴの商品市場へ行っただけだった。

証文の価値が勝手に膨れ上がったので、元いた現物のところへ戻ったとのことだ。やがて現物の価値も膨れて、この夏にも再び帰ってくるという。ゲームのようだ。

ただここでサブプライムローンの焦げ付きとかで金融不安に陥り景気も後退するらしい。金利を引き下げたり、貨幣を印刷し全体量を増やすことにより貨幣の価値と移動を促す。端的に言うと貨幣を水増しし貨幣の流れを合法的に変えられる。良し悪しは別にして【景気】は良くなるはずである。

子供はゲーム大人はマネーゲームにとバーチャルな世界に浸かっているのかと勘違いしそうになる。多分そんなことではなくではなく、今の景気が後退すると経済が立ち行かないと思い込ンでいるのではないだろうか。そう見える。

 

お金どころではない地球の危機は確実に進んでいる。

世界のあちこちで食糧不足で暴動が起き、ミャンマーではハリケーンで1万人以上が死に、現在の医療では対処出来ないようなウイルスや疫病はアフリカや東南アジア、最近は日本の東北や北海道でも検出された。渡り鳥が運んだのではないかといわれている。これも人為を超えている。

 

戦争や平和の問題も、人道的で世界的な意味は客観的で地球的意味に問い直さなければならない時代に既に入っている。と月よりの使者には見える。

 

 

 

 

 

 

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