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視座

視野や視点とまた別の意味で視座と言う言葉がある。雑誌(世界)の7月号で、寺島実郎氏は故小田実を「小田実を必要とした日本」と敬意をもって評価した上で、彼は(される側)の市民の視座、自分は「政策科学者として体制側(する側)の責任をも共有し体制の抱える課題を解決する意思をを持つべき」との姿勢で生きてきたと述べ、尊敬しながらも、【視座】の違いを述べていた。
 環境等、人類にこれだけ地球規模の問題が顕在化している中で自分は、「月瞰図」とか「月よりの使者」の言葉で世界的というより地球的な視座で地球上の事を見る必要性を感じ見る練習をしてきたつもり。衛星放送始め宇宙から地球を見た映像は増えている。40年前の「地球は青かった。」以来、人間は宇宙から地球を見、映像も沢山送ってきた。ところが、報道を見る限り、目的が違うとはいえ、宇宙から見た地球は大きく変わっているにも関わらず、観察は相変わらず【美しい】で済まされ40年前とあまり変わっていない。
  ここ2年間ぐらいメディアなど意識的に注意して見てきたが、地球環境に関わる政治家や学者も地球に【視座】 を据えて述べているのを、(私の見ている限り)これまで出会っていない。
 本でも何でもいいから、是非出会いたいと思っている。
 自分が人の心や地球に対し安定してしっかり視座の据わった人になれるといいなーと思ってる。

補   午後から教育懇談会、夕方から妻とミュージカル「天切り松」(左トン平主演) を見てきた。まずまずいい土曜日だった。

明日は午前はお寺。午後は碁会所か不登校親の会、その時の気分で決める。夜は家族に付き合い韓流ドラマ。時間の合間にすずめの相手をし、日記を書く。明日も、まあまあの日曜日になりそう。

 

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国民負担

国の財政赤字の中で、消費税のように何かと国民負担を求められる物が多い。国として、必要なお金を国民に求める以外にない。俯瞰的に見るとお金のあるところからないところへの移動である。日本の国民の貯蓄は1500兆円あるといわれているから、年間80兆円そこそこの国家予算の日本では言われてるたいていの事は形の上では何とかなる。しかし、少し細かく見ると、そうは行かない。国民の貯蓄は平均1200万円ぐらいなるが、純粋にそれだけ貯蓄している国民はどどれだけいるだろう?中には、貯金通帳を持たない赤ちゃんもいるし、貯蓄どころか生活保障のお金を保証されて生活している人の数も百万単位でいる。貯蓄どころか、ローンや借金に追われ貯蓄どころではない人たちも少なくない。そういう中で国民負担は、消費税や医療保険のように、殆ど機械的に国民負担として求められる。「国民負担」の名がつけば、無尽蔵にお金が出る,打ちでのの小槌のよう。お金のあるところからないところにお金が移動するならそれもあるが、実際はお金のないところからお金を移動させようとする実際にはありえない事を求める乱暴さも目につかないわけではない。後期高齢者の医療保険もその一つである。その発想も、高齢者の医療費の若者の負担を軽減するためだという。高齢者と若者の間でお金を移動の綱引きをする。元々、若者と老人はお金を移動させる関係ではない。移動させるお金がなかったり、合理的にお金が集められない時は、霞ヶ関が今持っているお金でやり繰りすればいい。いろいろな意味で、国民や国の安全保障とりわけ人命を最優先して予算を組んだらいい。命あっての物だねだから、経済に人命が優先される。現在の経済優先の予算編成を人命優先の予算に変えればばいい。予算はお金のあるなしに関係なく人命優先で組まれるべきである。国民負担の話はその事を済ませてからにしてほしい。着任以来、学校現場で見てきた教育予算(税金)はどこも無駄は勿論、大人の都合が優先された子供にマイナスの予算も半端ではない。与野党とも教育予算の拡大を主張しているようだが、その発想そのものを問い直すべきだ。予算編成の基本のズレからいっても、直感的な現場感覚からも学校現場同様のことが他の分野でも多いのではないだろうか。政治は官僚批判するが、学校現場から見ると、政治が官僚の首根っこを掴んでへんてこな事をしていると映った。現場にいた40数年間どこも同じだし今はさらに勢いを増し暴走しているようだ。

骨太の方針とか、秋に始まる税制見直しの議論以前に最低限の作業としてやってほしい。

社会保障や消費税の「国民負担」の話はそれからにしてほしい。

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