食・飲・読の日記

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萩の餅 花暦 居酒屋ぜんや@坂井希久子

2023-08-07 12:35:11 | 本(さ)
  萩の餅 花暦 居酒屋ぜんや@坂井希久子 

あらすじ(「BOOK」データベースより)
早い出世を同僚に妬まれている熊吉。養い子故に色々なことを我慢してしまうお花。二人を襲う、様々な試練。それでも、若い二人は温かい料理と人情に励まされ、必死に前を向いて歩きます。粒餡たっぷりのおはぎ、平茸、初茸、占地、栗茸、松露に網茸と山の幸ふんだんの茸汁、赤貝の漬け込み飯、蒟蒻と鰤のアラ煮ー心をほっと温め、そっと背中を押してくれるような、江戸の色とりどりの料理たちと健気な二人の奮闘に心満たされる人情時代小説、第二弾!




居酒屋ぜんやシリーズ第十巻の読書感想文はこちら
花暦 居酒屋ぜんやシリーズ第一弾の読書感想文はこちら

第一弾を読んだ時、「お花と熊吉では、ちょっとインパクトが弱かった‥」と思ったんだけど、第一弾で全体的に漂っていた重さ?暗さ?がずいぶんと晴れ、ふたりとも常に前向き! 熊吉は仕事ができる男で、あれこれと人にもまれながらどんどん成長しているし、お花は子供と少女の中間くらいの心の動きがかわいらしかったりハラハラしたり。お花と只次郎の関係性もいいなぁ。只次郎とお妙のお話もよかったけど、熊吉とお花の成長も楽しみになってきた!


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