居酒屋ぼったくり＠秋川滝美

　　居酒屋ぼったくり＠秋川滝美　

あらすじ（「BOOK」データベースより）
東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、そして今時珍しい義理人情があるー旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説、待望の書籍化！全国の銘酒情報、簡単なつまみの作り方も満載！




居酒屋といえばお酒にお料理、そこに人情が絡んで、私も居酒屋ぼったくりの端っこの席に座ってるつもりで読みました。
ここは庶民向けのお値段の居酒屋。お酒もお料理も特別高いものを仕入れるわけでもない。でも店主美音が作るお料理とそれに合わせて選ぶお酒は絶品。そして常連客達がとっても個性的で、それでいておせっかいで楽しい人たちばかり。誰かのトラブルや悩みをみんなで話して解決方法を探ったり、人情があふれています。そしてフラッと一見で入ってきて常連客になった要、物語にピリッとアクセントを利かせています。この先美音と何かあるのかな？　同居している人は誰なのかな？　あぁ気になるわ。ってことで、続きもたくさん出ているようなので読んでみたいと思います。
お料理の描写もおいしそうで、一度読み終えた後、お料理の部分だけ抜粋して読んじゃいました。どれもこれも食べてみたいけど、作ってみたいと思ったのは菜飯、鰻のちらし寿しカマンベール生春巻き、おつまみ素麺。でも、美音が作る料理はレシピがあっても同じようにはできないらしいですけどね。