あきない世傳 金と銀 十二 出帆篇@髙田郁
あらすじ(「BOOK」データベースより)
浅草田原町に「五鈴屋江戸本店」を開いて十年。藍染め浴衣地でその名を江戸中に知られる五鈴屋ではあるが、再び呉服も扱えるようになりたい、というのが主従の願いであった。仲間の協力を得て道筋が見えてきたものの、決して容易くはない。因縁の相手、幕府、そして思いがけない現象。しかし、帆を上げて大海を目指す、という固い決心のもと、幸と奉公人、そして仲間たちは、知恵を絞って様々な困難を乗り越えて行く。源流から始まった商いの流れに乗り、いよいよ出帆の刻を迎えるシリーズ第十二弾!!
シリーズ第十一弾、あきない世傳 金と銀 十一 風待ち篇の読書感想文はこちら。
江戸に店を構えてもう10年。びっくりね。今まであれこれあれこれあったけど、今回もあれこれあれこれあったけど、いつでも知恵と、人との信頼関係で困難を乗り越える幸。幸の知恵を仲間にじゃんじゃんさらけ出し、みんなが商売繁盛、って幸の器の大きさに毎度のことながら驚かされるわ。今回は実の妹・結とその夫・日本橋音羽屋の主と直接顔を合わさなかったので、剣吞な雰囲気がちょっと和らいでたな。きっちり邪魔をされたし、次回は直接対決かもって感じだけど。幸、菊栄、吉原の歌扇など、女性の社会進出がいかに難しいかが多く描かれていたような。今にも通ずるのかな。呉服を着ることのできる人、太物しか着ることのできない人、五鈴屋でそのコントラストが見えて、興味深かったわ。幸の元夫・惣次が出てくると、ピリッとがぜんおもしろくなる! 商売の波に乗って出帆した五鈴屋だけど、力士の反物の注文主が最後に言った「実はもっとも危ないのは、出帆して沖へ出るまで。」の言葉が気になる‥ 幸は40歳。9歳から五鈴屋に奉公した幸、まだ若いな。この物語はどこまで続くんだろう。どういう結末になるんだろう。なんだかまとまらない読書感想文になってしまった‥
あらすじ(「BOOK」データベースより)
浅草田原町に「五鈴屋江戸本店」を開いて十年。藍染め浴衣地でその名を江戸中に知られる五鈴屋ではあるが、再び呉服も扱えるようになりたい、というのが主従の願いであった。仲間の協力を得て道筋が見えてきたものの、決して容易くはない。因縁の相手、幕府、そして思いがけない現象。しかし、帆を上げて大海を目指す、という固い決心のもと、幸と奉公人、そして仲間たちは、知恵を絞って様々な困難を乗り越えて行く。源流から始まった商いの流れに乗り、いよいよ出帆の刻を迎えるシリーズ第十二弾!!
シリーズ第十一弾、あきない世傳 金と銀 十一 風待ち篇の読書感想文はこちら。
江戸に店を構えてもう10年。びっくりね。今まであれこれあれこれあったけど、今回もあれこれあれこれあったけど、いつでも知恵と、人との信頼関係で困難を乗り越える幸。幸の知恵を仲間にじゃんじゃんさらけ出し、みんなが商売繁盛、って幸の器の大きさに毎度のことながら驚かされるわ。今回は実の妹・結とその夫・日本橋音羽屋の主と直接顔を合わさなかったので、剣吞な雰囲気がちょっと和らいでたな。きっちり邪魔をされたし、次回は直接対決かもって感じだけど。幸、菊栄、吉原の歌扇など、女性の社会進出がいかに難しいかが多く描かれていたような。今にも通ずるのかな。呉服を着ることのできる人、太物しか着ることのできない人、五鈴屋でそのコントラストが見えて、興味深かったわ。幸の元夫・惣次が出てくると、ピリッとがぜんおもしろくなる! 商売の波に乗って出帆した五鈴屋だけど、力士の反物の注文主が最後に言った「実はもっとも危ないのは、出帆して沖へ出るまで。」の言葉が気になる‥ 幸は40歳。9歳から五鈴屋に奉公した幸、まだ若いな。この物語はどこまで続くんだろう。どういう結末になるんだろう。なんだかまとまらない読書感想文になってしまった‥
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