人質の朗読会@小川洋子
あらすじ(「BOOK」データベースより)
遠く隔絶された場所から、彼らの声は届いた。紙をめくる音、咳払い、慎み深い拍手で朗読会が始まる。祈りにも似たその行為に耳を澄ませるのは人質たちと見張り役の犯人、そして…しみじみと深く胸を打つ、小川洋子ならではの小説世界。
人質たちの紡いだ物語の朗読会が始まる前に、ツアーに参加した人たちが人質になった時の状況などが説明されます。これが現実にありそうでなさそうな、なさそうでありそうな。それが朗読会のリアルさを増しています。人質たちがひとつの物語を紡ぎ、朗読し、最後に職業、年齢、性別、ツアーへの参加理由が明かされます。あぁこういう人なんだ、でももういないんだ‥ と1話読むごとに思いました。読んでいる間中、シーンと心が静まりかえっていました。それはもういない人たちの気配を確かに感じるから。なんだか不思議と心にしみる物語でした。
あらすじ(「BOOK」データベースより)
遠く隔絶された場所から、彼らの声は届いた。紙をめくる音、咳払い、慎み深い拍手で朗読会が始まる。祈りにも似たその行為に耳を澄ませるのは人質たちと見張り役の犯人、そして…しみじみと深く胸を打つ、小川洋子ならではの小説世界。
人質たちの紡いだ物語の朗読会が始まる前に、ツアーに参加した人たちが人質になった時の状況などが説明されます。これが現実にありそうでなさそうな、なさそうでありそうな。それが朗読会のリアルさを増しています。人質たちがひとつの物語を紡ぎ、朗読し、最後に職業、年齢、性別、ツアーへの参加理由が明かされます。あぁこういう人なんだ、でももういないんだ‥ と1話読むごとに思いました。読んでいる間中、シーンと心が静まりかえっていました。それはもういない人たちの気配を確かに感じるから。なんだか不思議と心にしみる物語でした。
特に、読者大賞を受賞した「博士の愛した数式」は
映画にもなり大ヒットしましたね。
「人質の朗読会」もぜひ読んでみたいです。
今、読んでいるのは小川さんの「博士の本棚」。
エッセイ集ですが、これがまた、すごい。
追って書評をブログにあげます。
「博士の愛した数式」は小川洋子さんだったのですね!
小説は読んでないんですけど、映画は見ました。
静かな気配の中に深い愛情がある、とても心地よい映画だったと記憶しています。
今回読んだ人質の朗読会と、清らかさが共通項のような気がします。
あらっ小川さんのエッセイを読んでらっしゃるのですね。
エゾフクロウさんの書評、楽しみにしています
読書と、食べることが大好きなので、これからもよろしくお願いいたします。
私も、小川さんの「博士の愛した数式」を読んで、映画を観て、「人質の朗読会」読みました。
それぞれの人生を送っっていた人々が、今はもういないと切なくなりましたね。
読書と食べることが大好きって、私も同じです 親近感
あっプラスお酒を飲むのも好きなんですけど
お料理はにゃんにゃんさんとは全然、これっぽっちも比べ物にもならないんですけど‥ よろしくお願いいたします!
「人質の朗読会」1話ごとの最後に、その人のプロフィールがほんの少し紹介されていて、
そのことでその人がいたことと今はいないことを改めて感じさせられて、切ないです