食・飲・読の日記

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合唱 岬洋介の帰還

2021-05-26 16:40:36 | 本(な)
  合唱 岬洋介の帰還@中山七里 

あらすじ(「BOOK」データベースより)
幼稚園で幼児らを惨殺した直後、自らに覚醒剤を注射した“平成最悪の凶悪犯”仙街不比等。彼の担当検事になった天生は、刑法第39条によって仙街に無罪判決が下ることを恐れ、検事調べで仙街の殺意が立証できないかと苦慮する。しかし、取り調べ中に突如意識を失ってしまい、目を覚ましたとき、目の前には仙街の銃殺死体があった。指紋や硝煙反応が検出され、身に覚えのない殺害容疑で逮捕されてしまう天生。そんな彼を救うため、あの男が帰還するー!!




岬洋介シリーズ第六弾です。
第五弾 もういちどベートーヴェンの読書感想文はこちら
もういちどベートーヴェンで、天生に約束したこと、もし天生が捕まるようなことがあれば岬洋介が助けに来ること、それが果たされました! 密室で天生が凶悪犯を殺害する事件、天生が犯人じゃないなら、この人じゃん、ってのはわかりました。天生を救うために外国から戻ってきた岬洋介、登場するだけでワクワク。天生の無罪を立証するために体と頭をフル回転させ、真相を見極める岬洋介はさすがでした。洋介の父である岬恭平検事がコテンパンにやられちゃうのはお気の毒だったけど‥ それから岬洋介シリーズと言えば音楽の記述、それがほぼほぼなかったのは残念でした。
この作品に登場する人物がどうやらほかの中山七里さんの作品に出ているらしいです。私が読んだ中では切り裂きジャックの告白の警視庁捜査一課の犬養隼人(読書感想文はこちら)。どの作品に登場しているか探して読んでみても、おもしろいかもな。

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