鴨川食堂@柏井壽
あらすじ(「BOOK」データベースより)
鴨川流と娘のこいし、トラ猫のひるねが京都・東本願寺近くで営む食堂には看板がない。店に辿り着く手掛かりはただひとつ、料理雑誌『料理春秋』に掲載される“鴨川食堂・鴨川探偵事務所ー“食”捜します”の一行広告のみ。縁あって辿り着いた客は、もう一度食べてみたいものに出会えるという。夫の揚げていたとんかつを再現したいという女性、実母のつくってくれた肉じゃがをもう一度食べたいという青年など、人生の岐路に立つ人々が今日も鴨川食堂の扉を叩く。寂しさも辛さも吹き飛ばす、美味しい六皿をご用意しました。京都のカリスマ案内人、初の小説!
目次には、鍋焼きうどん、ビーフシチュー、鯖寿司、とんかつ、ナポリタン、肉じゃが。うん、全部食べたくなる。そして読んだらもっと食べたくなりました! 思い出の料理を探し作ってくれる鴨川食堂。初めてのお客さんに出すおまかせ、いろんな京料理が詰め込まれていて、読んでいるだけでうっとりしちゃいます。器もすばらしいみたい。○○焼きとか○○塗とかバカラまで。お料理もさることながら、思い出のお料理を探す鴨川流れの探偵っぷりもお見事。その人の抱えている心のもやもやも解きほぐしていきます。そして各章の最後には流が亡くなった奥様に対する愛のこもった言葉を発するのです。これまたすてきなのです。印象に残った登場人物は食堂の常連の妙さん。見事な京料理に舌鼓を打ちつつ、いただけないところは鋭く指摘、そしてお会計8000円のところ10000円を出してお釣りは受け取る様子も見せない。お上品なのに男前で魅力的でした。って8000円のお料理ってそこにもびっくりでしたけど‥
テンポのよい京都弁と愛の詰まったおいしそうなお料理が心地いい一冊でした。中の猫のイラストもかわいかったです。表紙はちょっとイメージがちがうかなぁ。流の娘こいしなんだろうけど、もっとボーイッシュな感じがいいような!?
あらすじ(「BOOK」データベースより)
鴨川流と娘のこいし、トラ猫のひるねが京都・東本願寺近くで営む食堂には看板がない。店に辿り着く手掛かりはただひとつ、料理雑誌『料理春秋』に掲載される“鴨川食堂・鴨川探偵事務所ー“食”捜します”の一行広告のみ。縁あって辿り着いた客は、もう一度食べてみたいものに出会えるという。夫の揚げていたとんかつを再現したいという女性、実母のつくってくれた肉じゃがをもう一度食べたいという青年など、人生の岐路に立つ人々が今日も鴨川食堂の扉を叩く。寂しさも辛さも吹き飛ばす、美味しい六皿をご用意しました。京都のカリスマ案内人、初の小説!
目次には、鍋焼きうどん、ビーフシチュー、鯖寿司、とんかつ、ナポリタン、肉じゃが。うん、全部食べたくなる。そして読んだらもっと食べたくなりました! 思い出の料理を探し作ってくれる鴨川食堂。初めてのお客さんに出すおまかせ、いろんな京料理が詰め込まれていて、読んでいるだけでうっとりしちゃいます。器もすばらしいみたい。○○焼きとか○○塗とかバカラまで。お料理もさることながら、思い出のお料理を探す鴨川流れの探偵っぷりもお見事。その人の抱えている心のもやもやも解きほぐしていきます。そして各章の最後には流が亡くなった奥様に対する愛のこもった言葉を発するのです。これまたすてきなのです。印象に残った登場人物は食堂の常連の妙さん。見事な京料理に舌鼓を打ちつつ、いただけないところは鋭く指摘、そしてお会計8000円のところ10000円を出してお釣りは受け取る様子も見せない。お上品なのに男前で魅力的でした。って8000円のお料理ってそこにもびっくりでしたけど‥
テンポのよい京都弁と愛の詰まったおいしそうなお料理が心地いい一冊でした。中の猫のイラストもかわいかったです。表紙はちょっとイメージがちがうかなぁ。流の娘こいしなんだろうけど、もっとボーイッシュな感じがいいような!?