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ドラキチ歴50年、 熟年・「オレ竜」の今日の”脳ミソの中身”

この発言で古い体質の球界の民主化が進むか!?

2008-09-01 | 野球

中日社長「WBC星野監督」を拒絶!!(スポーツニッポン) - goo ニュース
3球団が提案!WBCは日本一監督で(スポーツニッポン) - goo ニュース

よくぞ中日球団の西川社長、勇気ある発言をしてくれました。
私がドラゴンズファンであるから中日球団の社長の発言を擁護して
いるのでは決してない。  仮に中日以外の球団社長が同じ発言をしていても
もちろん同じように支持する。

北京オリンピック野球の準決勝の韓国戦に負けた翌日の朝に、
私達野球ファンや日本の国民の前に、
”不自然に降って湧いたように、いきなりWBC監督の話題が飛び出してきた。”
まだ、銅メダル獲得を残して戦いがある前にである。
まさしくこれは、星野ジャパンが銅メダルを取れば、来年のWBC監督は
星野監督で行くという事を世論化するための情報操作の匂いがした。
結局銅メダルも逃がし、”野球界首脳”達の目論見は脆くも崩れたが。

その後の星野監督の日本テレビ「ニュースZERO」への生出演に、
その翌日の巨人軍渡辺恒雄会長の「星野監督以外に誰がいるのだ!」発言。
日本の野球ファンが怒っているのは、確かに星野ジャパンがメダルを逃がした事も
あるが、実際のところは、惨敗後の星野監督の弁明の内容と、この”ナベツネ”さん
が未だに野球界を私物化と思われるほど牛耳っている事ではないかと思う。

数年前のプロ野球のストライキ問題の時にも、炙り出された球界における
”ナベツネ”権力の絶大さ。 しかし、このストライキ問題で選手会が古田会長を
中心に頑張ったため野球ファンの大きな後押しもあり、少しは野球界の民主化が
進んだかのように思えたのだが実は旧態依然であったと、私達に解らせた
今回のWBC代表監督問題。

テレビをつけたら野球は巨人戦のみ、強い巨人で野球界を引っ張っていく
”戦後復興型”野球の時代は終わっているのに、この”ナベツネ”さんを初め
球界の首脳と言われる人達は、未だに巨人中心でないといけないと固定観念に
縛られている。( この人達こそ”時間が止まっている人達”では? )
巨人の意見に逆らうと、オープン戦で巨人の試合を組んでもらえないと
意地悪をされてきたパリーグの球団の気持ちも解らないではないが。
しかし、今はもう時代は明らかに変わっています。
東海地方でいえば、日本テレビの系列局でさえ巨人戦のテレビの野球中継が
ほとんど無くなっている現実。
パリーグは各球団の素晴らしい努力により、ソフトバンク、楽天、ロッテ、日ハム、
西武と地元にしっかり根付き熱心なファンを獲得している。
ネット配信ではむしろセリーグよりパリーグのほうが一歩進んで、
日本全国何処からでも何処の試合でもネットで見れるというIT時代に即応している。

”ナベツネ”渡辺恒雄会長が発言したら、物事はそのように進んで行く。
我々野球ファンからしたら、なんでナベツネの言うとおりの野球界のファンを
していなくちゃいけないんだ。 ということになる。
もっともナベツネ発言の内容が道理に叶っていれば問題ないのだが。

政治と同じように、プロ野球もファンあっての野球界だと野球界首脳の言葉。
であるならば、密室で権力者だけの密談で決まるような事はしてはならない事
である。 中日球団の西川社長が言うように、WBC代表監督を決める明確な
ルール化は絶対必要であり、これができない事自体が野球界の”封建制”みたいな
体質を続かせてしまう。  
プロ野球からのファン離れを野球界首脳達は一番恐れているみたいだが、
自らの日本野球機構の運営にその原因の一つはあるという事を
もっと認識すべきであろう。

星野監督については、私の以前のブログにも書いているように、
あのマスコミ利用の広報力、色んな分野にわたり人脈をもつ社交性、
そして政治力。 こんな素晴らしい能力を持った人材は今のプロ野球界に
いない。 だから彼が監督として実績を残した中日と阪神では、
今回の北京オリンピック野球で要求されたような”野球そのものへの観察力
そして采配”というより、古き球団体質をひきずったっままの球団の監督として
球団・フロント改革を実行し選手には”忘れていた闘争心”を呼び起こす事に
成功しそれで結果も残せたと思う。

事実、私がファンである中日ドラゴンズも、星野監督になって球団フロント運営も
随分改革された。 阪神でも同じだったと思う。
星野監督のモットーは選手時代から”燃える男 星野仙一、 そして強い巨人を
倒すのが生き甲斐”であった。 強い権力に勇敢に立ち向う時に、この人の
真骨頂が現われると私は思う。
皮肉な事に、そんな権力に立ち向っていた男が権力を持つ側に知らない内に
変わってしまった。
だから最近テレビで星野監督を見ても、私はどうも星野監督の表情が
政治家の表情と似ていると感じてしまう。

星野さん、自分(星野さん)のリベンジが大事と言っているみたいですが、
ここは日本がいかにWBCで勝つにはどうしたらいいかと考えるのが本筋。
国際大会はそんなに甘くない。 今回の北京オリンピックでは3強相手には
0勝5敗。 完膚なきまでに叩きのめされています。
監督は野球そのものに熱心な野村さんに任せ、あなたはGMとして
いかんなくマスコミ利用の広報力、政治力で監督・コーチ・選手をバックアップ
して協力するのが日本にとって一番の体制では。

大事なのは日本が勝つための一番の選択をする事です。
(申し訳ないが星野監督自身の名誉回復・リベンジは一番ではありません。)


★追記  

3球団が提案!WBCは日本一監督で(スポーツニッポン) - goo ニュース
中日提案「WBC監督は日本一監督で」(日刊スポーツ) - goo ニュース

今朝(9月1日)のスポーツニッポンに記事で、中日、ソフトバンク、ヤクルトの3球団が今日行われるプロ野球実行委員会で、日本シリーズを制覇したチームの監督が
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の代表監督になる案を提出するみたいだ。  
この意見が果たして日本にWBCでの勝利をもたらすベストの案かどうかは、
現実論としては意見が分かれると思うが、いずれにしても今までの密室の中での
不透明な決定の仕方よりは一歩も二歩も前進したベターの案であると思う。

果たして今日のプロ野球実行委員会がどうなるか?
より透明性のある民主的な運営に舵を切れるかどうか注目である。


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