TAMAちゃんダッシュ

愛犬タマとマル民の私の毎日です

クリロー泥棒

2006-02-10 | 
この時期のお花といえば寒風に健気に耐えて咲くイメージが強い。例えば梅や雲間草、雪割草、節分草など雪背負って和の趣のあるものが多い。では洋種のものはどうなのかというと探せばないわけではないが代表選手といえばこちらでしょうか。


クリスマスローズはキンポウゲ科の耐寒性多年草で山野草のイチゲや春の鉢花のテッセン(クレマチス)とよく似ています。多年草というからには播種をして一年目から花をつけるわけでなく2~3年の月日を要してようやく開花します。よって開花株などは花のないこの時期である事とも重なり大変高価な値段が付けられています。

そんなクリスマスローズが盗難にあっているという話を某所の園芸店の方から聞きました。売り場に一人しか店員がいない時などを狙っていつのまにか無くなっているのです。ある時そのお店のスタッフが犯人とおぼしき人物の尾行をすすめて事の子細を聞くために家に乗り込んで行きました。するとどうでしょうか。何と犯人はお店によくいらっしゃっている常連の女性だったらしいです。そして庭を見ると一面に開花したクリスマスローズが揃っていたらしいです。それは一店舗から盗ってきたようなものではなく余罪があることを物語っていたそうです。常連さんなので事を大っぴらにすることもできませんでしたが額面からいくと相当なものだったということは間違いありません。そしてその女性の家はかなりのお金持ちだったのらしいのですが、万引きと同じようにスリルを楽しみ、それが自分の大好きなクリスマスローズだったということです。

管理人もその話を聞いて収集に成功したときさぞ幸せな気分になったのだろうなとクリスマスローズの群生する姿を想像してしまいました。
何だか複雑な句作ができそうでコワイです。