TAMAちゃんダッシュ

愛犬タマとマル民の私の毎日です

もう一つの試合

2005-10-13 | 地方
パリーグプレーオフ、ホークス対マリーンズがまさに行われていたその時にプロ野球の公式戦がもう一つ行われていました。観客動員数は本年度最高。消化試合のこの時期に?
対戦カードは広島VS横浜。2千本安打を記録し名球会入りを決め今シーズン限りで引退をする野村謙二郎内野手の引退試合。その他にも30代前半でありながら現役を引退する沢崎投手や小林投手、山本浩二監督も今シーズンで2期目の監督を終える。文字通り多くの人にとって最後の試合であった。
NHK広島放送局はラジオで中継。もちろんプレーオフも気になりながらそして阪神ファンでありながらこのカープ戦をゆっくりと聞いた。野村選手は勇退でいつかは指導者としての道が開かれているがそうでなく明るい未来が待ち受けてはいない選手たちもいる。もちろん、世の中こんな事は多くあることだが体が資本として長年携わってきた仕事を辞す思いというのはいかばかりかと思う。沢崎、小林投手は後進の育成という意味で球団に残ることが決まっているがカープ球団には多くの問題が山積している。新球場の問題、最近の指導者の空白の問題、球団経営の問題(阪神同様黒字ではあるが微々たるもの)など他球団同様に明るいものではない。観客動員数が最終試合で最高だったというのも何かを物語っているようではありませんか。

最後に野村が語っていたことが印象的だった。
「野球は面白いでしょう。どうかいつまでも楽しんで、好きでいてください。」
それは自分が球団に戻ってくるまでという意味なのかそれとももっと大きな意味でなのか。

カープ今シーズン最終成績-146試合58勝84敗4分勝率408の最下位