GARNET CROWの新曲「君の思い描いた夢 集メル HEAVEN」の詩の一節に出てくるノヴァーリスの扉と青い花。この詩は扉の向こうに広がる世界にノヴァーリスの憧れる青い花(憧れの人、世界観、夢)があるだろうから、その青い花を見つけ出す旅立ちのための詩であろうか。
そのヒントを21Color.comより引用させていただいた。
「青年は青い花に目を奪われ、しばらく行くとおしげにじっと立っていたが、ついに花に顔を近づけようとした。すると花はつと動いたかとみると、姿を変えはじめた。
その花弁が青いゆったりとしたえりを広げると、中にほっそりとした青がほのかに揺らいで見えた」。
これは、ドイツマロン派の作家「ノバーリス」の代表作「青い花」の一節で、主人公の若い詩人が夢に見た情景です。
俗世に疎く、夢見心地の毎日を送る青年ハインリッヒ。この息子の行末を案じた母親は、世の中のことを体験させようと、息子を連れて旅に出ます。
旅先で想像を超えた世界に遭遇し、青年は自分の人生観を育んでいくのですが、旅の最後に一人の女性に出会います。
なんとこの女性こそ、夢に見た青い花の中に揺らいでいた顔だったのです――。
この物語は感受性豊かな青年が、自分独自の世界観と愛を獲得する心の旅を書いたもので、青という色に自己確立へと向かう精神を語らせてます。
青という色は自己確立へと向かう色とここではされていますが果たしてAzuki七さんがそのように感じたかどうかは定かではありません。というのも色の意味だけとってみればそのように解釈できるかもしれないのですが「青い花」になると意味合いが異なってくるのです。
ノヴァーリスの作品の中にある「青い花」だけでなく、七さんはちょっとひねって幻の「青い花」を探すためのエールをおくっているような気がしてならないのです。
青い花は色々ありますが詩に登場している青花はノヴァーリスの目指した少女が隠れているのですから確かにこの世界のどこかに存在するとされているのでしょうが手に入れ難いものなのです。
例えばヒマラヤの奥地に自生して長い間幻の青い花とされてきた「ヒマラヤの青いケシ」がそうだろうか。この花の存在を七さんが知っていたかどうかはわからないがもしそうだとすれば西洋の詩の世界観と東洋の自然の世界をも融合させたかなり壮大な物語を作っていることになる。
でもそれは確かなものでないんですよね。
「君の思い描いた夢 集メル HEAVEN」は幻の世界を夢見て未知の世界へと旅する人へのエールということになるのだろうか。
そのヒントを21Color.comより引用させていただいた。
「青年は青い花に目を奪われ、しばらく行くとおしげにじっと立っていたが、ついに花に顔を近づけようとした。すると花はつと動いたかとみると、姿を変えはじめた。
その花弁が青いゆったりとしたえりを広げると、中にほっそりとした青がほのかに揺らいで見えた」。
これは、ドイツマロン派の作家「ノバーリス」の代表作「青い花」の一節で、主人公の若い詩人が夢に見た情景です。
俗世に疎く、夢見心地の毎日を送る青年ハインリッヒ。この息子の行末を案じた母親は、世の中のことを体験させようと、息子を連れて旅に出ます。
旅先で想像を超えた世界に遭遇し、青年は自分の人生観を育んでいくのですが、旅の最後に一人の女性に出会います。
なんとこの女性こそ、夢に見た青い花の中に揺らいでいた顔だったのです――。
この物語は感受性豊かな青年が、自分独自の世界観と愛を獲得する心の旅を書いたもので、青という色に自己確立へと向かう精神を語らせてます。

ノヴァーリスの作品の中にある「青い花」だけでなく、七さんはちょっとひねって幻の「青い花」を探すためのエールをおくっているような気がしてならないのです。
青い花は色々ありますが詩に登場している青花はノヴァーリスの目指した少女が隠れているのですから確かにこの世界のどこかに存在するとされているのでしょうが手に入れ難いものなのです。
例えばヒマラヤの奥地に自生して長い間幻の青い花とされてきた「ヒマラヤの青いケシ」がそうだろうか。この花の存在を七さんが知っていたかどうかはわからないがもしそうだとすれば西洋の詩の世界観と東洋の自然の世界をも融合させたかなり壮大な物語を作っていることになる。
でもそれは確かなものでないんですよね。
「君の思い描いた夢 集メル HEAVEN」は幻の世界を夢見て未知の世界へと旅する人へのエールということになるのだろうか。