大きな池の縁に立つ大師像を探しに、
やってきました。
ネットの情報では、
自動車道の西淡三原の
インターチェンジの南側あたりです。
途中にお土産屋さんがあり、
そこで情報を収集しましょう。
地図はないかなあ、
案内はないかなあと
いろいろと探したのですが、
適当なのがありません。
最後には観光案内のお姉さんにも
「どこを探してはるんですかあ」
と聞かれたので、
まずは仏教の説明から、
大師の称号の解説を行い、
説明をしようと思ったのですが、
簡単に、「池の縁に立っている
大師さんを探していますねん」
といって説明しましたが、
なんかこれも意味がうまく伝わりません。
なんか世間一般の人には
「あなたの心の片隅に
お大師さんはおられますか」
なあんて聞こえるのかもしれません。
案内の女性もなんか首をひねって
返答もおかしいので諦めました。
でもねえ、このお土産屋さんで
以前から探していた飾り物の
石を見つけました。
え~弥生文化で有名な曽根遺跡のある
地域の町会長です、
みたいなオーラを放つ
「まがたま」です。
淡路島の南側に沼島という島があります。
神話に彩られた島で、
神様が海をかきまぜたあと、
そこから零れ落ちたしずくの島
といわれています。
そしてその形は勾玉のような
形をしているのです。
神が作った島という話は、
この島の観光をさらに
深いものにしてゆきます。
食べ物では「はも」が有名で、
島に少しある宿泊施設に泊りに来て、
海の幸を楽しんでいる人たちもおおくいます。
そして島の中にはここで勾玉を作り、
それを「ぬしまがたま」と言って
売り出されている人もいるようで、
ここにおみやげとして
こんなペンダントを作って
売り出されている人もいるようでした。
これはもうそんな話も含めて購入ですね。
袋の中身を空けると、
この色は天河石(アマゾナイト)と
いわれる希望の石で
「ストレスを解消し、大河の流れのように
穏やかな気持ちへと導くといわれています。」
と書かれてありました。
いやあもうどんなんでもいいです。
穏やかな毎日をすごせれば
もう満足ですね。
そんな自分の希望に合ったお土産を買い、
気持ち新たに大師像を目指してゆきます。
県道をまっすぐ行くと、
有料道路の右側に道が続いてゆきます。
う~ん、大師像は有料道路の左側に
立っていましたから、
このまま進むのは間違いです。
少し戻って横にそれる道がないか
見ていきますと、1本田んぼの間を
下ってゆくアスファルト道が1本ありました。
これかなと思って下ってゆきます。
すると、道は超狭くて軽四の貨物でも
すれ違えないような感じになっています。
ところどころで道は水路に沿って
曲がりくねり、これで前から
車が来たらどうしようなんて
思っているうちに道はだんだんと
山の中に入っていきます。
う~ん、これかなあと心配になりますが、
ナビで見ていたらそれでも道は
続いてはいるようです。
車の左右を草でこするようにして
進んでいきます。
もうまるでポツンと一軒家の探索のようです。
森の中のような道をくねくねと
進んでいきますと、いきなり道が
広くなりました。
右から来る道と山の方に
進んでいく道との三差路です。
ナビに掲載されている池は右の道ですから、
そちらへ入ってゆきます。
ここならすれ違いもできそうです。
この道は有料道路に沿って進んでいるようで、
最初の思惑と一致しますねえ。
そして道端の背の高い草の陰に
おおきな人形の影が見えてきました。
やっと、ずっとお会いしたかった
大師像にようやく到達です。
続く