朝は菅野温泉のあと、始発までのわずかな時間を使って諏訪大社へ。
今春に行われた御柱の柱が建っている。
思わず写真を撮っていたら、地元の方が「シャッター押そうか」と声をかけて下さる。丁重にお断りはしたが、声をかけて下さるのは嬉しい。前日のみなみ温泉といい、駒ヶ根のソースカツ丼の店といい、田舎では、一人で居ると声をかけられることが多い。
普段の仕事中に人から話しかけられたくないオーラを発している(自覚はある)反動かなんなのか、一人旅の間は、できるだけ人に優しくしようと心掛けている。話しかけられるのはそのせいか、それとも只の自意識過剰か。



旧中仙道と旧甲州街道の合流地点が、ちょうど諏訪大社前なんだそうだ。
甲府経由と上田・軽井沢経由でわずか二里の差ってびっくり。東名高速と中央道で東京~名古屋間の距離がほぼ一緒みたいなものか。
松本行きの始発電車(1531M)は意外にも学生ばかり、そして山男・山女はほとんど居ない。確かに山に登るなら、この時間はもう山の中だろう。
今回は大糸線を北へ行き、糸魚川から富山、そして高山本線という計画だが、北陸新幹線&三セク転換の影響か、それとも数年前の大雨の影響か、南小谷、糸魚川、富山の接続が非常に悪い。昼間に3駅で各40~50分ずつロスするのは痛い、と青空の北アルプスを眺めながら時刻表に悪態をつく。
飛騨古川は初の下車。雰囲気としては津和野を小さくした感じか。「君の名は」(私は見てませんが)の舞台として脚光を浴びている町。聖地巡礼ぽいのは高校生くらいのカップル一組のみ。そして街中を歩いても特にコラボした様子はなし。

駅前で唯一見かけたポスター。ちなみにその後、高山駅(飛騨古川駅ではない)周辺で、市役所の方がポスターを貼る作業してた。
今日中に名古屋へ戻ることを考えると、高山か下呂の片方しか途中下車できない。下呂では去年日帰り温泉に入ったので、今回は高山駅で下車。高山駅は、去年夏には改札前に氷菓「私、気になります」の看板があったのが、今は地元旅館の看板に掛け代わっていた。淋しさを堪えつつ、地元の銭湯(温泉ではなく、本当の意味での銭湯)で汗を流す。