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40歳からの早期リタイヤ計画

一生独身+賃貸暮らし、手取りの半分を貯め続けて早十数年。IDは怒髪天(JAPANESE R&E)から。

とある孤男の大糸線&高山本線

2016-09-13 23:23:48 | 09 旅・東京
大糸線は何度も、高山本線も2度ほど完乗したことがあるが、今回は、寝落ちせずずっと景色を眺めることを目標に完乗した。

朝は菅野温泉のあと、始発までのわずかな時間を使って諏訪大社へ。
今春に行われた御柱の柱が建っている。
思わず写真を撮っていたら、地元の方が「シャッター押そうか」と声をかけて下さる。丁重にお断りはしたが、声をかけて下さるのは嬉しい。前日のみなみ温泉といい、駒ヶ根のソースカツ丼の店といい、田舎では、一人で居ると声をかけられることが多い。
普段の仕事中に人から話しかけられたくないオーラを発している(自覚はある)反動かなんなのか、一人旅の間は、できるだけ人に優しくしようと心掛けている。話しかけられるのはそのせいか、それとも只の自意識過剰か。
  
旧中仙道と旧甲州街道の合流地点が、ちょうど諏訪大社前なんだそうだ。
甲府経由と上田・軽井沢経由でわずか二里の差ってびっくり。東名高速と中央道で東京~名古屋間の距離がほぼ一緒みたいなものか。

松本行きの始発電車(1531M)は意外にも学生ばかり、そして山男・山女はほとんど居ない。確かに山に登るなら、この時間はもう山の中だろう。

今回は大糸線を北へ行き、糸魚川から富山、そして高山本線という計画だが、北陸新幹線&三セク転換の影響か、それとも数年前の大雨の影響か、南小谷、糸魚川、富山の接続が非常に悪い。昼間に3駅で各40~50分ずつロスするのは痛い、と青空の北アルプスを眺めながら時刻表に悪態をつく。

飛騨古川は初の下車。雰囲気としては津和野を小さくした感じか。「君の名は」(私は見てませんが)の舞台として脚光を浴びている町。聖地巡礼ぽいのは高校生くらいのカップル一組のみ。そして街中を歩いても特にコラボした様子はなし。

駅前で唯一見かけたポスター。ちなみにその後、高山駅(飛騨古川駅ではない)周辺で、市役所の方がポスターを貼る作業してた。

今日中に名古屋へ戻ることを考えると、高山か下呂の片方しか途中下車できない。下呂では去年日帰り温泉に入ったので、今回は高山駅で下車。高山駅は、去年夏には改札前に氷菓「私、気になります」の看板があったのが、今は地元旅館の看板に掛け代わっていた。淋しさを堪えつつ、地元の銭湯(温泉ではなく、本当の意味での銭湯)で汗を流す。

とある孤男の飯田線 秘境駅編

2016-09-12 22:59:37 | 09 旅・東京
青春18きっぷ消化のため、飯田線を完乗した。

朝8時過ぎに豊橋駅発(511M)。
新城駅で50人ほどの幼稚園児が乗車。可愛い。約一時間の乗車、保母さんが気を使っていて、園児たちはこの間大はしゃぎしたりしない。もう少し騒いでも大丈夫なのにと思ってしまう。しかも2両編成の電車は座席がほぼ満席で、ほとんどの園児はずっと立ったまま。偉いというか何というか。

今回降りた秘境駅は、小和田、田本、為栗の三駅。

まずは小和田駅。下車は約10年ぶり。言わずと知れた三県(愛知、長野、静岡)境駅。
次の北行き列車まで約2時間あったので、高瀬橋まで往復。10年前と変わらずほとんど崩落していた。もう少し時間があれば塩沢集落まで行きたかったが、ノートを読むのを優先する。
ノートは少なくとも1984年から続いていて、読んでいて飽きない。数十冊のノートを保存するための木箱が設置されていた。誰かが好意で設置されたのだろうか。
 

次は田本駅。今年、時刻表の表紙にも採用されたらしい。
南行き列車が来るまでの約一時間半の間に、片道15分の山道を往復。山道を上がりきると県道があり、一軒の食堂があった。汗もかいたことだし昼食をと思ったが、残念ながら閉店中。
この駅にもノートがあり、最近ではこの駅を日常で利用しているのは1世帯1名、との記述を発見した。さすがに驚く。
 

最後は、田本から南へ2つ戻って為栗駅。上の2駅と比べると秘境度は落ちるかも知れない。何せ、小和田駅や田本駅とは異なり、車で行けるし駅前に民家が一軒ある。
 


飯田線は豊橋~飯田間に特急が走っていたり、天竜峡以北は通学利用も多いようなので、さすがに廃止はされないと思う。ただ、こうした秘境駅はいつ廃止されてもおかしくない気がする。小和田駅は皇室ゆかりだから存続するでしょうけど。

豊橋発で飯田線を北へ向かうと、水窪あたりから一気に人家が無くなり、天竜峡手前あたりまで秘境感が続く。そして天竜峡以北は、いわゆる田舎のローカル線風情。
驚いたことに、その秘境区間のど真ん中の温田駅(北隣は田本駅、南隣は為栗駅。両方とも秘境駅である)で、下校の高校生が数十人乗ってきて(527M)、しかもそのまま天竜峡駅でも下車せず飯田駅あたりまで乗り続ける高校生が何人もいた。

もう一つ驚いたのは、天竜峡以北の3両編成で、しかも駅間の短いあの区間で、一駅ごとに車掌が先頭まで走ってホームに降り、下車した乗客からきっぷを集めながら列車の最後尾へ向かい、最後尾に乗り込んでから列車を発車させていた(列車のドアはボタン開閉式で全てのドアから乗降可能)ことだ。これを無人駅全てで繰り返す車掌さんには正直頭が下がった。
これが2両編成なら、ワンマン運転にして楽になるのだろうが、3車編成かつ飯田線のように駅間が短いと、乗客が先頭車両まで歩いて着くのに時間がかかって定時運行できないのだろう、と推測。

あと、途中で降りて食べた駒ヶ根のソースカツ丼は普通でした。次回は伊那のロー麺にしよう。

そして夜は下諏訪泊。下諏訪駅での下車はこれが3~4回目。ちなみに、上諏訪駅は何十度となく下車(片倉館、旧丸光百貨店、たんけんぼくのまち)したことがある。
夜は駅南側のみなみ温泉、翌朝は諏訪大社そばの菅野温泉。どちらも地元の公衆浴場らしく、皆、あいさつを欠かさない(風呂から上がるとき、夜は「おやすみなさい」だが、朝は何と言えばいいのだろう?)。
どちらも下諏訪駅から徒歩10分圏内。みなみ温泉の方が体感で3度ほど熱かった。帰り際に話しかけられ「ここ、熱いですね」と言うと、昼間暑いと温泉も熱くなるのだと言われた。
翌朝5時(公式には5時半からだが、実際には5時に開く)に入った菅野温泉が熱くなかったのはそのせいだろうか。
 
※写真は両方とも菅野温泉

(大糸線&高山線編に続きます)

とある孤男の紀勢本線

2016-08-10 20:32:41 | 09 旅・東京
今まで、紀勢本線を完乗したことが一度も無かった。
信州や北陸よりもずっと近いのに、その気になれば一日で完乗できるのに、なぜか足が向かなかった。

朝一番で大阪・梅田を発ち、和歌山側から南下。
紀伊田辺からはまさかのロングシート。紀伊田辺、串本、新宮で途中下車。待ち時間が長い。酷暑日の待ち時間はすることがなくて困る。新宮では二時間近く待ち時間があり、駅前にしらす飯の看板があったので店に入るも、既にごはんものは終了とのことで、止む無く店を出る。

青春18きっぷポスターの写真にも使われている二木島駅

 
※18きっぷポスターの画像は皆さんで探してみてください。


翌日は名古屋。大須のど真ん中に、蔦に絡まれまくったマンションを発見。
繰り返しますが、名古屋市中区大須の一角です。


そして、この旅行のもう一つの目当て、喫茶店「コンパル」へ。
先日のドキュメント72時間の舞台になった、栄の本店。
朝8時の開店前に来て自動ドアを手で開けて入店するという常連の高齢夫婦、本当なのかと思っていたら、

…いました。開店の15分ほど前に本当にやって来て、手でドアを開けてた。

その後も何人かが続いて店に入るので、私も、初めてにも関わらず(!)開店10分前に入店。奥まった席で、既に早出のパートさん女性2名が食事をとっている。

客席はほとんどが4人掛け。やはりシアトル系カフェとは異なる喫茶店、2人組で来れば十分にゆったり座れる。
中高年の夫婦、一人客、同性数人のグループなど、客層はさまざま。開店から20分もすると客席の8割方がいっぱいになる。
モーニングは、530円のコーヒー+ホットサンドイッチ(ハムエッグ)。コーヒーはH/I選択可能で、200円でお代わり可能。
名古屋の喫茶店といえばマウンテンが思い浮かぶのだが、ここはサンドイッチとソフトドリンクのみであり、ご飯ものやスパゲティ系は置いていなかったのが意外。
 
↑アイス用に少し濃い目に抽出されたコーヒー。自分でグラスに注いでアイスコーヒーにします!

ドキュメント72時間でやっている、世間一般でよく言われているそのままの喫茶店で、本当に面白かった。
テーブルが殆んど埋まってきたので、あまり長居できず、30分で立ち去るしかながったのが残念(カウンター席が無いのがいかにも名古屋? と思いました!)。


そういえば、すぐ近くにまんだらけがありました。開店前のコイン式駐車場に痛車2台。
 

GW予定の変更(熊本地震)

2016-04-15 23:57:16 | 09 旅・東京
GWにバイクで九州一周を計画していたが、ちょっと憚られる気がするので、秋に延期する。

本当は、観光客が減ることが九州にとってマイナスだと知っている(自分はたいして金落とさないけど)が、さすがに宇城(宇土?)市役所とか阿蘇山の活発化とか阿蘇大橋の件を見ると、気が引けてしまう。

蒼樹うめ×おそ松×二輪

2016-03-22 03:19:58 | 09 旅・東京

三連休は、大阪南港・天保山に出かけた。
おそ松さん同人イベント、蒼樹うめ展、二輪車ショーの三本立て。
実はおそ松さんのBL本を吸う札買うのがメインのつもだったが、終わってみればうめてんてーが一番楽しかったかも。




10時:インテックスのおそ松さん一般列に並ぶ。一松×から松が最大派閥、ツイッターで流れているとおりだ。一般客はもう少し男がいるかと思ったが、予想外に少ない。
11時:開場。女子列に並ぶ勇気が無く、結局一冊も買わずに逃げ帰る。自分にはツイッターのTLでなの充分かもしれない。
11時半:同じくインテックスの二輪車ショーへ。客層こそ違えど、こつらも負けず劣らずの人出。ヤマハの125CC(非売品)に心惹かれる。


12時半:WTCを歩く。ときどきネットで叩かれてるけど、どこかの地方の寂れたアパートみたいな、ガラガラのフロアを見かけた。
14時:天保山の蒼樹うめ展へ。三連休とはいえ、入場に20分待ち。
 うめてんてー&あすみん&悠木碧による解説(700円也)がステキ! まるでラジオで三人が話しているかのよう。耳が幸せとはこのことか。
 まず、うめてんてーの学生時代(高校?中学?)の習字の達筆さに驚く。
 そして何より、一枚の絵を描き上げるまでの工程が、デジタルであってもすごく人手がかかっていることを知ってびっくり(ちなみにアシスタントはいらっしゃらないみたい)。
 あと、201号室が復元されていて(ここだけ撮影可能)、素直に嬉しかったです。


 人が多くてゆっくり歩かざるを得ないのが逆に良くて、一枚一枚をちゃんと見ることができた。(1時間半以上は館内に居たと思う)。ちなみに、ひだまりは大好きだが、どうもまどマギが苦手で、時間の都合もあってまどマギの展示はスルー…。
16時:西九条周辺の某銭湯へ。都内にもなかなか無いほどに年季の入った銭湯。大阪市内にも関わらず、店内の看板の市内局番が2ケタという驚き!


4月の異動の憂鬱を吹き飛ばしてくれる、ステキな一日だった。


年末年始 2015~16

2016-01-09 21:28:22 | 09 旅・東京
以前書いた、年末年始の放浪の件。

行きの高速バスで、胃液100%を三度も吐くほどのバス酔いに襲われ(前夜の中瓶2本が効いたものと思われる)、ほとんど眠れなったにも関わらず、翌日旅先で90分ジョギング。一度行きたかった土合駅のトンネルを歩き、これも一度行きたかった常磐線竜田駅を散策し、年越しは鷲宮神社の後、東鷲宮駅前の温泉(おおみそかはオールナイト営業している!)に入って、都内散歩、Rhodanthe*コンサート、神田川沿いの120分ジョギング。神田明神は人手がすさまじいと分かっていたので見送る。

鷲宮神社


竜田駅周辺(楢葉郵便局)




土合駅。さすがに改札内にテントを張るのはどうかと思う。





・とにかく久々に90分~120分走れて良かった、この冬初めて。今まで10~15分が限界だったのが嘘のようだ。景色が変わると気分が変わって、本当にモチベーションが上がる。

・そして、Rhodanthe*コンサートも最高だった。行って良かった。来年もあるといいな。元旦開催にも関わらず満員の入りなのに、これで3期が決定しないって、どれだけハードル高いんだか。


あと、旅行中の反省点を幾つか。
・前夜の酒。出発前だからといって無理に酒を飲んで気分を上げる必要はない。ただ、今までバス酔いしたことは全く無く、年のせいだろうか。

・竜田駅の帰り、時間的に大洗に寄るチャンスがあったのに、ガルパンに全く手を出していないせいで、悩んだ挙句スルーした。もったいない。

・年末年始、WORKING!!!が秋葉原のロイヤルホストでコラボやっているのを忘れていた。秋葉原駅ビルのごちうさに気を取られていた。(WORKING!!!は、他にも色々コラボしているので、こっちに手を出そうと思っている。男が持つべきでないことはわかっているが、ポーチくらいならぎりぎり許されると信じたい。)それにしてもWORKING!!!はこれで終わるのが勿体無い。まだまだ色々展開できるんじゃないか?!



・旅の間、洗濯物(Tシャツ、靴下)を持ち歩いてしまった(トランクスは100均の使い捨てにしたが)が、重いし嵩張るし、そもそもTシャツは、銭湯で石鹸で洗って一晩乾かしても、匂いは取れない(汗)。冬でこれだから、春~秋は更に酷いだろう。

とある孤男の18切符 2015~16

2015-12-19 23:12:52 | 09 旅・東京
年末年始の休暇は29日(火)~2日(土)、東京を放浪する。

29日(火)
 朝、名古屋発
 午後、諏訪湖一周LSD

30日(水)

31日(木)
 昼、都内LSD
 夜、横浜でfripSide 年越しコンサート

1日(金)
 朝、鷲宮神社。
 昼、LSD続き+前夜は徹夜のため、山手線で仮眠か?
 夕方、 Rhodanthe* コンサート

2日(土)
 昼、都内LSD。

fripSide は、まさかの一般発売があったので申し込み中。当選するかどうかは数日後に判明。
最近体力が落ちているので、昔みたいにこんなに走れるかは分からない。
●の日の移動は青春18きっぷ。1~2回余ったら、次週の三連休で使用する。
都内銭湯の年末年始の営業時間が不明で困っている。昔は HP に一覧表をアップしていたのだが。特に宿を持たないジョガーにとっては、午前中に開いている銭湯はとっても貴重だ。御徒町の燕湯とか、蒲田温泉とか。

※12/25追記※
fripSide は、予想とおりチケット取れなかった。っていうか一般発売があったことが驚きだ。
年末年始の銭湯営業を見つけた。本当に心強い。

薩摩半島・天草ソロツーリング 3(終)

2015-10-10 22:21:08 | 09 旅・東京

知蘭という名前くらいは聞いたことがあったが、予備知識は全く無かった。
前回書いたが、知蘭の名前を思い出したのは、たまたま指宿の温泉で地元の人に聞いたからに過ぎない。

特攻隊で亡くなった方(「散華」と表現するらしい)の人数とか本気で知らなかった。
遺書は、父宛はほとんどなく、母宛がほとんどだそうだ。
遺書をまとめた本でもあれば買って帰ろうと思っていたら、実際に出ていたので買った。

行ってよかったと思っている。
これ以上は何を書いていいのか分からないので、興味のある方は調べてください。


話は変わり、写真の2枚はいずれも、R265の旧道の国見峠越えで遭遇した写真。
約20km程度にわたって全線ダート。


道路が陥没してその下の川が覗いていたり、あとは土砂崩れ。車だったら確実にアウト(っていうか、引き返すのも困難だと思う。)

走り終えた後、愛用しているツーリングマップ(2004年発行)のコメントを見ると、「ガードレールも無い完全1車線。「酷道」断崖続きハード」とある。
正直、知っていたら絶対に行かなかった。VTR250なんてオンロード車で走る道じゃない。

他にも、椎葉では国道の復旧見通しが不明だったり、天草では県道を走っていたらいつの間にかダートに入っていたり。
九州では、逐一道路地図を確認した方がいいのかも知れない、記憶と道路標識だけで走ると痛い目に遭うかも。


最後に、今回のツーリングで辛かった点を強いて書くとこんな感じ。
逆に最初の一つは許せない。が、後の二つは正直今のままでもいいのかも知れない。あまり便利さを求めすぎてはいけないしね。

○大牟田や荒尾近辺のR208で、やたら煽られたり無意味な追い越しを仕掛けられた。やはり地域性なのか?

○鹿児島の土産なのだが、土産は「外箱のパッケージ」だけを飾るのではなく、「個別の包み紙」も絵をかいて飾ってほしい。土産で配る立場としてはけっこう切実。

○人吉~えびの間の肥薩線山線は、日本三大車窓なんだから、道路にも駅までの標識は出してくれ。地元の人に聞いても迷う道ってのはどうかと思う。途中で非舗装路の分岐しかも標識なしでは困るのよね。

薩摩半島・天草ソロツーリング 2

2015-10-04 23:47:56 | 09 旅・東京
バイク旅であっても、猫を見かけたら時間も忘れて立ち止まることにしている。
今回は、夏に行った青島で見た野生猫と違い、人間に馴れている猫を見かけた。

指宿・村の湯温泉では、猫は人間を怖がらない。成猫と仔猫の二匹がいて、ずっとじゃれ合っている。仔猫に手加減する成猫、いわゆる「尻尾を振って仔猫にじゃれさせる大人猫」をリアルで目撃した。




天草・崎津天主堂でも、漁港の猫は人間に甘えていた。餌をもらえると信じきっているのだろうか。猫どうしの競争激しい青島とは大違いだ。
それにしても、崎津では、猫/マリア様像/教会のコンボが、絵になり過ぎ。それ何てマリみて



崎津でもうひとつ特筆すべきは、とある食堂のちゃんぽん麺。
天主堂近くで配っていた地図の中から、なんとなく食堂を一軒選ぶ。暖簾をくぐっても誰もいない。まず孫が出て来る、孫が親を呼ぶ、その親が母を呼んで、ようやく店が開いていることが分かる(暖簾は出ている)。当然客は自分ひとり。
ちゃんぽんを注文し、待つこと約10分、その間も祖母と孫の会話が厨房から聞こえる。調理が終わる頃には、孫は飽きて家に引っ込んでしまう。客が食べ終わる頃、しばらく家に引っ込んでいた孫が「まだおる?」「あ、いた~」と再び店内に。孫の台詞に恐縮する祖母に「別にいいですよ」と言いつつ食べ終わり、お釣り無しの550円を孫に手渡す。そして頬を緩めてお代を手渡す孫。
…こういうのがいいんだと思っている。ちなみに崎津は数十軒の集落で、たくさんの店が立ち並ぶわけではない。土産物店が3~4店ある程度の小さな観光地だ。


麺といえば、この旅で行こうと決めていた久留米のラーメン店に行ってきた。夜の9時くらいで、家族連れでほぼ満席だった。ラーメンの券は店員のおばちゃんに手渡し。TVでもやってたおでんは、券売機で買った券をおばちゃんに手渡しし、その場で自分ですくい取る。
現在、この丸星ラーメンは店内撮影禁止となっていたので、店外の風景とラーメンだけを撮っておいた。





ところで、天草にはいるかが200匹程棲息しているらしく、天草のフェリー時刻を検索していたら偶然サイトを見つけたので、次の日、勢いでいるかを見に行った。
天草から船が出ていて、島原半島沖に出て行くといるかが見られる。天然で生息のいるかで、九州ではいるかを食べる・捕獲する文化もなければ、いるかに餌をやることもないのだそうだ。



薩摩半島・天草ソロツーリング 1

2015-10-03 14:48:16 | 09 旅・東京
5連休で、九州内を1,100kmほど走った。

今回のツーリングは基本的に偶然ばかりで、実をいうと、行程も走り始めてから決めたくらいだった。
予め決めていたのは「鹿児島&天草諸島に行く」「久留米のラーメン店(ドキュメント72時間)に行く」「連休最終日の午前中に家に戻る」だけ。
一人旅は行き当たりばったりで構わないと、この年になってもそう思っているし(ただし地図は必要。国道や県道以外では確実に迷う)、もし今回見落としている場所があったとしても、それは次回への楽しみと思っておけばいい。
まだ40過ぎだし、生涯であと何回かは来る機会もあるだろう。

今回の行き先は、九州本土の中でも最も遠くで、なかなか行けない場所。博多や別府に比べるとすごく遠く感じる。そのため、今回はなるべく途中の行程(阿蘇や別府)をすっ飛ばして、遠くでゆっくり過ごすようにした。


温泉:
 大分:久住・宝泉寺温泉★★★★
 温泉宿の立寄湯。半露天。入ったのは早朝だったが、湯に浸かる数人は自分以外全員宿泊客のようだ。


 宮崎:霧島・吉田温泉郷★★(※)
 宮崎・鹿児島・熊本の三県境あたりの国道沿い。宮崎県内で一番古いらしい。古い温泉は大好きだけど、清潔感は保ってほしい。


 鹿児島:指宿・村の湯温泉★★★★★(※)
 砂風呂はなんか気恥ずかしかったので、創業100年以上の立寄り温泉へ。最初、中に人がいなかったので、中の様子を写真に収めた。後で知ったが、指宿の温泉では外せないらしい。ちなみに風呂に入っている中、地元の人に知蘭の特攻隊のことを教えてもらい、その足で知る蘭へ向かった。




 鹿児島:吹上温泉:★★★
  鹿児島の北西部(阿久根とか串木野のあたり)。普通の温泉。

 熊本:五和温泉★★★
  丘の上にある、運が良ければ湯船からイルカが見えるという温浴施設。イルカ、ここからは見えなかったが、船に乗って見に行った。

 吉田温泉と指宿の村の湯温泉は、なんと無人で、料金箱が置いているだけだった。


船:長島(鹿児島)~天草(熊本)
 こんな遠くのフェリーは、もう一生乗る機会はないかも知れない。バイクがやたら遠距離でびっくり。半分以上が関東ナンバーで、大阪ナンバーのバイクが普通に感じてしまう。
 鶴翔(阿久根市)高校女子バレー部と出水中央高校(出水市)ブラバン部の各部活。
 バレー部の方が人数が少なく、それもあってかおとなしい。ブラスバンド部は100人以上いたけど、なんか統制取れ過ぎていて気持ちが悪かった、すれ違う度に誰にでも挨拶する高校生って逆に怖いよ。むしろ、船室の一角を陣取ってスマホに興じるバレー部の方が、なんだかほっとする。
 高校生たちの保護者の一人がバイクで乗船していて、話しかけられる。曰く、普段はガラガラだが、朝1は比較的混む上、連休中プラス部活が2つも重なって、車両(半分はトラック)は定員オーバーなのだそうだ。



今日はここまで。次回は、猫、知蘭、いるか、悪路、麺、天草の教会、などなど。