「ぐるくん」のひとりごと

大好きな海のこと、沖縄のこと。 また今関心を持っている韓国語の学習、韓ドラ・レビューなど気ままな雑記

<297> オムニバスドラマ『ラブストーリー』⑦ 不眠症、マニュアル、そしてオレンジジュース

2006年10月31日 | 韓国ドラマ
 1999年~2000年にSBSで放映されたオムニバス・ドラマと銘打ち全8編の短編ドラマ集。

 第7編『不眠症、マニュアル、そしてオレンジジュース』


 これまたタイトルがながっ!!w

 人気漫画家チャン・ギソク役は、『茶母』でニヒルな武官ウォネさんを演じていたクォン・オジュンだ。

 このドラマでは不眠症で、いっつも寝ぐせでグチャグチャ、ボサボサ頭の漫画家を演じていて、精悍さとか渋さとかは全くなく、若いんだかおじさんなのかも微妙w

 最後までむさ苦しさが漂っていたw

 描いてる漫画は似つかぬ恋愛漫画・・・


 お相手は『ミスキムの10億作り』で主演したキム・ヒョンジュ。

 ソーホー(SOHO)のWebデザイナー、ソヨンは何があっても年内中に結婚したと思いつつ、ネットで集めた様々な恋のマニュアルを実践しては恋を実らす事ができずにいた。

 漫画の世界で恋愛をいじくってる男とマニュアル頼みの女のへたくそな恋愛プロセスを恋愛にまつわる格言・名言で締めていくw

 ときめきも涙もな~んもないドラマだったけど、不器用な2人のやり取りと意味深い格言でシニカルな笑いが・・・


 ソヨンは姉の旦那カン・テサンの勤務する睡眠工学研究所で行われる実験に呼ばれ5日間睡眠のデーターを撮るため研究所で夜を過ごす事になる。

 同じくテサンと大学時代からの友人で不眠症に悩んでいるギソンもこの被験者として呼ばれた。

 大手のVIP病室に採用される高級患者ベットのモニターだが、カーテン一枚で仕切られ並んだベットに脳波計などを付けられて寝なくてはならない。

 隣同士になったソヨンとギソン。

 まどろみかけたギソンを襲う猛烈な勢いのキーボードを打つ音・・・思わず声をかけ、反応がないので怒ってカーテンを引くと、そこにはパソコンを打ち込みながら爆睡しているソヨンが・・・

 翌朝、研究所からそれぞれの職場に向かう際、ソヨンに声をかけ自分の車に乗せる。

 車内にあったギソンの漫画本を手に取り「頭から終わりまでストーリーの展開が同じ・・・愛はどれも同じじゃないのに・・・」と作者本人とは知らず、シビアな感想を語るソヨン。

 実際、ギソンは作品作りに苦しんでいるし、大学時代の友人でもあり担当記者でもあるアン・ミランからもマンネリを指摘される。


 二日目の晩、ずいぶんと打ち解けたソヨンは研究所内で目を付けた研究員をギソンに教え「男から見てどう思う?」と尋ねる。

 ソヨンはマニュアルで入手した知識「同行反復法」をギソンに披露する。

 相手に印象を残す為には、同じ行動を繰り返す。

 つまり会った時の行動をパターン化するのだと説明。

 自分の事を恋愛経験が豊富な男と吹聴していたギソン、しきりにうなずき感心してソヨンの講釈に聞き入るw

 ソヨンのためにその研究員に話しかけ情報を集めたギソンは「タバコはいいが、酒を飲まない。 決定的なのはマザコンかも知れないぞ。 30近いのにママって呼ぶw。 ユーモアがわからないし・・・最悪だ。」と評価する。

 ソヨンはソヨンでその情報をファイルに整理しないと考えられないって、慌てるしw


 ぐっすり眠れたギソンはご機嫌。

 おまけにソヨンの話を1年連載の漫画のネタにしようと・・・

 ところが早くもソヨンは研究員とのデートをゲット!!

 ギソンに「これから3段階目・・・この人との共通事項をたくさん作るの!」と耳打ちして行ってしまう。


 3日目の夜、研究所の突然の停電で実験が中止となり、各自自宅に戻される。

 送ろうと車に乗せたソヨンが「外泊できるのに・・・無性に勿体なくて・・・」とつぶやく。

 その視線の先にきらめく派手なネオン!

 「好きなんですか?」

 「上手なの・・・」

 って、鼻血噴出さんばかりのギソンを誘ったのは、ホテルの手前にあるPCバンw

 オンラインゲームでこてんぱんにやられてしまう。

 食事に誘い、ぶりっ子しないソヨンの食べっぷりを気に入るギソン。

 ここでもソヨンはぶりっ子の見分け方を伝授するw

 研究員と見た映画の事を尋ねるが、なぜかソヨンはその事に答えず
 「私って、そんなに欲張りじゃないの・・・」
 「映画みたいに華やかで感情的な愛を望んでない・・・ただ私の電話を待っていてくれる人が欲しいの。」
 「好きな人はみんな他の人が好きなの・・・私って男とは無縁の運命なのね。」

 研究員が自分と映画を見た後、待ち合わせの彼女に紹介したと話すソヨン。

 女が泣く時は場所が大事らしい、こんなしがない場所で泣いたら様にならないと言いつつ泣き出すソヨン。


 ソヨンをモデルに漫画を仕上げるギソン。

 たまたまその漫画を見て、オ・ギソンの正体を知り、怒り心頭に達するソヨン。
 「告訴するわ! プライベート侵害、名誉毀損、著作権違反・・・罪名は山ほどよ。」

 ペテン師と決め付け、全ての通信社、掲示板に詐欺行為の経緯を載せると・・・
 「ネットの怖さを思い知るがいい・・・」

 でも、これがきっかけに誤りに行ったギソンとソヨンの交際が始まるw。


 ある日ソヨンを自宅兼作業所に連れてきて、アシスタントたち(紅一点は『マジック』ダニョン役だったキム・ヒョジンだw)に紹介するが、ギソンがあまりに自分に都合の良い話をするのに、切れたソヨンは怒って帰ってしまう。

 追ってきたギソンは「弟子の前で恥をかかせるのか?」
 「親族の前で男の対面を立ててやる、それが女の基本だろ?」

 この台詞にソヨンは別れを宣言。

 更に「他の女と付き合う前に、練習が必要よ!」と・・・


 不器用な2人のすれ違い・・・



 コンビニで偶然であったソヨンに「お前と別れてから一睡もできなかった。」
 「出会ってから。5年も続いた不眠症が消えた。」と告白。

 そして「次に会う前の実践練習さ。」といきなりキスするギソン。

 ラストは「愛は名言でも説明できない未知の存在だ。」


 ギソンにとってのオレンジジュースは眠気を催す飲み物。
 (実はアシスタントたちが処方された睡眠薬を飲まないギソンを眠らせる為、秘かに仕込んでいたw)

 ソヨンにとっては眠気覚ましの飲み物だった。

 一つの物が全く違う捕らえ方をしている2人の前途はかなりエキサイティングだよね~w



 ① ひまわり
 ② メッセージ
 ③ 遺失物 
 ④ オープンエンディッド
 ⑤ ローズ
 ⑥ ミス・ヒップホップ&ミスター・ロック


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