あなたは 私の心の中に 永遠に

お店の扉を開け
皆様を待つ
よく知る笑顔が
次々に明けましておめでとうございます
と
店内を温かにしてくれる
今年もよろしくお願いします
そんな挨拶を交わしながら
一日が流れる
三が日
そろそろお仕事の始まる方もいらっしゃいますね
気持ちを引き締め
仕事モードに切り替えです
お子さん方はもう少し
お正月ムード楽しんでいることでしょう

少し疲れた胃腸には
そろそろお粥のような優しい食事が恋しくなりますね
野菜たっぷりのメニューのリクエストも
あなたの為に
あなたの笑顔の為に
身体に優しい一皿を
厨房では一日仕込みが繰り広げられております

新春の荷物も動き始めます
鮮度のいいお野菜　魚介類で
皆様のお越しをお待ちしています

そんな中
長いおつきあいをさせていただく方のご家族から
訃報が
あまりに突然で
言葉も出ない
１２月年の瀬に元気な声をお聞きしたばかり
信じられません
その方とは
電話での友人
一度お目にかかり
とても印象に残る素敵な女性
その後新潟で大きな地震が起こり
寒い時期の被災
大きな駐車場を持つその方の家では
ご近所の方も集まって日をお越し暖を取る
備蓄していた食材で炊き出しをされているとのこと
週に１・２度　兄と父が作る豆乳をお届けした
もう大丈夫ですよ
そんな笑顔が戻ったのは少し春の日差しが感じられる頃だった
ご苦労されたことと思いますが
こんな時こそ明るく笑っていないとだめですから
と
こちらが元気づけられるような笑い声を聞かせてくださったSさま
本当に素敵な方でした
あなたと私に流れた時間
あなたとの会話からいただいた気持ちの温かさ
もう
あの声が聞こえないのかと思うと
淋しくてなりません
・・・・
きっと
あなたは多くの方の胸の中に
そして
私の胸の中に永遠に生き続ける
たくさんのありがとうを　
心こめて
あなたへ

―　ほんとうにありがとうございました　―

どうぞ安らかに
あなたから学んだこと
少しでも活かせる私になれるよう
頑張ります
そこから見ていてくださいね
あの明るい笑顔で

心からご冥福をお祈りします

―　ありがとう
　　　　ありがとう
　　　　　　ありがとう
　　　　　　　　ありがとう　　―

大好きな　静子さまへ