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Kite Aerial Photography etc

凧,カイトによる空中撮影等
日々のたわごとも掲載しています。

早凧揚げ

2009年06月07日 23時59分26秒 | 手作凧等 Hand making kite etc

カーボンパイプの端部保護をしました。外径8mmのパイプには 凧友からタイムリーに送られてきた ビニルキャップを使わせてもらいました。(この場をかりまして ありがとうございます)
外径12mmのパイプには 手っ取り早く 鉄パイプ製の椅子の足を保護するキャップを買って来て 保護用の鉄のワッシャーを取り除いて 無理やりはめ込みました。


カーボンパイプはデルタカイトの骨に使う予定ですが なかなかデルタカイトの製作に手が動かないので とりあえず 休眠中だったカラフルバードの斜骨に使ってみました。取り外しができるように 袋状に溶着しました。この時は風が5m程度で強めでしたので 糸目糸だけで カイトが揚がることだけを確認しました。

わたしのニューカイトもどきも 糸目を調整し直して ハイフライに挑戦してみました。

カラフルバードの補修は向かって左の翼は折れた骨に沿って翼面をカッターナイフで切り落としました。右側の翼は 両面テープ接着の翼面をはがしてみると どうにか はがれるので ていねいに はがしました。
左側の翼に骨をセットして 右側も同じになるように翼面を折り込みました。


揚げてみると 右に傾くので とりあえず尻尾でバランスを取って 揚げました。空撮のカメラリグにGPSロガーを付けて 揚げた絵です。

本題の ハイフライですが 今日もクリアーはできませんでした。データの保存方法の関係で 5回の凧揚げが 一連のデータになってしまいました。
左からフレアースレッドカイトで100lbのダクロンラインで揚げましたが 途中で糸が糸巻きに食い込んでいて タイムロスするは 125mくらいで高度が稼げなくなってきたので あきらめました。
次の山も フレアースレッドカイトですが 風も弱く 揚がりそうにないので 降ろしました。
三番目の山は わたしのニューカイトもどきです。これも途中であきらめました。
4番目5番目の山は カラフルバードによる 空撮中の高度ログです。一度降ろして 尻尾を調整して揚げ直しました。
細かな分析は また後日 追記予定です。


<追記です>6/8

出だしの70mくらいまでは いいペースで揚がっていますが 100lbのダクロンラインでは風の抵抗が大きすぎて 無理のようです。横軸の36目盛りが3分ですので 最初のペースで3分間持ちこたえれば クリアーかというところですが 揚げ糸が出れば出るほど 負荷が増しますので ?です。ケプラーラインの20号がどのくらいの引張強度なのか 実験してから 再度挑戦してみます。

ハイフライ

2009年05月31日 22時05分53秒 | 手作凧等 Hand making kite etc

ハイフライ に挑戦してみました。最初はわたしの作った ニューカイトもどきの糸目にGPSロガーを付けて揚げようとしましたが まったく揚がりません。前回の強風時にはカイトは揚がったのですが 今日はカイト自体が揚がりませんでした。
そこで 本家本元のニューカイトに16mの下げ振り糸を付けて そこにGPSロガーをセットして20号のケプラーラインで揚げました。風はいっとき4,5m強でその後地上は弱風状態でした。


0~200mを3分 というのは そんなに簡単では なさそうです。きょうは充電式の単3電池こみで 78gのGPSロガーを揚げなければいけないので 自重とほぼ同重量のハンディを背負っていますので 非常にきびしかったです。

高度146mあたりが すべての糸(約460m)を出し終えた時です。時間にして8分20秒かかっています。重りを背負わされているので 糸を送っても 地上数10mをずーと流れてゆくだけです。たまらず 一旦止めて高度をかせいで また糸を送るという感じです。

右回りに凧揚げの軌跡が描かれています。矢印で示された星印が最高高度到達点です。
今日は この時期にしては めずらしく北西から北北西の風です。
軌跡と最遠端点での高度から計算すると 糸は直線距離で470mありそうです。実際はたるみがありますから もっとありそうです。


GPSロガーを無事回収したときの 画像です。カイトを揚げるときは 糸を送るだけでいいのですが 降ろすのは大変です。約950回以上巻かなければなりません。
糸巻きの芯棒を握っている左腕がだるくて へとへとです。GPSロガーを吊っている写真を撮ればよかったですが そんな余裕は すでにありません。これは1日に1回しか挑戦できません。


<追記です>6/1

時間と高度の関係図を細かく分析してみました。上昇カーブの最も立っているところで 約0.99m/sです。高度146m以上の上昇速度は わたしが糸を巻いているための上昇速度です。200m/3分=平均で1.11m/sの上昇速度が必要です。次はFlare + Sled kite(このカイトも上昇力は抜群です。テイルを小さくすれば真上に揚がってゆくはずです)で挑戦してみましょうかね。

<またまた追記です>6/2

WEBで自由落下運動の計算式を見つけました。上空に向かって落ちると読み替えて カイトだけの重量80gの条件として 88.5秒で88.291m落下する重力加速度Gを逆算しました。

その重力加速度のままで 重量をGPSロガー込みの158gにして 上昇速度を推定しました。
1.4m/sの上昇速度が維持できれば 200m/3分はクリアーできそうですが 速度0からのスタートですので そこが問題です。

高度ログを細かく見てみると 高度125m~133m/5秒では1.6m/sの最高上昇速度が出ていました。糸をずーと送って止めて 高度ログが平行線から上昇に転じた45m~46m/5秒では0.2m/sという場合もあります。


物理公式集 - 高精度計算サイト カシオ計算機のサイトより
HOMEを開くといろんな計算式が載っています。まったく知らない分野もありました。


<さらに追記>6/3

高度ログのテキストを取り出して エクセルソフトでグラフ化しました。横軸は5秒単位です。左縦軸は高度 右縦軸は速度です。+が上昇で-が下降です。

ニューカイト4

2009年05月17日 15時54分19秒 | 手作凧等 Hand making kite etc

2連用のニューカイトもどきの製作です。実に1年ぶりの凧(カイト)の製作です。先ずは 新聞紙に取った型紙(12mmふかしてますけど)に合わせて 0.017mmのゴミ袋のカッティングです。

ずーと以前のフローフォームの残りの赤を出してきて 羽先の溶着です。ポリシートを重ねて セロファンをかぶせた上から 熱で溶着します。黄色のセロファンが下が透けて見えて作業しやすいです。

溶着して 翼の形にカットしたところです。

反対側の翼も シートのカット面を有効利用して 裏返して溶着です。

尾羽と計算ミスしていた くちばしの部分も溶着して 余分なシートを切り取った状態です。

二つ折りにして 合わせてみると ほぼピッタリです。 羽先の部分は目分量で溶着したのですが われながら感心しました。

尾羽にするヒノキ材のセンターを出して 最も誤差の少ないヒノキの角棒を二分割にしました。

今回の骨の貼付けは すべて両面テープにしました。二つの材料を並べておいて 両面テープを貼って 余分な部分を切り落として 真ん中にカッターを入れて カッターを引いてもいいですが より安全なのは材料を引く方法です。

骨に両面テープを貼り終えたところです。翼の骨には2面に貼ってあります。

カーボンソリッドの切断は やすりを直角にあてて廻し削りで切断しました。うまくゆきました。

骨の貼り付けは すべていっしょですが 先端の一部の両面テープをはがしておいて 位置決めして貼り付けて あとは位置がずれないように 少しずつはく離紙をはがしながら しんちょうに貼ってゆきます。翼面は引きつらない程度に引っ張りながら貼ってゆきます。

骨の受けは ストローと強力幅広テープにステープラ(ホチキス)留めです。
この写真を見て気がつきましたが 溶着にむらがあります。あとでちゃんと溶着しました。


こちら側は ちゃんと溶着されています。

骨をセットした状態です。あとは糸目糸だけです。

本家本元と重ねてみますと 少し吹かしたサイズになりましたが 左右のバランスはよさそうです。

<追記>
記事の投稿中に雨が上がって お日様ものぞいてきましたので 急いで糸目糸を付けて 試し揚げに行ってきました。

第一投目は 強風を受けて 手元からなんなく揚がってゆきましたが 横骨のキープが甘く 空中2,30mで黒いカーボンソリッドの骨が飛んでしまいました。ストローをテープで止めていただけでした。飛んで当たり前でした。

この草原(くさはら)に 黒くて細いカーボンソリッドが落ちたということは 半絶望的でした。見つかるまで捜すつもりではいましたが 5~10分くらいで 奇蹟的に見つけることができました。草の中ではなく 水溜りの向こうあたりに2本の骨が2,3mの間隔で落ちていました。カイトは左右からペタンとたたまれて 左の草むらに墜落でした。

今日は やめて帰ろうかと思いましたが 車に帰って 適当な糸をみつくろって 横骨をキープする糸輪を作って 再度 揚げてみました。

1秒後の写真です。風は そうとう強く 普段なら空撮を諦めて帰るような風です。

さらに 1秒後の写真です。糸はケプラーの20号で15mくらいしか出していません。バッサッ バッサッ と煽られて 動画を撮って 即 降ろしました。(WEBで調べてみると 風速7,8mとなっていました。観測地点とは違いますが その程度の風でした)
自作のニューカイト 2009.5.17

飛翔動画
横骨はφ2.5mmです。風に見合った骨にしないと あぶないような状況でした。

あくまで わたしが 製作した ニューカイトもどき(調整中)ですので 勘違いされませんように。

凧の骨

2009年05月15日 23時59分38秒 | 手作凧等 Hand making kite etc

注文していた 長尺物が届きました。2mもんです。

手前から 汎用のカーボンファイバーソリッドのφ1.5 2.0 2.5 と内径6mm外径8mm 内径10mm外径12mmのプルチューン・カーボンパイプと連結パイプです。
重さは 5g 10g 13g 65g 104g/2m です。外径12mmのパイプはちょっと太すぎました。
カーボンパイプの端部はどのように保護したら いいのでしょうか? 衝撃を与えたら割れそうな気がします。