Kite Aerial Photography etc

凧,カイトによる空中撮影等
日々のたわごとも掲載しています。

ハイフライ

2009年05月31日 22時05分53秒 | 手作凧等 Hand making kite etc

ハイフライ に挑戦してみました。最初はわたしの作った ニューカイトもどきの糸目にGPSロガーを付けて揚げようとしましたが まったく揚がりません。前回の強風時にはカイトは揚がったのですが 今日はカイト自体が揚がりませんでした。
そこで 本家本元のニューカイトに16mの下げ振り糸を付けて そこにGPSロガーをセットして20号のケプラーラインで揚げました。風はいっとき4,5m強でその後地上は弱風状態でした。


0~200mを3分 というのは そんなに簡単では なさそうです。きょうは充電式の単3電池こみで 78gのGPSロガーを揚げなければいけないので 自重とほぼ同重量のハンディを背負っていますので 非常にきびしかったです。

高度146mあたりが すべての糸(約460m)を出し終えた時です。時間にして8分20秒かかっています。重りを背負わされているので 糸を送っても 地上数10mをずーと流れてゆくだけです。たまらず 一旦止めて高度をかせいで また糸を送るという感じです。

右回りに凧揚げの軌跡が描かれています。矢印で示された星印が最高高度到達点です。
今日は この時期にしては めずらしく北西から北北西の風です。
軌跡と最遠端点での高度から計算すると 糸は直線距離で470mありそうです。実際はたるみがありますから もっとありそうです。


GPSロガーを無事回収したときの 画像です。カイトを揚げるときは 糸を送るだけでいいのですが 降ろすのは大変です。約950回以上巻かなければなりません。
糸巻きの芯棒を握っている左腕がだるくて へとへとです。GPSロガーを吊っている写真を撮ればよかったですが そんな余裕は すでにありません。これは1日に1回しか挑戦できません。


<追記です>6/1

時間と高度の関係図を細かく分析してみました。上昇カーブの最も立っているところで 約0.99m/sです。高度146m以上の上昇速度は わたしが糸を巻いているための上昇速度です。200m/3分=平均で1.11m/sの上昇速度が必要です。次はFlare + Sled kite(このカイトも上昇力は抜群です。テイルを小さくすれば真上に揚がってゆくはずです)で挑戦してみましょうかね。

<またまた追記です>6/2

WEBで自由落下運動の計算式を見つけました。上空に向かって落ちると読み替えて カイトだけの重量80gの条件として 88.5秒で88.291m落下する重力加速度Gを逆算しました。

その重力加速度のままで 重量をGPSロガー込みの158gにして 上昇速度を推定しました。
1.4m/sの上昇速度が維持できれば 200m/3分はクリアーできそうですが 速度0からのスタートですので そこが問題です。

高度ログを細かく見てみると 高度125m~133m/5秒では1.6m/sの最高上昇速度が出ていました。糸をずーと送って止めて 高度ログが平行線から上昇に転じた45m~46m/5秒では0.2m/sという場合もあります。


物理公式集 - 高精度計算サイト カシオ計算機のサイトより
HOMEを開くといろんな計算式が載っています。まったく知らない分野もありました。


<さらに追記>6/3

高度ログのテキストを取り出して エクセルソフトでグラフ化しました。横軸は5秒単位です。左縦軸は高度 右縦軸は速度です。+が上昇で-が下降です。

凧揚げ

2009年05月30日 21時39分30秒 | 凧による空中撮影等
<先頭に追記です>

最初にカイトを捕らえた時です。

4秒後の画像です。

さらに 1秒後の画像です。(オートブラケット撮影です)



息子たちが 結婚しますのあいさつに来たので その後凧揚げに行きました。

今日は 風が5m弱で結構引きが期待できるので 1.8m幅のダブルスレッドを揚げました。
いつもお会いするラジコンヘリの方も声を掛けてくださいました。GPSロガーをお持ちだそうで 今度使ってみるとのことでした。


引く力は どのくらいか ということで ばねばかりで計ってみましたら 3~4kgくらいでした。
感覚では倍くらいに感じますが 実際は そうでもありません。


プーリー(滑車)を使って ダブルスレッドカイトを降ろしています。

本日のダブルスレッドの高度ログです。中風でロガーが揺さぶられたせいか 凧揚げ中のログは5分間隔くらいになっていました。

軌跡情報も飛び飛びです。

GPSロガー揚げ

2009年05月23日 22時25分56秒 | 空撮機材 parts

GPSロガーの車載は 後部ウインドウーの下にしました。運転の支障になりません。

いつもの五日市港沖への軌跡です。

凧揚げ中の軌跡です。南南西から南西の風です。超微風でした。

六角凧の300mの糸出しをしました。

糸目糸の付け根に吊り下げました。

こんな感じです。市販の単三乾電池とストラップ込みで 71g です。六角にとっては ないに等しい軽さです。

経過時間と高度の関係図です。中央の山が凧揚げ中です。糸を送ったら少し高度が下がって また揚がるを繰り返しています。頂上手前の大きな谷は 風が弱くなって高度が下がった時です。その後 降ろすために糸を引いたので高度が回復しています。山を降りる寸前のだらだらは 写真撮影していた時です。その後の水平線は地上での糸巻き中です。

これは 移動距離と高度の関係図です。前後の車での移動中の高度はばらばらですが 凧揚げ中は10m以内の精度はありそうです。本日の最高高度は185mくらいでしょうか。