でーさんのきまぐれ日記

特にテーマはありませんが色々と書きたいと思います!

2010年3月東京旅行・アサヒビール株主総会編

2010年04月02日 00時23分18秒 | 
アサヒビールの株主総会は以前から出席したいとは思っていたが、今年の株主総会の開催は週末の金曜日だったので会社を休んで行く事が出来ました。

成田空港から上野まで戻った後(前回の記事)は、株主総会会場のホテルニューオータニへ向かいました。
上野からJRで最寄駅の四ツ谷に向かう時、人身事故で総武線普通と中央線快速のダイヤが乱れており会場に着いたのが総会が始まる20分前でした。

  

開催日時:3月26日(金) 13時より
総会会場:ホテルニューオータニ(ザ・メイン宴会場階 鶴の間) 
総会の内容:13時開始  荻田社長の挨拶、議事進行の説明など
        13時05分 営業報告(スクリーンで)
                長期ビジョン及び中期経営計画についての説明
                環境の取り組みの説明
        13時35分 質疑応答
        15時10分 質疑応答打ち切り・採決
                総会終了

ここの株主総会に出席したのは初めてだったが、出席している株主を見てみると高齢者が多かった。たまに私の同年代の感じの人や若い女性、サラリーマン風の方も見かけました。
出席株主数について会場内を見た感じでは千人(※注)は超えていたと思われ第二会場も用意されていました。
※注 出席株主数は会社公式HPで2,551名と発表されています

議事進行は議長である荻田社長で、初めて社長を見たが人の良さそうな感じの方でした。

質疑応答はくだらん事を長々と喋べる爺さんやパラオのCMを流す爺さんがいたが、議長は止めることもなく気を長く聞いていました。毎年、関西の鉄道会社には行っているがそこでは間違えなく議長が注意したり、他の株主から野次が飛んでいた事でしょう。
何処の会社の株主総会でも言える事ですが、質問者が多数いるのでくだらん事を長々と喋るのを控えて要点だけを言って欲しいものである。(長く喋っていた爺さんは後のほうで野次が少し飛んでいた)

質疑応答では会社側は株主の質問に対し丁寧に回答しており好印象でした。
総会の最後に荻田社長、泉谷専務取締役がそれぞれ会長と社長の昇格し所信表明をしていたが力強いものがあり、これからもこの会社を期待し応援したいと思った。


質疑応答の内容
※表現の違いや聞き間違いがあるかもしれませんがお許しください。

Q:カゴメとの取り組みについて
A:カゴメ株を10%取得している。年間30億円の付加価値、コストダウンしている。カゴメとのコラボ商品について今後も研究していきたい。

Q:海外で採算はあっているのか?
A:現地の卸に買い取ってもらうので採算はあっている

Q:ビールで特保はとれないのか?
A:ビールは法律的に特保は無理である。特保はアサヒ飲料で3種類、アサヒフードアンドヘルスケアで1種類ある。

Q:買収防衛策の独立委員会の勧告について
A:独立委員会は任意機関である。法的には取締役会の決議が必要である。

Q:海外事業について
A:前期は売り上げが822億円あり全体の5%である。利益の出ている所と出ていない所があるがオーストラリアのSCHWEPPES社は売上が伸びており、中国の青島ビールはのれん代を差し引いても利益が出る。

Q:買収防衛策はいらないのではないのか?
A:敵対的買収について現在の法律では不備があるため更新する。また株主のためでもある。

Q:配当について
A:当面は配当性向20%としていく。国内酒類事業について縮小しているので安定的に継続していく。また自己資本を充実させる。

Q:退職給付金について
A:37億円積立不足している。一括で処理している会社もあるが当社は引当てしているので心配する必要はない。

Q:大株主の第一生命の上場について
A:取引関係でリスクはない。当社は保険の大口取引先でもある。長期資金の調達先であり資金を供給してもらっている。今後も安定的に当社を支援してもらう。

質疑応答について他にもありましたがこれ位にしておきます。


株主総会終了後は同じホテルの別の会場で株主様フォーラムがありました。
テーマとしてCSR(企業の社会的責任)活動、グループの商品展示、国際事業への取り組みについて紹介してありました。

CSR活動について、自社の保有林のアサヒの森の紹介や環境の取組み、地域貢献活動、メセナ活動などCSR活動に紹介されていました。

グループの商品展示について、アサヒビールの酒類をはじめアサヒ飲料、エルビーなどのグループ各社の商品を紹介されていました。アサヒ飲料では十六茶や三ツ矢サイダーの事を社員さんに聞いた。今回、上京するときに利用した駅売店や自宅近くのコンビニに十六茶が置いてないので、折角の機会なので置いてもらえる様注文をつけておきました。

国際事業への取組みとしてアジア・オセアニア地域を中心とした国際事業について紹介してあり、色々な国のスーパードライも置いてあった。国際事業は中国に力をいれているのか中国関係のスペースが多かった。

中国・韓国飲料事業では中国の康師傅飲品控股有限公司と韓国のヘテ飲料が紹介されておりそれぞれ中国人と韓国人の女性社員の方が対応されていました。
中国の康師傅飲品控股有限公司はアサヒビールの出資が40%で国内シェアーが二位であるが、お茶関係の飲料だけでみると国内シェアーは50%でトップらしい。社員さんと話をしてみたがお茶は緑茶、ウーロン茶、ジャスミンティなどがあるが全て砂糖が入っており、その中でも緑茶が売れているとの事でした。販売促進としてキャップに当りが出るともう一本貰えるというキャンペーンをしたそうで当たる確立は3本のうち2本が当りで、キャンペーン期間中は売上が伸びたそうです。対象商品はラベルに明記してありました。この会社の工場は50ヶ所近くあるそうです。

韓国のヘテ飲料は国内シェアーはロッテ、コカコーラに次いで3位だそうです。ここでも社員さんと話をしてみましたが缶コーヒはネスレブランドを製造販売しているそうです。缶コーヒーや炭酸飲料、果汁のジュース、スポーツ飲料など色々と種類があるが飲料水はよく売れているとの事で販売促進に有名人を起用しておりラベルにも印刷してありました。日本国内で見かけないが、子供用の飲料としてラムネの容器を短くした様な容器の先端におまけがついている飲料もありました。

中国農業事業も紹介されており、中国で牛乳や野菜を作っている会社が紹介されていましたが会社名を控えるのを忘れていました。ここでは横にいた人の会話を聞いていましたが中国側からアサヒビールへ話しがきたそうです。この会社では食の安全性を強調し富裕層向けに販売しているとの事です。



株主総会後、お土産を貰いましたが中身はスーパードライ缶2本、十六茶ペットボトル1本、お箸でした。

今回、株主総会とフォーラムに参加しましたが役員以下社員は生き生きしておりフォーラムでは社員の意気込みも感じられ、今後も会社発展に期待できると思いました。
株主様フォーラムでは役員や社員と話しができるが私の勉強不足であまり話しする事ができなかった。次回、参加する時にはもう少し勉強して色々と社員の方々と話しができればと思いました。