宝満山研究会(山岳宗教遺跡の保全と研究)

大宰府の北東に聳える宝満山の歴史的価値を掘り起こし、山の保全を考える会です。

第28回宝満山峰入り

2009-05-10 | Weblog

本日平成21年5月10日午前9時より
宝満山において宝満山修験会による
峰入りの行がおこなわれました。


行者、一般参加者含めて総勢約100名が
竈門神社下宮で入峰の安全を祈願した後に
そろって山中へと分け入りました。


途中、一の鳥居では先達と新客による
「入峰問答」が繰り広げられ、
続いて宝弓の儀、宝剣の儀、法螺の儀がおこなわれ、
修験道のなんたるかを垣間見ることができました。


一行は約2時間半をかけて中宮からゆっくり女道を経て
旧坊中の東院谷にある座主坊跡(現キャンプ場)に到着。
昼食をとって森弘子さんの解説をうかがうことができました。


続く・・・


追伸

マスコミ取材があって、番組の放映があります。
ケーブルステーション福岡
QテレTime
「宝満山峰入り」
初回放送
5/10
1回目 19:00~19:30
2回目 23:00~23:30
5/11
3回目 3:00~3:30
4回目 7:00~7:30
5回目 11:00~11:30
最終放送 15:00~15:30
http://www.csf.ne.jp/~housou/10ch.htm

また、TNCテレビ西日本さんの18:00過ぎの
スパーニュース枠で宝満関係の報道が
5/11ないし5/12に予定されているそうです。

入峰潅頂

2009-05-09 | Weblog

明日の峰入りでは峰入りの最後の山頂での礼拝後に
新参の行者さん(新客という)が
複数いらっしゃるため特別に先達さんが
新客に対して入峰潅頂という儀式をおこなうそうです。
大南窟でおこなわれるという話もあり、
そうであれば久しく絶えていた旧来の峰業の
由緒ある場所での儀式となります。

5月10日宝満山の峰入りに参加しませんか?

2009-05-07 | Weblog

2009-04-19の記事でご紹介しましたように
宝満山での峰入りの行事の見学を企画しております。
宝満山25坊の末裔の方々で結成された
宝満山修験会による修験道の重要行事であり、
宝満での夏山の本格的なシーズン入りを
意識させる大事な行事です。
ふもとの竈門神社境内から元宝満(仏頂山)までの登山中に
修験道による入山の問答などの入峰儀礼を
まじかで見ることができます。
また、山頂まで参加した方には
護符ともなる「入峰証」札が
竈門神社より配られます。


本会では前回19回の例会で尾登さんより
ビデオ取材のノウハウをレクチャーいただきましたので、
この行事を取材してみよう、という声もあがっているようです。
いかがでしょうか?

行事の詳細は以下のとおり

日 時 平成21年5月10日(日)午前9時 ~
場 所 竈門神社集合
コース 竈門神社→一の鳥居(入峰作法)中宮→女道→
キャンプセンター(昼食)→元宝満心蓮上人祠→上宮(解散)
準備品 お弁当・お茶等は各自御持参下さい
服 装 軽登山の準備
下 山 午後2時頃 上宮(解散)
参照;竈門神社HP
http://www.dazaifutenmangu.or.jp/kamado/events.htm#nyuho

行事の進行次第は以下に挙げる昨年の
本ブログ記事をご参照ください。
2008-05-08
2008-05-11
2008-05-12

宝満山登山口の「なんじゃもんじゃ」

2009-05-02 | Weblog



宝満山登山口(内山口)になっている太宰府三条の
県道沿いに咲き誇る「なんじゃもんじゃ」の華。
今年はなかなかみごとな満開状態が長く続いています。
「ヒトツバタゴ」が正式名称。中国華南原産でモクセイ科。
対馬鰐浦周辺の原生林はこの時期は降雪したような景色となり、
水面に映えて「海照らし」ともいうそうです。
樹齢によるのか若葉と一緒に咲くものと
写真のように花だけ先に咲く木とがあるよう。

宮崎県諸塚山のアケボノツツジ

2009-05-01 | Weblog



大型連休いかがお過ごしでしょうか。
会友の方から頂き物の画像です。
宮崎の諸塚山に咲き乱れる
アケボノツツジの様子です。
1200mの高山に咲くピンクの花。
とてもつつじ科のものとは思えない
かなりの大きさの幹のようです。
花も大きく若葉は発生しておらず
見ごたえのあるすばらしい木です。

あるHPには
「諸塚山は六峰街道中程にある1342.5mの山です。
古くから大白山、大伯山、諸羽の山、諸塚山
の名前があり現在は山頂に多くの塚がある事から
諸塚山の名称で周辺住民ご信仰の山として
崇められています。」とあります。
(http://www.gurunet-miyazaki.com/kankouti/kenhoku/morotukayama/morotukayama.htm)
山頂に墓というのはとても興味があるところです。
しばしば経塚の形成後にそれに結縁してか
その周辺に墳墓が形成されることがあります。
脊振山頂経塚が典型例ですが・・・

さあ、連休後半、どこに登りますか?