Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2007年10月20日(土)六甲・キャッスルウォールで秋を満喫

2007年10月24日 | クライミングの記録
沢登りのシーズンが終わり、いよいよ基礎技術を固める季節。
プロ野球なら秋期キャンプである。手ごろな六甲・キャッスルウォールで
初心者を含め大挙して押しかけた。

今日は、エイトノットや懸垂下降から教える段階の初心者(初級者)
だけでも4人。
チョイ悪M居氏、みのりん、キッシー氏と、永遠の初心者・宇宙人I村氏だ。
経験者はMr.Dash、元気者ふみちゃん、N尾くん、G嬢、
エレガントF原さん、ポチK本さん。
ともちゃんは、指の負傷と、乗馬中に馬から落ちて落馬して腰を打ったため、
今日は「口だけ」の参加だ。

こちらの方が到着は早かったが、別の10人程度の熟年パーティと混在。
狭いキャッスルにザイルが4本も張られて窮屈なこと。
昼に、彼らはブラックフェースに引っ越していって、やっと自由な登攀が
可能になった。

Mr.Dashが登山靴でリードしてトップロープを張る。一応、これで
ゆるゆるビレイをして、N尾クンが別のザイルを持って「擬似リード」体験。
それでも、結構緊張したようだ。リードのスリルは本物やから。

それにしても、初心者が意欲的に活躍した。
沢登りは少々経験があるが、ここまでの高度がある岩場は初めてという
チョイ悪M居氏、

微妙なホールドを、足を入れ替えて対処、見事に登りきった。
懸垂下降も、いきなり30mの下降を敢行!

Mっ気キッシー氏はレンジャーさながらの高速懸垂下降。
彼はすっかりコツをつかんだ模様。
エレガントF原さんの妹、みのりんは、本当に今日がクライミング初体験。
にもかかわらず、ファイトあふれる登りっぷり。物静かなキャラからは
想像できない。

それにしても姉妹で山にのめりこんで、親が泣くゾ、と言ったら、
ほぼ彼女らの父親世代であるチョイ悪M居氏、「ボクだたら娘には、
こんな危険なことは絶対にさせない!」とのたまう。
もう、自分は嬉々としてやってるのにね。ご家族が知ったら泣かれるかも!

進境著しいポチK本さんは、自分だけの動作ならばかなり余裕が出てきた。
いよいよ、他人をフォローすることを学ぶ段階か。
永遠の初心者・宇宙人I村氏の小滑落はあったが、シビアなケガなく
ホッとする。
N尾くんには、撤収時のダブルザイルによる回収もトライしてもらい、
彼も手応えを得た様子。


このようにメンバーのレベルアップは確かに実感できるものだったが、
しかし、初歩的ミスは数えれば限りなく出現した。
Mr.Dashはたまりかね、最後にミーティング。野村監督みたい。

ブログでは、さすがら名指しはしないが、下記の課題があった。

・セルフビレイをとる順序 … 自分のメインカラビナへの固定が原則、先。
 カラビナ&シュリンゲをもし落としたら、どうすんの?
・セルフビレイをとった際のカラビナの向き … ゲートが外れないように、
 クルッと反転させよう。
・セルフビレイは、メインザイルと交錯しないように考えてとろう。

・トップロープの固定 … ザイルを垂らす角度を考えて、シュリンゲの
 長さ・角度を調整しよう。
・メインザイルは岩角に接しないようにね。異なるザイル同士がこすれたり、
 交差しないように。
・カラビナは決して「横向き」に固定しないこと!

・極力、迅速に行動しよう(遅いのは、体力・腕力の浪費に直結)
・レスキューに当たっては、レスキュー者自身の安全を考慮し、
 かつ、装備を浪費しないですむ方法を考えよう。

・滑落時に、プルージックの結び目を絶対に握らないように。
 指のやけどだけで済んで幸いだった。
・横の体重移動をマスターし、腕で登らず、脚で登ろう。
・懸垂下降は、岩面と身体を垂直に。膝は必要以上に曲げないように。
・リングやハーケンを直接、指でつかまない。(指がちぎれる!)

・行動する前に、互いのコミュニケーションをとろう。
・コールは短い言葉で、文節ごとに区切ろう。
 (連続した文章は、聞き取れない)
・ハーネスのベルトは、しっかり「返し」をはめておこう。(怖かった!)

以上、基本は大切です。

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