![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/71/0aaa562d5db97cbadec4993d5a729689.jpg)
■メイン写真
滝壺の砂で杉を磨き、美しい光沢の「磨き丸太」を作ったという菩提滝
■今回のコース
菩提道バス停→菩提ノ滝→沢ノ池→仏栗峠→沢山→上ノ水峠→赤尾山(P491)→
西沢山(P515)→仏栗峠→沢ノ池→上ノ水峠直下の三差路→千束→鷹峯源光庵前バス停
※詳細な解説が入った下見時の記録は、「ここをクリック」!!
ようやく朝夕は少し過ごしやすくなった。
秋晴れのこの日、「のんびり登山教室」で、山城三十山の沢山に出かけた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/12/097d89a51c192199e47987f631526cb5.jpg)
中川の集落は、"北山杉"発祥の地。京都駅からJRバスで約1時間かかる。
清滝川の清流添いの、のどかな場所だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/3c/4d85173723a89c18442f6707c32df743.jpg)
バス停から少し戻り、東海自然歩道の分岐で、池ノ谷添いの林道に入る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/bc/48ad98260dc1810fa7e9082534c85e9c.jpg)
しばらく進むと、菩提滝へ下りる脇道がある。
この道は、かつては整備された遊歩道だったが、水害で荒れ果てている。
今では遊歩道が水没し、石をつたって迂回する箇所も。
このすぐ上の階段は、まるごと崩壊している。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/8f/d335b9912ea0be83d6b94844e98cdcac.jpg)
菩提滝。左の岩屋にお不動さんがいらっしゃる。ひんやりした風が吹いてくる。
昔、この滝で撮れた砂で北山杉を磨き、美しい光沢の「磨き丸太」として
京の町に出荷したという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/ae/1b9a9adf35c76976b85bc110881e1ae3.jpg)
元の林道に戻り、女滝を観る。2段8mほどだろうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/77/f24a1b79e935bbd92c8cb0e3e46b2569.jpg)
菩提滝の真上にあたるところに、役行者像がある。
こんなところにも修験道の勢力が!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/49/67b32de525d9c1c275a8a4d8d77125a2.jpg)
路傍にヤマジノホトトギスが咲く。
花が少なくなるこの季節に、貴重な存在だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/10/16d435fb74a675c632b184d561f3d682.jpg)
Y字分岐を右へ進み、美しい沢ノ池へ。
江戸時代後半に作られた池で、畔から古い寺院の遺構も出ている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/c6/0dc322fd81d277f9a9b09fb40f6d4f79.jpg)
西側の稜線などを見ながら、地図と照らし合わせて、地形図の読み方の
基本をレクチャー。
うん。まずは、今いる場所が尾根か谷かの判断がつくようにしよう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/9e/79fba0dcef272839a9e02eeb3860a7fc.jpg)
きれいな風景に出会うと、キモチがよくなる!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/01/375d5e83bcd1ee216e16cc108ea15a46.jpg)
池の中ほどに、絶景ポイントがある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/7f/0d2d0e8e456a746fee3492abdb7c76c6.jpg)
ここでコナラの木陰に入って、ゆっくりランチタイム。
時間がゆったり過ぎる。昼寝でもしたい感じ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/89/d3c13eaa5ce800132843d2487d4b35b3.jpg)
このあたりに多いウリカエデの赤く実が印象的だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/f5/494b704b1001623b56c95853fbdbcc04.jpg)
すぐ南にある、仏栗峠。
ここで京都一周トレイルに一瞬、合流するが、我々はすぐに沢山への
尾根道に入る。ちょっとややこしい場所かな?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/56/c409bac0535b0999f3b482f695b994e5.jpg)
本日最大の急登、といっても、ほんのちょっとの間。
このあたりは、なんとなる明るい雰囲気の雑木林だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/ad/fc01db83b369212be01c2d05228f01e9.jpg)
桃山分岐の小ピークで左に進むと、ほどなく沢山の山頂に到着。
二等三角点がある。眺めがないのは残念至極。
山城三十山ハンターにとっては、1座ゲットの瞬間だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/8e/ca218cbd9251fbdff23a088e7206f286.jpg)
地蔵の分岐(京都トレイル77番)で、ツルリンドウが咲いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/6e/2380a4f160ff42a4b1cb1e68841daaeb.jpg)
お地蔵さまにあいさつ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/59/4f6ee4f2dbf9df285cfb8490857dd7a5.jpg)
少し下りたススキの薮の中に、なんとナンバンギセルが咲いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/13/dfb3836e312ee8619e27fbf3a7061bb1.jpg)
京都市内のビューポイントを通る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/15/fa38f2e6fed27dbd40819e3c9dc538dc.jpg)
次の分岐で、謎が広がる。
じつは、上ノ水峠の位置が、昭文社の登山地図、ヤマケイ分県登山ガイド旧版、
そして現地看板の全てで異なっているのである。
しかも、この看板では、現在地は四つ辻になっているはずだが、実際には
三差路になっている。うーむ。。。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/55/3fc24f1b74b2b0356d27cac56565dc04.jpg)
ま、とにかく下山路だけは明白なので、コケが生えた柵に沿って下る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/e0/8ad1873b91ba14084aec7de825cf575f.jpg)
登山道は水が激しく流れた痕がみられたが、そこにサワガニ君も散歩していた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/be/e217949892da0216bd24ee3026987312.jpg)
坂尻に出る。地蔵堂のきれいな手水で手を洗う。冷たくって気持ちいい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/17/08520b4f1b8621c84bbcc13d2dab4eb3.jpg)
林道沿いに、初秋を彩るシュウカイドウが咲いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/a8/f507fb20e4a573b523be9eb55a2229e8.jpg)
ゲンノショウコ(ピンク)。人の名前じゃないよ。根や茎を煎じて、
胃腸薬にしたという。本当に効くことから、漢字で「現の証拠」。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/3a/5a0e95aba6b6bc44e1ce3653d2e8904f.jpg)
ゲンノショウコ(白)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/e8/d8aa4c765a7b1c7af19088dd6420299e.jpg)
千束坂を登れば、ゴールの鷹峯に着く。
この日、最大の坂ではないかとの冗談も。
鷹峯は、江戸時代序盤の1615年(元和元年)に、本阿弥光悦が徳川家康から
拝領した地。
光悦を慕って、芸術家や豪商も移り住み、芸術・文化の一大拠点となった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/2d/fbb0f4737f2280b974ffb56135a10c17.jpg)
鷹峯には光悦寺のほか、源光庵も有名。
徳川家康の家臣・鳥居元忠が、石田三成の伏見城攻めで自刃した跡である
「血天井」と、丸窓で知られる。
このすぐ横にあるバス停で解散。コンパクトな、いい山旅だった。
※初心者から楽しめる遊山トレッキングサービスの登山教室は、「ここをクリック」!!
滝壺の砂で杉を磨き、美しい光沢の「磨き丸太」を作ったという菩提滝
■今回のコース
菩提道バス停→菩提ノ滝→沢ノ池→仏栗峠→沢山→上ノ水峠→赤尾山(P491)→
西沢山(P515)→仏栗峠→沢ノ池→上ノ水峠直下の三差路→千束→鷹峯源光庵前バス停
※詳細な解説が入った下見時の記録は、「ここをクリック」!!
ようやく朝夕は少し過ごしやすくなった。
秋晴れのこの日、「のんびり登山教室」で、山城三十山の沢山に出かけた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/12/097d89a51c192199e47987f631526cb5.jpg)
中川の集落は、"北山杉"発祥の地。京都駅からJRバスで約1時間かかる。
清滝川の清流添いの、のどかな場所だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/3c/4d85173723a89c18442f6707c32df743.jpg)
バス停から少し戻り、東海自然歩道の分岐で、池ノ谷添いの林道に入る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/bc/48ad98260dc1810fa7e9082534c85e9c.jpg)
しばらく進むと、菩提滝へ下りる脇道がある。
この道は、かつては整備された遊歩道だったが、水害で荒れ果てている。
今では遊歩道が水没し、石をつたって迂回する箇所も。
このすぐ上の階段は、まるごと崩壊している。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/8f/d335b9912ea0be83d6b94844e98cdcac.jpg)
菩提滝。左の岩屋にお不動さんがいらっしゃる。ひんやりした風が吹いてくる。
昔、この滝で撮れた砂で北山杉を磨き、美しい光沢の「磨き丸太」として
京の町に出荷したという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/ae/1b9a9adf35c76976b85bc110881e1ae3.jpg)
元の林道に戻り、女滝を観る。2段8mほどだろうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/77/f24a1b79e935bbd92c8cb0e3e46b2569.jpg)
菩提滝の真上にあたるところに、役行者像がある。
こんなところにも修験道の勢力が!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/49/67b32de525d9c1c275a8a4d8d77125a2.jpg)
路傍にヤマジノホトトギスが咲く。
花が少なくなるこの季節に、貴重な存在だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/10/16d435fb74a675c632b184d561f3d682.jpg)
Y字分岐を右へ進み、美しい沢ノ池へ。
江戸時代後半に作られた池で、畔から古い寺院の遺構も出ている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/c6/0dc322fd81d277f9a9b09fb40f6d4f79.jpg)
西側の稜線などを見ながら、地図と照らし合わせて、地形図の読み方の
基本をレクチャー。
うん。まずは、今いる場所が尾根か谷かの判断がつくようにしよう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/9e/79fba0dcef272839a9e02eeb3860a7fc.jpg)
きれいな風景に出会うと、キモチがよくなる!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/01/375d5e83bcd1ee216e16cc108ea15a46.jpg)
池の中ほどに、絶景ポイントがある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/7f/0d2d0e8e456a746fee3492abdb7c76c6.jpg)
ここでコナラの木陰に入って、ゆっくりランチタイム。
時間がゆったり過ぎる。昼寝でもしたい感じ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/89/d3c13eaa5ce800132843d2487d4b35b3.jpg)
このあたりに多いウリカエデの赤く実が印象的だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/f5/494b704b1001623b56c95853fbdbcc04.jpg)
すぐ南にある、仏栗峠。
ここで京都一周トレイルに一瞬、合流するが、我々はすぐに沢山への
尾根道に入る。ちょっとややこしい場所かな?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/56/c409bac0535b0999f3b482f695b994e5.jpg)
本日最大の急登、といっても、ほんのちょっとの間。
このあたりは、なんとなる明るい雰囲気の雑木林だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/ad/fc01db83b369212be01c2d05228f01e9.jpg)
桃山分岐の小ピークで左に進むと、ほどなく沢山の山頂に到着。
二等三角点がある。眺めがないのは残念至極。
山城三十山ハンターにとっては、1座ゲットの瞬間だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/8e/ca218cbd9251fbdff23a088e7206f286.jpg)
地蔵の分岐(京都トレイル77番)で、ツルリンドウが咲いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/6e/2380a4f160ff42a4b1cb1e68841daaeb.jpg)
お地蔵さまにあいさつ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/59/4f6ee4f2dbf9df285cfb8490857dd7a5.jpg)
少し下りたススキの薮の中に、なんとナンバンギセルが咲いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/13/dfb3836e312ee8619e27fbf3a7061bb1.jpg)
京都市内のビューポイントを通る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/15/fa38f2e6fed27dbd40819e3c9dc538dc.jpg)
次の分岐で、謎が広がる。
じつは、上ノ水峠の位置が、昭文社の登山地図、ヤマケイ分県登山ガイド旧版、
そして現地看板の全てで異なっているのである。
しかも、この看板では、現在地は四つ辻になっているはずだが、実際には
三差路になっている。うーむ。。。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/55/3fc24f1b74b2b0356d27cac56565dc04.jpg)
ま、とにかく下山路だけは明白なので、コケが生えた柵に沿って下る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/e0/8ad1873b91ba14084aec7de825cf575f.jpg)
登山道は水が激しく流れた痕がみられたが、そこにサワガニ君も散歩していた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/be/e217949892da0216bd24ee3026987312.jpg)
坂尻に出る。地蔵堂のきれいな手水で手を洗う。冷たくって気持ちいい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/17/08520b4f1b8621c84bbcc13d2dab4eb3.jpg)
林道沿いに、初秋を彩るシュウカイドウが咲いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/a8/f507fb20e4a573b523be9eb55a2229e8.jpg)
ゲンノショウコ(ピンク)。人の名前じゃないよ。根や茎を煎じて、
胃腸薬にしたという。本当に効くことから、漢字で「現の証拠」。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/3a/5a0e95aba6b6bc44e1ce3653d2e8904f.jpg)
ゲンノショウコ(白)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/e8/d8aa4c765a7b1c7af19088dd6420299e.jpg)
千束坂を登れば、ゴールの鷹峯に着く。
この日、最大の坂ではないかとの冗談も。
鷹峯は、江戸時代序盤の1615年(元和元年)に、本阿弥光悦が徳川家康から
拝領した地。
光悦を慕って、芸術家や豪商も移り住み、芸術・文化の一大拠点となった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/2d/fbb0f4737f2280b974ffb56135a10c17.jpg)
鷹峯には光悦寺のほか、源光庵も有名。
徳川家康の家臣・鳥居元忠が、石田三成の伏見城攻めで自刃した跡である
「血天井」と、丸窓で知られる。
このすぐ横にあるバス停で解散。コンパクトな、いい山旅だった。
※初心者から楽しめる遊山トレッキングサービスの登山教室は、「ここをクリック」!!