Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2016年4月20日(水) 猪ノ鼻ヶ岳の一般登山道は伐採で立入禁止、鎌掛谷シャクナゲは見頃 へ

2016年04月28日 | 山登りの記録
■メイン写真
鎌掛谷のシャクナゲは、早くも見頃を迎えようとしていた


■今回のコース
音羽城跡駐車場→音羽城跡→日溪溜脇の林道→土山町方面へ→砥山方面への
林道に合流→猪ノ鼻ヶ岳→(元の道を戻る)→音羽城跡駐車場⇒鎌掛谷「森の家」駐車場⇒
遊歩道入口駐車スペース→遊歩道(シャクナゲ群落)→鎌掛谷「森の家」駐車場⇒
正法寺(藤の寺)


登山教室の下見で、久しぶりに鎌掛谷にやってきた。

鎌掛峠で単独の登山者が引き返してくるのを見かけ、声をかけたら、
猪ノ鼻ヶ岳の一般登山道は、山主さんが伐採工事をしておられ立入禁止になっている
とのこと。入口に表示も掲げてあった。

なんとか別ルートで猪ノ鼻ヶ岳に登れないかと、あがいてみることにした。



まずは音羽城跡へ。
まだヤエザクラが咲いていてくれた。



公園のトリムで思わず遊んでしまう。こら、下見はどうした!



音羽城跡は、広々とした公園になっている。
かつて近江と伊勢を結ぶ山越えの伊勢路のひとつ「仁正寺越え」という交通の要衝に
あった堅牢な山城。応仁の乱の頃に、蒲生氏中興の祖・貞秀が築城した。
1522年に蒲生氏の家督争いが起き、音羽城は廃城となった。



井戸跡(写真)や、曲輪跡、抜穴跡などが残っている。

地形図をにらめっこしながら、通行禁止の箇所を避けて行けそうなルートを考える。
日溪溜脇の林業用の作業道を沢に沿って遡ってみた。



ひたすら林道を行く。
むしろ東隣の砥山へ向かっている感じで、かなりの迂回だ。



稜線上の整備された林道に出て、砥山を眺める。



山道に入ると、イワカガミがかわいい花を咲かせていた。



猪ノ鼻ヶ岳の山頂は、眺めもなく、雑木に囲まれているだけ。



かすかな踏み跡が残る西側稜線を下ってみた。
ここはもはや、お客さんを案内できるような道ではない。

地形図に残る鎌掛谷への破線を逐一確認したが、すべて廃道になっていたので、
仕方なく、来た道を音羽城跡へ戻った。。



音羽城の駐車スペースでは、ウワミズザクラが満開だった。

クルマを鎌掛谷に回送し、遊歩道を一周した。シャクナゲは、早くも見頃を
迎えつつあった。この春は、すべての開花が早い。



自治体サイトの紹介等にも、2万本の群落があると書かれているが、
いくらなんでも、そこまではないようだ。

それでも、標高300m前後という低い土地に、これだけのホンシャクナゲが
自生しているのは奇跡としか言いようがない。貴重な自然がいつまでも
残りますように。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 南木佳士著『山行記』(文春文... | トップ | 2016年4月29日(金) [鈴鹿]藤... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

山登りの記録」カテゴリの最新記事