Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2022年4月10日(日) 関西百名山の東床尾山(兵庫県朝来市)と糸井の大カツラ!!

2022年04月12日 | 山登りの記録
■メイン写真
高さ35m、枝張り30m、ひこばえ約80本の糸井の大カツラ


■今回のコース
峰越林道駐車場→糸井の大カツラ→助右衛門大桜→衣谷鉱山精錬所跡→直登ルート分岐→
東床尾山→廃屋→床嶺の家跡→西床尾山→ダイゼンの滝分岐→坑道跡→羅漢鉱山洗練所跡→
西床尾山登山口→峰越林道駐車場


朝来市の北部に糸井三山と呼ばれる山系がある。
メインの東床尾山は関西百名山に選定されており、いちばん高い西床尾山と
鉄鈷山で三山となる。

東床尾山の登山口には、巨樹・糸井の大カツラがあり、無二の存在感を放つ。
登山道周辺にはかつての金山の遺構も目にすることができ、単なるピークハントに
とどまらない興味深さがある。



峰越林道へとクルマを進めていくと、糸井の大カツラの600mほど手前に駐車場がある。
糸井の大カツラの手前には小さな公衆トイレがあり重宝する。
カツラの巨木に圧倒されながら登山口へ。大堰堤を左から巻いていく。



キクザキイチゲが咲いていた! 



ルートには時々、小さな標識が付けられている。



この季節、ミヤマカタバミはおなじみの花だ。



沢の対岸に、ひときわ大きな樹が見えてきた。助右衛門大桜だ。
花はまだまだこれから。



すぐ先に衣谷鉱山精錬所跡がある。昭和初期まで金を採掘していたようだ。
江戸時代には盛んに採掘されたようで、鉱山の発見は戦国時代にさかのぼるとの話もある。



標高600mほどで、直登ルートと床嶺の家跡への分岐に着く。
この日は距離を短縮すべく直登ルートへ。沢筋を離れ、左岸(進行方向右)の小尾根に上がる。



なかなかの急登が続く。この日はかなりの暑さ。豊岡では28度の予想が出ていたほど。
タムシバが見頃を迎えていた。



尾根筋の急坂を、大汗をかきながら一気に登り、東床尾山の山頂に飛び出す。
いきなり広がる全方位の展望に、苦労も吹き飛ぶ。



写真ではちょっと見づらいが、氷ノ山の白い頂が見えた。



方位盤、一等三角点、山名表示板がある広い山頂だ。
しばらく眺めを楽しんだが、季節はずれの暑さ。ランチタイムではあったが
日陰を求めて、山頂の西側直下の鞍部に移って昼食を摂った。



食後、尾根道を少し上がると廃屋がある。ここは茗荷谷方面への分岐でもある。



南に方向を転じ、床嶺の家跡へ。
床嶺の家は、かつて避難小屋だったが2004年に台風で倒壊した。



日差しがジリジリ照りつける尾根道を725.5m三角点へ。
下草もほとんどなく、土が完全に露出しているので、やや殺風景な印象。
丸いぼんぼりのようなたくさんのヤドリギに乗っ取られた樹があった。
背が届く範囲にヤドリギの花と実があったので、詳しく観察できた。



異常な暑さの日だったが、日陰になりやすい斜面には、そこかしこに残雪が見られた。
この暑さでは、あと少しで消えてしまうだろう。



西床尾山(843m)の山頂に到着。向こうに見える関西百名山の東床尾山よりも4mだけ高い。



羅漢谷に向けて下山する。猛烈な急坂を慎重に下る。



ホクリクネコノメソウだろうか。ネコノメソウは種類が多くってややこしい。



羅漢谷は苔むした美しい斜瀑が多い。何度か、沢を渡りながら下っていく。



羅漢鉱山の坑道跡。



羅漢鉱山洗練所跡。石垣と、谷筋に平坦に区切られた区画があった。



沢はしだいに水量を増し、美しい流れが目を楽しませてくれる。
夏はヒルさえ出てこなければ遡行するのも楽しそうだ。



ミツマタの群生があった。ほのかな甘い香りが好きだ。



峰越林道に下りてきた。おつかれさま!
駐車地まで戻る途中にも、数はそう多くないがキクザキイチゲが咲いていて
退屈しなかった。

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