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Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2012年9月16日(日)丹波・虚空蔵山、酒垂岩~立杭ルートを歩く

2012年09月17日 | 山登りの記録
嵐のような3週間が過ぎ、やっとひとまとまりの仕事が一段落した。
この間、弱りきった体力を少しでも取り戻すべく、
丹波・虚空蔵山の低山散策に出かけた。


今年1月にもこの山に来た(リンク)
が、このときはガイド本でよく見られる
表参道ルートで登り、下山は北稜の縦走をしてみた。
今回は、酒滴岩から虚空蔵山に至り、陶器で知られる立杭に下りる
ルートである。

JR藍本駅から南へ、酒滴神社方面をめざす。



神社までの途中に、昔、公民館だったのか分教場だったのか、レトロな窓枠の
古い建物があり、この右手の竹やぶが登山口だ。標識のたぐいは一切ない。

堰堤の方向には行かず、ほどなく右側の山道を上がる。
石灯篭と小さな祠があるが、この右側の奥に続く踏み跡をたどる。

すると目の前にいきなり苔むした巨岩が現れる。
四角くくり抜かれているところには、仏様でもいるのかなと思ったが、
何も置かれていなかった。



この岩が、酒滴岩であった。左に巻き道がある。登ってみると、
平らな場所があり、藍本ののどかな田園地帯が一望できる。
最初に岩に取り付いたところは、既に岩の途中であり、右下にさらに15mほど
岩の基部が続いていた。
さらに登って岩の最高部に達すると、踏み跡が向こうに続いていた。
もちろん標識はない。

あまり歩かれていない様子で、クモの巣がものすごい。
拾った木の枝で払いながら進むものの、1mごとにジョロウグモの立派な城が
あって、なかなか思うように進めない。
メガネも帽子もクモの糸が絡まって気持ちが悪い。

359m標高点の小ピークを越え、西へ緩やかに下っていく。

クモの巣攻撃を、なんとか我慢ながら先を進むと、裏参道に合流した。
関電巡視道も随所にあって、きっちり地形図を見ておかないと間違いそうだ。

虚空蔵堂の階段の下で、表参道と合流。ここには標識がある。



暑い。急な坂道をあえぎながら、陶板の案内標識が立つ立杭分岐を経て
丹波岩へ。熟年パーティが大勢いたので避けるように山頂へ。
しかし、ここも僅かな日陰が先客で占められていた。
仕方ないので丹波岩に戻る。



一番高い岩から播磨の方向を望む。立ってみるとなかなか高度感がある。
どうだ、いいだろ!



で、下りる時はこわごわ。。。

少し下で、日陰を見つけて昼食とした。
日陰でしばらくじっとしていると、涼しい風が稜線を過ぎていくのが分かる。



立杭分岐からは、立杭の「陶の郷」を目指して下山する。標識によると距離800m。
登山道はステップが整備されている。



一気に250mほど下りたら、右に90度折れるよう、標識がある。
ここも陶板がはめ込まれた標識。距離700mで着く。。。
ん? さっきと数字が合わないが、、、まあいいか。

やがて「陶の郷」のキャンプ場に出る。
「陶の郷」のメイン施設に下りてしまうと入場料を支払う必要があると
ガイド本に書いてあったので、車道を迂回。

振り返ると虚空蔵山が、澄んだ青空に映えていた(冒頭写真)。



神姫バスを待つ間、上立杭の大アベマキに寄り道。
圧倒されるサイズ。カブトムシ捕りを思い出す、なつかしい樹液の匂いがする。

しばらく日陰で休んでいたら、後ろで「カツーン!」という大きな音。
振り返ると2匹の大きなスズメバチがコンクリートの路上で格闘していた。
上になったハチがどうやら相手の首筋に噛み付いたか、決着がついたようだ。
大アベマキの祠の真ん前で、こんな闘いがあるとは。



隣には、登り窯がある。斜面を47mにわたり延びていた。
この窯は、今でも使われているというから驚きだ。

「陶の郷」に戻るが、入場料を払うのも気がひけた。



左奥に、しゃれた喫茶店を見つけたので、そこでアイスコーヒーを頼んで
相野駅へのバスの時間がくるのを待った。

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