■メイン写真
紀淡海峡を守るために造られた由良要塞の一部、友ヶ島の第三砲台跡
■今回のコース
加太港⇒(友ヶ島汽船)⇒野奈浦桟橋→神島遥拝所→閼伽井跡→虎島・序品窟→深蛇池→
南垂水キャンプ場→探照灯跡→第三砲台跡→コウノ巣山(タカノス山)→旧海軍聴音所跡→
孝助松→池尻キャンプ場→富士屋別館跡→第五砲台跡→野奈浦桟橋
友ヶ島の戦争遺跡は、異国情緒がするレンガ造りの建物跡と、その後、繁茂した植物の
様子から、映画「天空の城ラピュタ」の雰囲気を感じさせるとして人気の観光スポットに
なっている。
明治以降、大阪湾に敵国艦船を入れないよう要塞が造られ、ひところは約600人もの兵隊が
駐屯したという。第2次世界大戦が終わるまで、一般人は立ち入れなかった。
午前中に序品窟を観たあとは、沖ノ島に戻って、この遺跡に足を運んでみた。
虎島から沖ノ島に渡り、まずは深蛇池に寄り道する。
ここも葛城行場のひとつで、護摩壇が残る。
深蛇池の植生はユニークだ。
カヤツリグサ科のヒトモトススキをメインに、熱帯性のテツホシダと、寒地性のスゲで
絶滅危惧種のオオクグなど、生態系的に異質な植物が混生しているのが貴重だという。
南垂水広場分岐から、第三砲台跡に向かう尾根道に上がる。
テイカカズラが咲いている。キョウチクトウ科の植物で有毒。
「テイカ」の名の由来は、平安時代の歌人・藤原定家にある。
惚れた女性を忘れられず、死後、この植物に生まれ変わって彼女の墓にからみついた
という。うーむ。
まず探照灯跡に到着。探照灯、つまりサーチライトがあった建物だ。
ここに限らず、海上の敵艦から建物が直接見えないように、半地下というか、
建物が半分隠れているのが多い。
将校宿舎跡へ続くゲート。
これは発電所跡。天井は抜けていて、中は植物が密生状態。
ムスカから逃れようとするシータがここにいそう(笑)。
将校宿舎跡の外観は煉瓦造りだが、内部は床の間もある和風なつくりだった。
第三砲台跡は、想像以上に規模が大きかった。
まさにラピュタの庭のよう!!
砲台跡の地下にトンネルが巡らされている。弾薬庫も一つ一つが大きい。
第三砲台跡から目と鼻の距離にある、コウノ巣山(タカノス山)の山頂。
標高119mで、一等三角点が据えられている。
山頂部は芝生広場になっている。
展望は抜群。淡路島を遠望する。このほか遠く六甲山地もギリギリ見えた。
旧海軍聴音所跡へ向かう道すがら、リスの姿を多く見た。
聴音所は、大阪湾に進入する潜水艦のスクリュー音を24時間体制で警戒し、
有線式の機雷で迎撃する施設で、正式名は「紀伊防備隊友ヶ島衛所」という
(和歌山市ホームページより)。
第五砲台跡。ここも樹木が繁茂し、いい感じになっていた。
近代遺跡というのは、どうしてこんなに心を打つのだろう。
沖ノ島は無人島。唯一の宿泊施設「海の家(うみのや)」の前を通って、
野奈浦桟橋へ。16:30の最終便で加太に戻った。
小さな島とはいえ、あちこち回った結果、この日は14kmほど歩いていた。
さすがに足が疲れてしまった。
※初心者から楽しめる遊山トレッキングサービスの登山教室は、「ここをクリック」!!
紀淡海峡を守るために造られた由良要塞の一部、友ヶ島の第三砲台跡
■今回のコース
加太港⇒(友ヶ島汽船)⇒野奈浦桟橋→神島遥拝所→閼伽井跡→虎島・序品窟→深蛇池→
南垂水キャンプ場→探照灯跡→第三砲台跡→コウノ巣山(タカノス山)→旧海軍聴音所跡→
孝助松→池尻キャンプ場→富士屋別館跡→第五砲台跡→野奈浦桟橋
友ヶ島の戦争遺跡は、異国情緒がするレンガ造りの建物跡と、その後、繁茂した植物の
様子から、映画「天空の城ラピュタ」の雰囲気を感じさせるとして人気の観光スポットに
なっている。
明治以降、大阪湾に敵国艦船を入れないよう要塞が造られ、ひところは約600人もの兵隊が
駐屯したという。第2次世界大戦が終わるまで、一般人は立ち入れなかった。
午前中に序品窟を観たあとは、沖ノ島に戻って、この遺跡に足を運んでみた。
虎島から沖ノ島に渡り、まずは深蛇池に寄り道する。
ここも葛城行場のひとつで、護摩壇が残る。
深蛇池の植生はユニークだ。
カヤツリグサ科のヒトモトススキをメインに、熱帯性のテツホシダと、寒地性のスゲで
絶滅危惧種のオオクグなど、生態系的に異質な植物が混生しているのが貴重だという。
南垂水広場分岐から、第三砲台跡に向かう尾根道に上がる。
テイカカズラが咲いている。キョウチクトウ科の植物で有毒。
「テイカ」の名の由来は、平安時代の歌人・藤原定家にある。
惚れた女性を忘れられず、死後、この植物に生まれ変わって彼女の墓にからみついた
という。うーむ。
まず探照灯跡に到着。探照灯、つまりサーチライトがあった建物だ。
ここに限らず、海上の敵艦から建物が直接見えないように、半地下というか、
建物が半分隠れているのが多い。
将校宿舎跡へ続くゲート。
これは発電所跡。天井は抜けていて、中は植物が密生状態。
ムスカから逃れようとするシータがここにいそう(笑)。
将校宿舎跡の外観は煉瓦造りだが、内部は床の間もある和風なつくりだった。
第三砲台跡は、想像以上に規模が大きかった。
まさにラピュタの庭のよう!!
砲台跡の地下にトンネルが巡らされている。弾薬庫も一つ一つが大きい。
第三砲台跡から目と鼻の距離にある、コウノ巣山(タカノス山)の山頂。
標高119mで、一等三角点が据えられている。
山頂部は芝生広場になっている。
展望は抜群。淡路島を遠望する。このほか遠く六甲山地もギリギリ見えた。
旧海軍聴音所跡へ向かう道すがら、リスの姿を多く見た。
聴音所は、大阪湾に進入する潜水艦のスクリュー音を24時間体制で警戒し、
有線式の機雷で迎撃する施設で、正式名は「紀伊防備隊友ヶ島衛所」という
(和歌山市ホームページより)。
第五砲台跡。ここも樹木が繁茂し、いい感じになっていた。
近代遺跡というのは、どうしてこんなに心を打つのだろう。
沖ノ島は無人島。唯一の宿泊施設「海の家(うみのや)」の前を通って、
野奈浦桟橋へ。16:30の最終便で加太に戻った。
小さな島とはいえ、あちこち回った結果、この日は14kmほど歩いていた。
さすがに足が疲れてしまった。
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