![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/a9/f264d5e3e3da521d05646bfaf4422277.jpg)
■メイン写真
城山登山口バス停付近から見た都介野岳(都介野富士)。コンパクトなご当地富士だ。
■今回のコース
城山登山口バス停→貝那木山(城山)→城山登山口バス停→三陵墓古墳公園→都介野岳→
来迎寺→来迎寺バス停
今月の「らくらく山歩の会」は、大和高原・都祁の里の里山2座と、歴史を楽しむ
ハイキング。
あまり知られていないが、のどかな時間をすごすにはピッタリのエリアである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/51/c07fc4501f0ec27ee632898be2dc7932.jpg)
自由昇降のバス停、城山登山口でバスを降り、まずは東側へ、細い農道に入る。
農家の庭先のナツメに実がいっぱい。しかし、今年は霜により味がよくないとのこと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/4f/9728defe22ebe591d61ee53b873db37a.jpg)
戦国時代に貝那木城が築かれた城山。山道に入るところには、頂上まで600mと
書かれた傘立てがあり、杖が何本か入れてあった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/1b/069b319c5f7b334f7552c01a152e496c.jpg)
植林の中、少しの登りで貝那木山に着く。
二の丸跡には、天文年間(1532-1555)にここに城を築いた多田源氏系の多田氏の
供養塔がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/82/2caf406fbd418c44c365dbc1ebc6f74d.jpg)
本丸があった頂上は標高597m。三角点がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/6b/2d46b219acaa26d5635f39edcbf4437e.jpg)
山頂からは白石の集落が見渡せる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/3d/6b1c7c3733bbec742be46925d6a46514.jpg)
本丸近くに咲いていたリンドウ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/0d/a07aff7fe73e3ebad70c6fd9cf9528f5.jpg)
八大竜王の石標からの展望はすばらしく、都祁の里が一望のもと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/53/5a6203c11f3abb94ef0f21f0de0976e8.jpg)
別の道で下山する。黄葉がきれいだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/70/837026ac2a44f69017fdff0d6b946476.jpg)
城山登山口バス停に戻ってきて、今度は西へと歩を進める。
お次は三陵墓古墳公園だ。大和高原最大の、全長約90mの前方後円墳・東古墳と、
直径約40mの円墳・西古墳があり、それぞれに埴輪のレプリカが装飾され、
公園化されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/3c/8626de6d90cb0b0fcc99ee35746ad0f2.jpg)
古代人をイメージした石造と並んで仁王立ちするともちゃん(笑)。
公衆トイレの横に立派なあずま屋があり、ここでランチタイム。
風もない、うららかな陽気。
午後はまず、都介野岳をめざす。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/bb/ddf5d832f4c4fa4cb953aafe3aebdb53.jpg)
農道の曲がり角は南之庄東口バス停。
路線バスファンによると、他人様の家の軒下にバス停の表示板を吊るす"文化"が
ある奈良交通は全国的にも非常にレアなんだそうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/75/29160da62a230ddabce4d5685e8dda02.jpg)
都介野岳は、別名・都介野富士と呼ばれている。ほんのちょっと登るだけで
山頂に着けるご当地富士だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/f2/f87860482791968dfccfef8d67fc0ee2.jpg)
山頂直下の四つ辻。整備された木段が続く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/f9/641607c24533a92c5c9e50a00e11acd3.jpg)
途中にある役行者祠。ここにも修験の色彩が!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/05/0dff905d593199c1ef5c05a7ecbaf5a0.jpg)
平らな広場になっている山頂には三角点、神社、倉庫のような建屋がある。
小さな神社は綺麗に掃除されており、地元の方々の愛着が伝わる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/cf/4db65f2b43a396d4728ebbc16d26e1b7.jpg)
展望はわずかだが、足元に白石集落、向こうに針方面が開ける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/cc/b20ce17b1df74e08a1b10b64e56c7c94.jpg)
さきほどの四つ辻から別の道で下山し、次に来迎寺に向かう。
道すがら、大和牛の牛舎の横を通る。我々の足音、話し声に反応して、
黒毛和牛たちがこちらのほうを向いてくれる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/56/9638ebb9d6659390e34e91a0d4bd5c0c.jpg)
のどかな農道をたどり、行基が開創したと伝わる来迎寺に到着。
奈良県の保護樹木に指定されているコウヤマキの老木がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/c8/0f15bb89a4e2f0ebeadd8d6c02b9d899.jpg)
本堂の裏には、約100基の五輪塔が並ぶ。興福寺や多田源氏にまつわる人々の墓だ。
中でも延慶3年(1310)の銘が入る宝篋印塔は、国の重要文化財に指定されている。
国の重要文化財といっても、自然の中にこのように置かれているだけ。
それがまたいい。
ちなみに見ることはできないが、本尊の阿弥陀如来坐像も重要文化財だそうだ。
本堂にある木造善導大師坐像は鎌倉時代初期のもので、快慶作と推定されている。
無住の寺に、なんという貴重品が置かれているものか。
時間があれば都祁水分神社に行く予定だったが、ここでタイムアップ。
来迎寺バス停から、榛原駅行のバスに乗った。
ゆったりした一日だった。
城山登山口バス停付近から見た都介野岳(都介野富士)。コンパクトなご当地富士だ。
■今回のコース
城山登山口バス停→貝那木山(城山)→城山登山口バス停→三陵墓古墳公園→都介野岳→
来迎寺→来迎寺バス停
今月の「らくらく山歩の会」は、大和高原・都祁の里の里山2座と、歴史を楽しむ
ハイキング。
あまり知られていないが、のどかな時間をすごすにはピッタリのエリアである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/51/c07fc4501f0ec27ee632898be2dc7932.jpg)
自由昇降のバス停、城山登山口でバスを降り、まずは東側へ、細い農道に入る。
農家の庭先のナツメに実がいっぱい。しかし、今年は霜により味がよくないとのこと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/4f/9728defe22ebe591d61ee53b873db37a.jpg)
戦国時代に貝那木城が築かれた城山。山道に入るところには、頂上まで600mと
書かれた傘立てがあり、杖が何本か入れてあった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/1b/069b319c5f7b334f7552c01a152e496c.jpg)
植林の中、少しの登りで貝那木山に着く。
二の丸跡には、天文年間(1532-1555)にここに城を築いた多田源氏系の多田氏の
供養塔がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/82/2caf406fbd418c44c365dbc1ebc6f74d.jpg)
本丸があった頂上は標高597m。三角点がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/6b/2d46b219acaa26d5635f39edcbf4437e.jpg)
山頂からは白石の集落が見渡せる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/3d/6b1c7c3733bbec742be46925d6a46514.jpg)
本丸近くに咲いていたリンドウ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/0d/a07aff7fe73e3ebad70c6fd9cf9528f5.jpg)
八大竜王の石標からの展望はすばらしく、都祁の里が一望のもと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/53/5a6203c11f3abb94ef0f21f0de0976e8.jpg)
別の道で下山する。黄葉がきれいだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/70/837026ac2a44f69017fdff0d6b946476.jpg)
城山登山口バス停に戻ってきて、今度は西へと歩を進める。
お次は三陵墓古墳公園だ。大和高原最大の、全長約90mの前方後円墳・東古墳と、
直径約40mの円墳・西古墳があり、それぞれに埴輪のレプリカが装飾され、
公園化されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/3c/8626de6d90cb0b0fcc99ee35746ad0f2.jpg)
古代人をイメージした石造と並んで仁王立ちするともちゃん(笑)。
公衆トイレの横に立派なあずま屋があり、ここでランチタイム。
風もない、うららかな陽気。
午後はまず、都介野岳をめざす。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/bb/ddf5d832f4c4fa4cb953aafe3aebdb53.jpg)
農道の曲がり角は南之庄東口バス停。
路線バスファンによると、他人様の家の軒下にバス停の表示板を吊るす"文化"が
ある奈良交通は全国的にも非常にレアなんだそうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/75/29160da62a230ddabce4d5685e8dda02.jpg)
都介野岳は、別名・都介野富士と呼ばれている。ほんのちょっと登るだけで
山頂に着けるご当地富士だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/f2/f87860482791968dfccfef8d67fc0ee2.jpg)
山頂直下の四つ辻。整備された木段が続く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/f9/641607c24533a92c5c9e50a00e11acd3.jpg)
途中にある役行者祠。ここにも修験の色彩が!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/05/0dff905d593199c1ef5c05a7ecbaf5a0.jpg)
平らな広場になっている山頂には三角点、神社、倉庫のような建屋がある。
小さな神社は綺麗に掃除されており、地元の方々の愛着が伝わる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/cf/4db65f2b43a396d4728ebbc16d26e1b7.jpg)
展望はわずかだが、足元に白石集落、向こうに針方面が開ける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/cc/b20ce17b1df74e08a1b10b64e56c7c94.jpg)
さきほどの四つ辻から別の道で下山し、次に来迎寺に向かう。
道すがら、大和牛の牛舎の横を通る。我々の足音、話し声に反応して、
黒毛和牛たちがこちらのほうを向いてくれる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/56/9638ebb9d6659390e34e91a0d4bd5c0c.jpg)
のどかな農道をたどり、行基が開創したと伝わる来迎寺に到着。
奈良県の保護樹木に指定されているコウヤマキの老木がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/c8/0f15bb89a4e2f0ebeadd8d6c02b9d899.jpg)
本堂の裏には、約100基の五輪塔が並ぶ。興福寺や多田源氏にまつわる人々の墓だ。
中でも延慶3年(1310)の銘が入る宝篋印塔は、国の重要文化財に指定されている。
国の重要文化財といっても、自然の中にこのように置かれているだけ。
それがまたいい。
ちなみに見ることはできないが、本尊の阿弥陀如来坐像も重要文化財だそうだ。
本堂にある木造善導大師坐像は鎌倉時代初期のもので、快慶作と推定されている。
無住の寺に、なんという貴重品が置かれているものか。
時間があれば都祁水分神社に行く予定だったが、ここでタイムアップ。
来迎寺バス停から、榛原駅行のバスに乗った。
ゆったりした一日だった。