『第５回 ヴィクトリアマイル』レース展望

ゴールデン・ウィークも終わって１週間が経ち、私の住まいがある山口県も、新緑映える陽気が続いています。

読者の皆様のお住まいは、如何でしょうか？。

さて、明日１６日、東京競馬場で行われるＧＩレースの『ヴィクトリアマイル』。

まだ新設されて５年しか経っていませんが、比較的堅く決着すれば、前川　清 さんがオーナーのコイウタ号が人気薄で優勝して荒れることも…。
牝馬限定のＧＩレース独特の「難しさ」は、やはりあるようです。

距離が「マイル」ですから１６００ｍ。
先週行われた３歳馬限定の『ＮＨＫマイルカップ』と同じ舞台です。

今日の東京競馬場のレースを見る限り、時計が速くても、前で競馬をしている馬が残る傾向があるみたいです。
『ＮＨＫマイルカップ』も、優勝したダノンシャンティ号以外は、好位で競馬をした２頭が馬券対象になりましたから、そこは注意しないといけないかなぁ…と。

そんなことを踏まえて、以下のフォーカスで…。

◎ブエナビスタ（１１番）
○レッドディザイア（１７番）
▲プロヴィナージュ（１８番）
☆ブロードストリート（９番）
△ブラボーデイジー（１２番）
△ウェディングフジコ（４番）

ここは、大混戦。ほぼ全ての馬にチャンスがあると思います。

◎は、海外帰りですが、今年初戦の『京都記念』で、後の天皇賞（春）優勝馬のジャガーメイル号と、昨年のグランプリレース連覇達成のドリームジャーニー号といった「強力メンバー」と、激しい競馬をして結果が出ていますので、馬券対象内は確保しそう。
横山 典弘 騎手に鞍上が変わってから、脚質も強烈な追い込みから、好位差しに変わっているので、前目での競馬もできるようになったことも、買いの材料。

他が実は大混戦。

○のレッドディザイア号をもっと評価したいのですが、こちらが強烈な追い込みの脚質。◎と同じ海外帰り…という意味でも条件は同じですが、血統的な背景から見ると、もっと距離が欲しい気がします。
広いコースでも忙しさが求められる距離ですので、器用さがない分だけ、割り引きました。

▲は、重賞で勝ちきれませんが、そつのない競馬ができるタイプですので、上位と見ます。

☆は、馬と鞍上の実績を買いました（藤田 伸二 騎手は、２年前の優勝騎手）。

ここまでは、どこかのスポーツ紙の競馬欄と同じ印で、「面白くない」との声も聞かれそうですが、ここからは私の独特な見方で…。

先に述べたように、今日の東京競馬場のレースが前残り模様。
このレースは、強烈な逃げ馬がいない分、やや時計がかかりそう…しかし、それでも速い時計が期待できそう。
そう見た時に、昨年の２着馬で、先行力のあるブラボーデイジーが前走と同じような展開に持ち込めば、見せ場は作れそう…と。
そして、今の東京競馬場のレースは、自在性がある馬ほどチャンスがありそうで、展開に左右されないどんな競馬でもでき、しかも地元の関東馬であるウェディングフジコが器用に立ち回るのでは…と。

したがって、このレースは、そんなに堅く決着するとは思えない…が、私の結論です。

全ての馬にチャンスがある以上、少ない点数で的中させることは難しそうなので、「洞ヶ峠」を決め込んで、馬券は買わずに見守ろうと思いましたが、思い切って「穴」を狙ってみたいと思います。

買うとしたら、３連複◎１頭軸で、印をつけた馬へ流す１０点。
現時点で「万馬券」もありますし、ほぼ「元返し」の馬券もありますが、負けて元々と開き直れば案外良い事があるかも…。（…な訳ないか。）

女心をつかむのが下手な私の展望ですが、本当にダメなのか。
今回に限っては「波長」が合うのでしょうか。
一応、今年の春競馬のＧＩレースで、◎を外したのは、一番的中させたかった『天皇賞（春）』のただ１度だけ。
だったら、今回も単勝式で行けば…という声も聞こえそうですが、面白くないオッズですので…。

まぁ、期待しすぎない程度に、レースの行方を見守ろうと思います。

今の東京競馬場の馬場は「高速」なので、そちらも興味深く見守りたいですね。


５月１６日　追記

ひょっとしたら、血統が派手な割には、全く人気がない ベストロケーション号（１番）が、馬券対象内に割って入ってくることもありそう。
これが一発がありそうで、急に怖くなってきました…。