Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

未完の大器、アーネストリーが優勝&遂に出た!、2億円馬券。/『第52回 宝塚記念』レース回顧

2011-06-28 23:59:59 | 競馬


読者の皆様、こんばんは。
管理人の、Danchoです。

更新日付は6月28日としていますが、只今、6月27日、21時35分頃です。

今日は、私の大学時代の「ご学友」の誕生日で、芸能人なら、本名・岡部 広子さん(誰でしょう?(笑))の誕生日でもあります。

まぁ、それはともかくとして、昨日、阪神競馬場で行われた、JRA春競馬の締めくくりとなるグランプリレースの『宝塚記念』。

昨日、簡単にフォーカスだけ示しましたが、結果は以下の通りに…。

◎ルーラーシップ(3番)→5着
○ブエナビスタ(8番)→2着
▲アーネストリー(2番)→1着(優勝)
☆トゥザグローリー(14番)→13着
△ローズキングダム(9番)→4着
△ドリームジャーニー(10番)→10着
△エイシンフラッシュ(4番)→3着

では、レースを、印を打った馬を中心に振り返ってみます。

優勝した、▲に推した、アーネストリー。

先ずは、「もっとこの馬の力を信じてあげるべきだった」というのが、率直な感想です。

フォーカス紹介の記事には書き漏らしましたが、この馬の複勝式も当然買っていました。ただ、後で触れるルーラーシップに「爆弾投資」をしてしまったがために、回収率100%超えは逃してしまい、結果的に、この馬の力をもっと信じていれば…というのが反省としてあります。

この馬は、能力非凡で、体質が丈夫なら、もっと早く大きなところを勝てたはずの馬ですので、ようやく「未完の大器」の名を返上できた…といったところでしょうか。

同型のナムラクレセント(結局14着)を前に置き、「貯め」を作って、直線で先頭に立ち、そのまま雪崩れ込む…という、この馬の「必勝パターン」で見事に押し切ってしまいました。
時計も、自分で作ったものであり、レコードでの走破ですから、極めて優秀。
6歳馬ながら、使われていない分だけ、まだ馬体の消耗がなく、この距離体系では、しばらく馬券対象内に十分食い込む可能性が大きいですね。
このレースの勝ち方が、着差以上に強い、「横綱相撲」だった事も大きいと思います。

スピードとスタミナとパワーを兼ね備え、長く良い脚を使えるので、この戦法が通じるのでしょう。

もう一つ。

「哲っちゃん(佐藤 哲三 騎手)」&「晶ちゃん先生(佐々木 晶三 調教師)」のコンビは、タップダンスシチーでも「全国区」にしたように、絶妙なコンビネーションを発揮します。
見ていてすごく「安心」するし、現代の日本の競馬にあって、この「信頼関係」は、もの凄く大きなものであるし、評価されるべきだと思いますね。

どこの厩舎も、自分の馬が大きいところを勝って欲しいがため、外国人騎手にそれを託す傾向が年々強まっている中、このコンビは大崩がありません。
こういう「信頼関係」が、今回のこの結果にも当然繋がっていると見ています。

私も、競馬場のパドックで時々ですが、佐藤 哲三 騎手の様子(顔色)を見るのですが、実力も人気もある、武 豊 騎手と同じレースに騎乗するときは、「俺の馬だって走るんだから、見てくれよ!」という、良い意味での「ふてぶてしさ」もあるし、挑戦状を真っ向から叩き付ける乗り方も、実際しているように思います。
それは、佐藤騎手自らも努力して腕を磨いている「自信」に裏打ちされたものであると見ることができ、大きいレースでは常に「侮れない騎手」と言えるでしょう。

「海外でやり残したことがある。これでこの馬と(『凱旋門賞』に)チャレンジすることも、オーナーも許していただけると思うし、そのやり残したことをやり遂げる」というニュアンスのインタビューは、海外で「もうひと暴れ」しそうな感じが漂います。
(6月27日、21時55分追記…どうも、「今年」は見送る様です。「来年」にチャレンジさせるみたいですね。でも、良いと思います。)

このレースの勝ち方から、「尻すぼみ」になる感じはなさそうです。
これからも、更に良いパフォーマンスを披露してくれそうな期待感を抱かせる内容だったと思います。ほぼ「完璧」でした。言うことなし、ですね。

2着に敗れた、○に推したブエナビスタ。

正直、「よく頑張っている」と思います。
またしても勝てなかったけれど、「現役最強牝馬」の称号は、十分守ったと見て良いと思います。

元々、牡馬とは、斤量2kg差があるにしても、このレースと牝馬との相性は、「最悪」に近いものがあります。
6年前に、スイープトウショウが優勝しましたが、それ以上遡ると、39年前のエイトクラウンにまで…ですから、何かを持っていないと、難しい様です。
だとしたら、2年連続2着なら、十分評価できると思います。
岩田 康誠 騎手に落ち度はないし、実際、最後の3Fの時計は、メンバー中最速です。夏に切れる牝馬…の格言もあるように、その実力は十分発揮したと思います。今回は、相手が強すぎました。

3着に入った、実は「一応」の△の評価でしかなかった、エイシンフラッシュ。

このレースは、ナムラクレセントの着順を見れば一目瞭然で、『天皇賞(春)』とは、また「別物」と考えた方が良いかも…と思っています。

前走の『天皇賞(春)』でも、ちゃんと距離は走っての2着でしたが、アーネストリーがいるのといないのとでは、ちょっとレースの「趣」が違うからです。

アーネストリーは、先程も述べたように、スピード&スタミナ&パワーを兼ね備えた、自分で競馬を作れる実力馬で、この馬がそのまま雪崩れ込む展開だと、なるべく「距離を走りたくない」タイプのエイシンフラッシュには、展開として辛いと思います。なぜなら、最後の直線の脚色が、同じになるからです。

今回、3着に入ったのは、完全に安藤 克己 騎手の剛腕によるもの。乗り替わりは、確実にプラスに作用したと思います。
私が、「一応の△」としたのは、鞍上魅力…という点でした。それに見事に安藤騎手は応えたと思います。

ただ、ようやく実力が伴ってきた感があるので、『天皇賞(秋)』を目標にするなら、ステップが順調なら、馬券に手を染めてみようとは思います。ただし、鞍上は、安藤騎手ならば…の条件付きです。

『天皇賞(春)』で、「全く見せ場なし」の11着大敗から巻き返して、4着に入った、ローズキングダム。

これが、「本来の力」に近いのではないでしょうか。

実は、豪脚を繰り出して、前にいる馬を、まとめて全部差し切る程の「派手さ」はないので、今回のレース位の位置取りが、合っているように思います。多分、今回は、「行きっぷり」も良かったので、鞍上のC.ウィリアムズ 騎手も、あの位置で折り合いだけに専念できたのかもしれません。今回ばかりは、誰が鞍上でも上位だったと思います。実力の4着です。
武 豊 騎手が、このレースでこの馬に乗れなかったということは、鞍上として「クビ」になった…ということかもしれませんが、この次に乗る騎手は、この馬を勝たせるための「サンプル」には、十分なったレースだったと思います。内容として、決して悪くはないと思います。

5着に敗れた、◎に推したルーラーシップ。

一言で言えば、「つかみどころがない馬」ということ…だと思います。

鞍上も、日本のトップ騎手である、横山 典弘 騎手なだけに、ここを勝てない様では…という感じもします。
前走の『金鯱賞』が、あの「立ち回り」で、キャプテントゥーレの必勝パターンを覆して、信じられない逆転劇で制したので、ファンも「能力非凡」と見ているはずだし、それは間違っていないとは思います。
しかし、「史上最強の4歳牡馬世代」の一角を担うのなら、「本番」でその底力を見せる「メリハリ」は、そろそろ付けても良いのかな?…とは思うのですが、いかがでしょうか?。
成績が1着→凡走→1着→凡走…で、まだ見限るには早いと思いますので、この夏を越して、どう立て直してくるか…。
ヴィクトワールピサという「総大将」がいる、角居 勝彦 厩舎所属なので、その点が注目です。

最後に、「節操なし、豪華5頭出し」で臨んだ、池江 泰寿 調教師へ…。

今回は、あまりにも「節操なさすぎ」です。
5頭も出しているなら、最低でも1頭は、着順掲示板に載せる「出来」に、馬を作るべきです。それが、最低人気だった、トレイルブレイザーの8着が「最先着」では、全く話になりません。
馬を作った…という意味では、恐らく、元々小さいのに、更に小さくして、「極限」まで鍛えたのかもしれない…と思われるドリームジャーニーですが、メジロマックイーンの『天皇賞(春)』3連覇を阻んだ、ライスシャワーの様な「究極さ」は、さすがにテレビからも感じることはなかったです。
お願いですから、この「借り」は、兄より数倍何もかもが上に見える、唯一3冠に挑戦できるオルフェーヴルで、ちゃんと結果を出して返して下さい。


改めて、優勝したアーネストリーを称えます。
馬券は「獲って損」でしたが、この馬が勝ったことは、本当に感動的で、見る目に狂いはなかったと安堵しています。

しかしながら、この馬は、なんと今回6番人気。
私の中では、印通り、「差のない3番人気」でしたから、少々意外ですし、信じられません。

だからかもしれませんし、函館競馬場の指定レースが、13頭立ての11番人気が勝ってしまったので、「遂に」ですが、「2億円馬券」が、3本出てしまいました。
1つ大波乱、2つがやや荒れたレースで、この配当ですから、恐ろしいですね~。



出た!2億円=新馬券WIN5、JRA史上最高の払戻額―的中わずか3票(時事通信) - goo ニュース

***************************************

 日本中央競馬会(JRA)が4月に導入した新馬券で、5レースの1着馬を当てるWIN5(5重勝単勝式)の払戻金が26日、競馬法で定められている上限額の2億円に初めて達し、JRAの払戻金で史上最高額を記録した。

 1票100円で14億4605万4600円(1446万546票)が売れ、的中はわずか3票だった。5月22日のWIN5で記録された従来の最高額1億4685万110円を更新した。また、2億円を超えた分の払戻金相当額を次週に繰り越す「キャリーオーバー」も初めて発生した。

 今回のWIN5は1レース目から順に8番人気、4番人気、11番人気、1番人気の馬が勝利。最後のレースに指定された宝塚記念(GI)では6番人気のアーネストリーが快勝した。特に3レース目の函館第11レースは13頭立てで11番人気のエンシャントアーツが勝ち、波乱を呼び込む結果となった。

 WIN5の対象は、原則として毎週日曜日に各競馬場で行われるメーンレースなどの中からJRAが指定。現在はJRAに事前登録した上で、インターネットによる購入しかできない。 

***************************************

こんな感じだと、「たったの5レースで、優勝馬を当てれば良いんだ」と胆略的に考えてしまって、購買意欲は益々掻き立てられるのでしょうね(これが、案外JRAの術中だったりするのに)…。

でも、3票「も」当たるのですから、この3票の投じ方…これも「節操ない」のでしょうね。でないと、当たりませんって。
(私は、今回、「全額キャリーオーバー」かも…と、思っていました。)


東日本大震災の影響があって、一部のレースが変則開催とはなりましたが、これで、JRAの今年の春競馬は終わりました。

「WIN5」に、時々「ほんの少しだけ出席」するかも知れませんが、秋競馬が始まるまでは、おとなしくしようと思っています。


ひと夏越して、どんなドラマが待っているか、楽しみではあります。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 6月27日(月)のつぶやき | TOP | 6月28日(火)のつぶやき »
最新の画像もっと見る

Recent Entries | 競馬