Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

巨人の“奇跡的”なV2達成と、阪神・岡田監督の辞任に関する勝手な所感

2008-10-27 07:27:41 | プロ野球
パ・リーグは、埼玉西武ライオンズが日本シリーズ進出が決まり、セ・リーグも結局25日に、読売ジャイアンツが日本シリーズ進出を決め、11月1日から東京ドームで開幕します。

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そのセ・リーグ…結局ジャイアンツが、阪神タイガースを「リーグ初」となる13ゲーム差を逆転してリーグ優勝を決めて、クライマックスシリーズでも中日ドラゴンズを退けての日本シリーズ進出です。

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小生…一応G党ですが、ここは冷めた見方で今シーズンを振り返ります。

はっきり言って、見出しの「メーク・レジェンド」はちょっと大袈裟です。
騒ぎ過ぎじゃないかな…と個人的には感じています。

この優勝は、実はジャイアンツの「実力」でもぎ取ったと言うより、それまでリーグ首位を独走していたタイガースの「失速」によって「転がり込んだ」優勝にすぎません。

その「ジャイアンツリーグ優勝の立役者」のタイガースは、13ゲームもリードしていたのに、リーグ優勝できなかった責任を取って、岡田監督が辞任しました。

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クライマックスシリーズが始まる前の「辞任騒動」ですから、選手のモチベーションに少なからず影響したと思います。
結局リーグ3位のドラゴンズに1勝2敗で敗れて、今シーズンを終えました。

リーグ優勝をジャイアンツにさらわれ、クライマックスシリーズでもドラゴンズに敗れて夢儚く消えたわけですが、リーグ優勝をさらわれてからの戦いぶりは、傍から見ていても実にあっさりしていて、なんだか哀愁さえ漂うし、思わず同情してしまうような…。


では、何故タイガースが優勝できなかったのか
しかも2年連続で野球の内容はそんなに悪くはなかったのに…。


これは小生のあくまで個人的な勝手な所感ですが、タイガースの岡田監督のここ2年の「野球に対する姿勢」に問題があったから、優勝をさらわれた…と考えています。

過激な言葉で表現すれば、岡田監督が「野球をナメている」…そのように小生には映っていました。
それが全ての様な気が、どうしてもします。

どこをどう「ナメていた」のか…説明を求められても、感覚的に小生にはそう映った事なので困ってしまうのですが、なんだか首位に立ってから、下位の5球団を見下しているような感じがどうもしていました。

では、ちょっと戦力分析を簡単にしてみましょう。

打撃陣は元々ホームランを打てる打者もいれば、小技で繋ぐ役に徹する打者もいれば、代打の切り札もいて十分駒が揃っているのに、今シーズンは広島カープから新井選手もFAで獲得した…それだけで既に文句ない戦力です。

投手陣も、勝ち星を計算できる人がちゃんといて、終盤に「JFK」を投入すれば「勝利の方程式」にもうまくはまる…これも、普通に仕事をすれば十分駒が揃った戦力と言えます。

まぁ、「JFK」が予想以上に打たれて点を取られ過ぎた…という見方もありますが、それにしても今シーズンは7月8日の時点で13ゲームもの「セーフティーリード」があったわけで、どっしり構えていれば、「リーグ初」の大逆転を食らうことは、戦力から考えても100%近い確率で「あり得ない話」です。

それなのに…です。

そう考えると、やはり岡田監督の野球に対する姿勢が問われても、仕方ない様な気がするのは、小生だけでしょうか
どうしても小生には、岡田監督が「野球をナメた」としか思えない、その足元をすくわれた格好の逆転劇なのですが…。
(「神様」はちゃんといて、岡田監督の姿勢を見透かしていたんでしょうかね。)

責任を痛感した岡田監督は、潔く辞任した訳ですが、正直、小生は全く驚くどころか、「当然」という見方をしていました。
だって、100%近い確率で、今シーズンはタイガースがリーグ優勝するはずだったのですから…。

可哀そうなのは、タイガースの選手達です。
よもやの大逆転劇を食らったショックは大きいでしょうね…。


ところで、そのタイガースの後任の監督に、OBの真弓氏の就任が決まったようです。

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タイガースの1985年の「黄金期」を支えた一人で、辞任した岡田監督とも一緒にプレーしていますから、妥当な線で決まったなぁ…という気がします。
(タイガースにありがちな「お家騒動」がなかった点も、フロントの成長ぶりを感じさせますね。)

とにかく戦力は現時点でも揃っていますから(正直、諸刃の剣の様な若手中心のオーダーを組んでいるジャイアンツに比べたら、安定感はもの凄くある)、来シーズンこそ頑張ってほしいものです


いやぁ~G党で、ジャイアンツがリーグ優勝したにも拘らず、クライマックスシリーズが終わった今でも、こうも冷めていて、しかもライバルのタイガースが気になるのは、どうしてでしょうかね。自分でも、ちょっと不思議です。

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13 Comments

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岡田監督 (阪神ファンの風屋)
2008-10-27 13:51:44
岡田監督は歴代の阪神監督の中でも名将だと思います。
金本、矢野、下柳、桧山、葛城などのベテランを除き
若手を中心とする他の選手達はすべて二軍監督時代に
岡田監督が育てた選手達です。
ミスして凹んでいる若手をメシに連れて行ったり
ひと声かけてモチベーションを上げたり
親分肌、人情家で信奉を集めていました。
その証拠に、最後の試合で選手達は岡田監督を
涙で胴上げをしていましたよね。

残念ながら勝負に徹する厳しさという点で甘さがあり、
(例えば故障の癒えない新井の出場直訴に応えたり
 調子が悪くても藤川で勝負したりなど)
またベテラン勢の息切れなどもあって優勝を逃しましたが
(特に五輪での新井負傷と矢野の疲労は痛かった)
人を育てるという意味では管理職のお手本だと思いました。

今シーズンの新井獲得は戦力強化というよりも
金本をはじめとした意識の高いベテランと
まだまだ勉強が必要な若手との間が離れ過ぎており
両世代を埋める新しいリーダーが必要だという昨年の反省で
獲得したものでした。
それがうまく機能したのが前半戦でしょう。
新井が戦列を離れ、ベテランの体が動かなくなった後半、
追いかけてくる巨人を振り切る力はもうありませんでした。

岡田ジュニアの鳥谷、関本、林、桜井が育ってます。
二軍の打点王庄田やポスト矢野の小宮山も力をつけてます。
投手陣では岩田や上園、杉山などの若い柱に加え
二軍では鶴や筒井など球威のある球を投げています。
真弓新監督の熱い指導に木戸ヘッドの冷静な作戦が
うまくかみ合えば、岡田監督の意思を継げるでしょう。
岡田監督のこれまでのご苦労に感謝しつつ、
来年に期待しています。
返信する
らしいと言えばらしい です (わら)
2008-10-27 19:53:18
こんばんは
私は、巨人V9の年。これに勝てば優勝という、今は無き中日球場での対中日戦。その後ろを巨人選手が乗った新幹線が走って行ったテレビの映像が目に焼き付いています。そして、甲子園で巨人に大敗。泣きました。
バース、掛布、岡田のバックスクリーン3連発には狂喜した阪神ファンです。
今年も13ゲーム離れていても優勝できないのではないかという不安感を常に持っていました。阪神ファンの中ではあり得る話だったのです。悔しいのですが、やっぱりなぁという気持ちがあります。でも、大丈夫です。阪神ファンはめげません。
来年は、13.5ゲーム離して優勝します。
風屋さんほど、冷静に分析できませんが、もう気持ちは切り替わっています。
返信する
まぁ勝手な所感なので… (Dancho)
2008-10-27 19:53:26
阪神ファンの風屋さん、こんばんは。

コメント、ありがとうございます。

実は、風屋さんがタイガースファンとは知りませんでした。

エントリーは、あくまでも小生個人の勝手な所感なので…(冷汗)。

確かに、風屋さんの仰る事もごもっともなんです。十分理解できます。

だから、なおさらGに大逆転を食らった事が、今でも信じられないんです。
普通に今シーズンはタイガースで決まり…でしたよ。

今のタイガースの戦力は、岡田監督が二軍監督時代に手塩にかけて育成した選手達が実に多い…。
そこに持ってきての金本だとか、今シーズン獲得した新井だとか…戦力的に今シーズンは「ぶっちぎりの優勝」と、「敵」ながらどう逆立ちしてもその様に思っていました。
実際、良い選手タイガースにはいるじゃないですか…赤星君とかね(小生は好きですよ…赤星君)。

さらに、G党なのに、今シーズンGが優勝する確率は、小生の中では本当に「ゼロ」だったんです。
「なんでも欲しがる」戦力補強で、打線組んでも無理ですよ…。G党ながら本当に呆れていましたからね。
個人的には、背番号25の韓国人に6億の年俸にも実は憤慨しています。(シーズン終わったら、5億7千万位は返して欲しいと、今でも思っています。)

ですが、昨シーズンに岡田監督が「ジャイアンツなんて…」と鼻で笑うような発言をしたところから、「あ~あ…やっちゃったよ」と…。

岡田監督は仰るとおり、タイガースの歴代としては優秀な監督だとは思います。
しかし、それを若干鼻にかけたような(先の発言のような)点が小生には見え隠れしていたのが、結局足元をすくわれた様に思えてならなかったので、所感としてまとめてみました。

やっぱり、あの戦力で、13ゲームも途中で差をつけながらずっこけるなんて、ありえないですよ…。

その原因はどこかな?…と探すと、小生自身はそこに行き着いただけの事です。

どうかお気を悪くなさらないでくださいね。

先ずは、コメントを頂戴した事に対して、心より御礼まで。
返信する
わらさんへ… (Dancho)
2008-10-27 20:17:39
タッチの差ですれ違ったようですね。

風屋さんのレスにもあるように、今シーズンのタイガースは、「バース・掛布・岡田」の時代じゃないですが、あれに匹敵するほどのチーム力ではなかったか…と思えるのです。

ですから、敵ながら「どう考えてもタイガース…そうでなければドラゴンズだろう」と思っていたシーズンです。Gが優勝するなんて、ファンでありながら本当に「ゼロ」でした。

それがこの状態ですから…ビックリしているんですよね。

後は概ね、風屋さんに対するレスで思っている事を述べましたので、そちらをご一読下さい。

本エントリーは、本当に小生の勝手な所感ですから、お気を悪くなさらないでくださいね。

先ずは、コメントを頂戴した事に対し、心より御礼まで。
返信する
魔の九月を過ごした鷹党 (神城)
2008-10-28 12:36:32
王監督お疲れ様でした。
 皆さん今年の交流戦優勝チーム覚えてますか? ホークスですよ、の神城です。
 それはさておき阪神V逸と。
 まあ、結果的には北京で新井と藤川がボロボロになった阪神と上原と安部が復調した巨人との差が大きかったですね。スンちゃんも五輪で気分を良くして最後の方だけ年俸通りの活躍しましたし。
 巨人の方は、ラミレスはシーズン通して安定して打った。怪我で出遅れた小笠原も膝がよくなると打ち出した。波のあった安部も正捕手の働きはこなし、坂本が頑張った。
 先発はグライシンガーと内海が投球回クリアで17と12勝と先発として十分の役目、他にクリアした投手なしで、シーズン通して安定していた中継ぎは山口と越智、クルーンも抑えを全うした。
 まとめると、打順の三、四番、先発の二枚、中継ぎの二枚、押え、の一番大事なところがソーズン通した働きを見せ、他は枚数(選手層の圧さ)で勝利した一年でしたね。
 原が現役引退するまでは巨人も応援していた元ファンから見ると、やはりFAできて数年の選手が活躍して優勝してもあんまり喜べないし、ファンをやめて外から見ていても、今年はよくやったな、と思えないんですよねえ。
 あと阪神の新井に言いたいのだが。
 腰の疲労は殆ど限界で気力だけで出場していた状態で、何故五輪に出場したのだろう? 阪神というチームに於いては、無理してでも出ないとならない、代えの利かない選手であることは間違いないが、全日本の四番として見ればとても唯一無二ではない。ならば出場辞退するか、結果を出すか、少なくとも負けてから実は怪我とか言い出したりしないべきだった。
 ま~、西岡も川崎も連れて行ったしなあ・・。
返信する
ちょっと待ったぁ (振られ飛車)
2008-10-28 14:30:04
冷静に分析すれば、尾花投手コーチによる若手投手陣の成長、亀井、鈴木ら中堅どころの本格化、2年目の坂本の起用などが優勝の真の理由なのでしょうが、新井、川上、岩瀬をぶっ壊し、上原、スンヨプの復活、小笠原の温存をさせたくせに、シニアディレクターなどとぬかして、口出ししてくる星野仙一こそが影のMVPだと思っています。

もう、アイツは日テレべったりですから。織田信長に擬する方もおられましたが、日本の歴史を捻じ曲げた小心者明智光秀のような人物であります。

ああ、今更ながら悔しいですよ悔しいですよ悔しいですよ。追い抜かれたのが「永遠に相容れない敵」ですからね。

落ち着いたところで、岡田野球に関しては、今までの私のブログをごらんになっていただければ、長所、短所が存在していることがお判りになると思います。まだ、総括はしておりませんが。
返信する
コメント、ありがとうございます。 (Dancho)
2008-10-28 19:41:23
★神城さん

ジャイアンツリーグ優勝に関する、冷静な分析…ありがとうございます。

G党ながら、「やはりFAできて数年の選手が活躍して優勝してもあんまり喜べないし、ファンをやめて外から見ていても、今年はよくやったな、と思えないんですよねえ。」の部分に同感でして、やっぱり生え抜きが少ない…。
だから、冷めちゃうんですよね…。

やっぱりどう考えても、今シーズンの逆転は、タイガースのよもやの失速に多分に支えられてのものだと思えてならないです。


★振られ飛車さん

悔しいでしょう悔しいでしょう…。

タイガースファンにとっては、宿敵ですから…。

ですが、不思議です。

今でもタイガースが逆転を食らったのは、なんだか夢見心地なんですよね…。
それをやらかしたのが、Gとは…。

しかし、G党なのにこんなに冷めているのは、本当に我ながら不思議です。
どう考えても、G党の小生の思いは、今シーズンはタイガースの年だった気がしてならない…。

しかし、タイガース失速の元凶が星野SDとは…思いもよらなかったです(笑)。
その辺のお話…詳しくお聞かせいただければ…なんて思っています。


先ずは。コメントを頂戴したお二方に対して、心より御礼まで。
返信する
私も阪神ファンです (生肉)
2008-10-28 19:53:38
最後の方はテレビの画面越しにでも、阪神ベンチの空気が悪さがひしひしと感じられましたね…ファンのヤジに対して激高したりと、精神的に追い詰められているのがよくわかりました。

しかし実際阪神が失速したと言っても、そんなに負けが込んでいるわけじゃないんですよね。死のロードがある八月を見ても9-11と二つの借金だけで、九月は11-11のタイ。つまり普通ならば十分逃げ切って優勝出来たはずなんです。

ところが、巨人は九月をなんと17-6で猛追をかけ、しかも阪神との直接対決を全部取っている。本来巨人が持つ力を100%発揮し、落してはならない試合を全部勝ったことが大逆転に繋がった要因でしょう。

あと、李スンヨプと上原が北京から調子を取り戻したこともあって、私の地元関西のラジオではリスナーが手紙で「星野監督こそが巨人優勝の影のMVP」と皮肉ってました…
返信する
生肉さん (Dancho)
2008-10-28 20:04:08
コメント、ありがとうございます。

ちょうどすれ違ったのでは?…

「しかし実際阪神が失速したと言っても、そんなに負けが込んでいるわけじゃないんですよね。死のロードがある八月を見ても9-11と二つの借金だけで、九月は11-11のタイ。つまり普通ならば十分逃げ切って優勝出来たはずなんです。」

だから、G党から見ても、不思議でならないし、やっぱりタイガースの年だったと思うんですよね…。

「私の地元関西のラジオではリスナーが手紙で「星野監督こそが巨人優勝の影のMVP」と皮肉ってました… 」

これ…振られ飛車さんと同じ事仰っていますよね。同一人物かも!?…。

先ずは、コメントを頂戴した事に対し、心より御礼まで。
返信する
虎キチ (風屋)
2008-10-28 22:14:35
ワタクシ、新婚旅行が甲子園でして。
見に行った試合では我々の結婚を祝って
バースが2本打ってくれました(笑)

でも巨人が小笠原や谷を採ったあたりから
プロ野球を見なくなっちゃったなぁ。
今じゃパ・リーグの方が面白くないですか?
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