Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

第54回 『六旗の下に』 鑑賞記(4)/法政大学応援団

2008-05-19 17:41:47 | 東京六大学応援団
第53回『六旗の下に』の観賞記シリーズ。

第4回目の今回は、法政大学応援団の演技内容と、小生の感想を紹介します


【プログラム】

総長大団旗紹介
法政大学校歌
若き日の誇り
吹奏楽部指揮→紹介は省略
チャンス法政
伝統の勝利の第一拍手


【司会進行】

法政大学は、今回唯一、小生が現役の時の“お約束”であった、「親しみを込めた他の五校への茶化し」を、「細木 数子 ネタ」で登場させ、会場の爆笑をさらっていた。実際、楽しく拝聴させていただいた。
声も良く通っており、「茶化し」の最中でのとちりもなく、ハキハキした進行で、六大学(紹介する五大学)の中では最も好感がもてた。
ある意味手本となる司会進行で、他の大学も次回以降見習ってほしいものである。


【各論/詳細】


●総長大団旗紹介

8本所有する団旗のうち、最も大きく格式高いもの。
スクールカラーの紺とオレンジは、フランス国旗と同様に「自由」と「博愛」を意味するとか。
司会が、立派にその雄大さを紹介していた。
この年の法政大学のリーダー幹部はたった1人のため、すべての役職を兼務しているため、団旗を持って“団旗礼”をするだけでも大変だとは思うが、悪い印象はなかった。1人幹部にあって、そつなくこなしている感じがした。


●法政大学校歌

「若き我等が 命のかぎり…(中略)…法政 おお我が母校 法政 おお我が母校」の歌詞で有名な校歌。
テクそのものは、昨年の団長と比較すると、ゆったりと流れるように振っていたような気がする。
これを悪く見ればメリハリがないということになるが、よく見れば、全ての役職を兼務し、すべてのテクのメインリーダーを務めるがための「余裕」ともとれる。
特別悪い…というわけではない。


●若き日の誇り

法政大学の第一応援歌。
「征け 闘え 破れ堅塁を」の歌詞の部分の“突き”のテクも、しっかりしており、特に問題になるところはない。
1人幹部で、何役もこなしているので、むしろ頑張っているのではないか…。


●チャンス法政

基本的に『チャンス法政』は、「コンフォーコ」「アルプス一万尺」「“つなぎ”のメロディー」「ファンファーレ」そして「応援歌・チャンス法政」の5つがセットでその骨格を成し、中間に“様々な”ファンファーレが挿入されて『チャンスパターン』を形成したものを指す。

小生が現役の時の先輩方の時代からそうで、前回も感じたことだが、『チャンス法政』におけるチアのテクが実に素晴しい。
今回もチアはここだけの登場だったが、その伝統は脈々と受け継がれており、一際輝きを放っていた。
今回に限ると、チアリーディングの個々のレベルはもちろん、チア幹部9人という大所帯でありながら、全員の統率も取れており、他の五校(紹介する四校)と比較しても頭抜けていた。

今回は、『応援曲 法政』も加えたチャンスパターンとして披露されたが、構成も見事だったように感じている。

『チャンス法政』は、団長と、司会を担当していたリーダー部副責任者である3年生部員とのダブルメインであったが、見ごたえは十分だった。


●伝統の勝利の第一拍手

東京六大学の拍手演技の中では、レベルの高い名拍手演技。
小生が現役の時に、法政の先輩方が演じた時は、とにかく止まるとことでは微動だにせず、動くところは流れるように、そして力強かった。
圧倒され、固唾を呑み、手に汗握って観覧した程、気迫があった。
(この拍手演技だけで、15分~20分くらいは時間を費やしていた記憶がある。)
そのイメージは拭い去れないためか、どうしても厳しく見てしまう。

この拍手は、歴代リーダー部責任者のみが振ることができるのだが、今回は全ての役職を兼務する1人幹部。
したがって、この拍手演技を極める…には、酷な状況だったかもしれない。
かつての先輩方が微動だにしなかった構えで、体がぶれたり、本来はもっとゆっくり流れるように行うところで、我慢がしきれていなかった。
残念ではあるが、技術の伝承が細やかなところで機能していないのか、先輩方が披露したテクの領域には達していない。酷ではあるが、鍛え方が足りないのかもしれない。

だか、それだけ、法政の『勝利の第一拍手』は格式高いということが言えるのである。


【評価】

リーダーテクニック:★★★★★
チアリーディングテクニック:★★★★★
司会進行:★★★★★



【編集後記】

法政大学は、東京六大学の中では、最も厳しく、最も鍛えられている、ある意味「最も美しい」応援団のイメージがある。
そして、東京六大学の中でも、歴史が最も長い。
したがって、テク一つ一つを取ってみると、非常に素晴しい(鍛えられていないと、こなしきれない程、高い身体能力が求められるものばかり)。
今回は、リーダー幹部が1人のみという厳しい状況ではあったが、全体的にはそつなくこなしていた。しかし、法政大学応援団である…やや物足りない。

そんな中にあって賞賛したいのは、チアリーディングである。

総合力でも、前回は、次回紹介する慶應にやや分がある印象を持ったが、個々の技量は相変わらず非常に高く、慶應と同じ9人という大所帯でありながら、全員の呼吸が合っている感じで、今回は慶應を逆転していた気がした。
しかも、随所に「かわいらしさ」が表現されているにも拘らず、普段の「練習の厳しさ」を微塵とも感じさせないのは、見事の一語に尽きる。
それなのに、チアリーディングで全国的に有名な、桜美林大学や梅花女子大学よりも力量に劣るというのだから、この世界は奥深い。
ただ、法政大学のチアリーディングを見ているうちに感じたのは、応援団チアリーディング部には、全国レベルの高い技量が求められるのではなく、各競技の応援だったり、こうしたステージにおいて、いかに統率がとれているか…という点が求められるような気がした…ということである。
なので、応援団チアリーディング部には、変に技に走ることなく、応援団3パートの一角を担うに恥ずかしくない演技を披露し続けることを切に望んで止まない。

今回はリーダー幹部が1人という寂しい状況ではあったが、現幹部である当時3年生は3人、下級生には、現2年生に、4浪してまでも法政で応援団をやりたかった…という、埼玉県六校応援団連盟(ここには、小生も籍を置いていた)加盟校出身の「スーパールーキー」が入部した。その彼を見ているだけでも、1人幹部の寂しさを吹き飛ばすに余りある活気を感じた。
下級生達の鍛えられ方も含めると、今回紹介する五大学の中では、すべての面で頭抜けていた。
東京六大学応援団のオールドファンは、きっと、「ザ・応援団」である法政大学に期待しているはずだが、その輝きを再び取り戻す予兆を感じ、今後数年は大いに期待を寄せるべき集団と言える。

蛇足になるが、昨年12月に開催された『オレンジの集い』のDVD購入の予約をした。出来上がりの報を、首を長くして待っている。


【予告】

次回(第5回)は、小生の母校・埼玉県立春日部高校が、昭和32年から数年にわたり、コーチを受けた歴史のある、春日部高校応援指導部の“母”とも言うべき、「慶應義塾大学應援指導部」の演技内容を紹介します。
どうぞお楽しみに
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