Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

『自覚の欠如』が招いた「騒動」

2007-08-03 20:47:03 | その他スポーツ
昨日の台風5号…結局、小生の住まいのある山口県内の再上陸地点は、宇部市でしたね。

でも、実際の住まいは、「暴風雨圏」の東側ですので、被害が甚大になる地点です。
床に就くまでは、気が気ではなかったですね。良く眠れなかったですし…

今朝起床して、先ずは辺りを見回しました。

ところが、特別大きな被害を被ることなく、「事なき」を得ました

昨日も固唾を呑みながら、床に就く22時過ぎまで台風情報に釘付けでしたが、大分県竹田市から由布市周辺を通過中に勢力が衰えたところをみると、山口県宇部市へ再上陸した時には、かなり衰えた状態だったのかもしれません。

まさに、「小生の期待通り」の展開にはなってくれたようです

読者の皆様の「祈り」が通じたのでしょう。誠にありがとうございました
(特に、お見舞いのコメントを頂戴した、わらさん、以心伝心さん、振られ飛車さん。ありがとうございました。)

ただ、ちょっと影響が後に残る、嫌な台風ですね

山口県でも、15時ごろまで、雨の降り方が実に「変」でした。
振られ飛車さんから頂戴したコメントの通りでして、「台風一過」とはならなかったですね…


さて、今日の記事のタイトル…実に困りましたが、やはり、この話題に触れておくべきでしょうか…

2週間前に千秋楽を迎えた大相撲名古屋場所で、劇的な逆転で3場所ぶり21回目の優勝に輝いた、横綱・朝青龍 明徳 関が、夏巡業に休場届を出しながら、母国のモンゴルに無断で帰国した上に、元・日本代表の中田 英寿 氏らとサッカーに興じている最中に負傷してしまった「騒動」を起こしてしまいました。
(その記事は、先方が削除するまでは、下のリンクから、読むことができます。)

朝青龍に「仮病疑惑」高砂親方激怒(日刊スポーツ) - goo ニュース

この名古屋場所から、横綱が東西に揃う「2人体制」となり、地元力士の琴光喜 啓司 関の大活躍で、場所後には、抜群の成績が評価され、大関昇進を決めた、ある意味「フォロー」の風が吹き始めた矢先のことで、とても残念ですね

日本人の大関誕生も5年ぶりのことでしたし、これで、国技としての大相撲の人気回復の、せっかくの「起爆剤」に、水を差してしまった格好です

モンゴル政府の要請もあって、サッカーに興じざるを得なかった部分はあったにせよ、角界の番付最高峰の立場にある力士の不祥事とあって、さすがに北の湖 敏満 理事長も「お冠」のようで、朝青龍関に、2場所連続の出場停止と30%の減俸、同様に監督責任のある朝青龍関の師匠に当たる、高砂親方に対しても、30%の減俸の処分が下りました。

『自覚の欠如』に対する猛省を促す厳しい処分ですが、本場所になかなか足が運べない地方にお住まいの大相撲ファンの皆さんにとって、巡業がどれほど楽しみなことか…これまで、朝青龍関が、巡業を休場したことがなかっただけに、そのファンの気持ちは充分理解していたはずだと思います。

今回の騒動は、そんなファンに対しても「背信」を働いたわけですから、致し方ないのかもしれません

色々な点から、本当に残念でなりませんね


帰国後、この処分が下った朝青龍関ですが…。

さすがに「事の重大性」を認識したのか、それとも、これがまさに「綱の重み」なのか、処分の重さに、メンタル面が穏やかでなくなったようです

昨日になって「挙動不審」に陥り、高砂親方からの助言で、メンタルケアを「命じ」られたそうですね。
(その記事も、先方が削除するまでは、下のリンクから、読むことができます。)

朝青龍厳しい処分に動揺、精神科医へ(日刊スポーツ) - goo ニュース

大変痛ましいですが、記事の内容から専門的に推察すると、現在の朝青龍関の「躁鬱状態」を鑑みれば、「抗不安薬」(マイナー・トランキライザーと呼ばれるもの)と思われる薬物が処方され、これを服用することで、「不安」を和らげていると思われます。

しかし、朝青龍関は、今場所から白鵬 翔 関が横綱に昇進するまでの長きに渡り、「一人横綱」で、その責任は果たしてきました。

ただ一点だけ「ケチ」をつけるなら…

「本場所で、文句が出ない勝ち星を重ねるという『結果』“さえ”残せば良い」

という考え方が、時に垣間見えたことくらいです。

実は、今回の「騒動」は、これが「仇」となったという見方もできますが、そんな中で『結果』を残してきたことは、賞賛に値はします。

その「精神力」をもってすれば、「諸刃の剣」である薬物に頼ることなく、必ずや立ち直れると信じたいです。

反省すべき点は、当然反省していただかねばなりませんが、だからといって、命までもが召し上げられたわけではありません。

汚名を晴らすことができるのは、ご自身の「力」です

人間的にも大きく飛躍できる「チャンス」と思える時が、必ず来ます。

明けない夜はありません。

昨日の台風ではないですが、『嵐』は起こりますが、やがて去ります。
明治大学伝統極めつけの『嵐の拍手』でも、これは表現されていることです。

是非奮起して欲しいと願うばかりです

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14 Comments

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意趣返し (振られ飛車)
2007-08-05 20:04:53
今回の件は、協会とマスコミの意趣返しとしか思えません。
そもそも、サッカーに招待したモンゴル政府が謝罪をしているのですから、そこまでの話でしょう。モンゴル政府が態度を硬化して、全てのモンゴル人力士を引き上げさせれば、大相撲はどうするおつもりでしょうか。年間24勝すればOKのフヌケの大関達を横綱にしますか。

心技体?強ければいいんです。
巡業?後ろ暗い集団と手を切ったり、儲からないからあんまりやらなくなったのでは?
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大相撲はねぇ (ssay)
2007-08-05 22:57:58
振られ飛車さんのコメントはホントにハッとさせらるといいますか、本質に一直線に切り込んでいきますよね。Danchoさんの記事と釣り合いが取れていて、いいスパイスと言いますか、薬味が効いている感じです。
振られ飛車さんのブログになりますと、スパイスばっかりと言いますか、薬味が主役になってしまう(笑)?
(キャーごめんなさい、受け狙いですので。)

僕の性格は、どうもあまり強すぎる存在を応援できないようで(かと言って、弱いのもダメですよ)、大相撲でも、北の湖とか貴乃花とか朝青龍とかはあまり勝ってもうれしくないんですが、どういうわけか千代の富士だけはわりと感情移入できたんですよね。体が小さかったというのがあったのかな?
その千代の富士ですら・・・ですかね。
大相撲の黒い噂は、その後どうなったのでしょうか?
大相撲は、協会や後援会などの選手を取り巻く環境を含めて一つの文化を創っているのですから、朝青龍一人に全部の責任を押し付けるのも酷ですよね、確かに。強ければ何しても良いとまでは思いませんが、相撲協会がいまさら心技体などと言ってもしらけるだけですけどね。
まあ、僕は北尾事件以来、協会というものを信用していませんから。いい加減にしろ。
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相撲も応援も心技体 (紫紺の八木崎健児)
2007-08-06 16:16:03
というようにはなかなかいかない、ものでしょうか.
私は八木崎の高校にいたときは応援指導部と相撲部の両方に顔をだしていて、相撲では県大会準優勝、関東大会ベスト16の実績があります.よくWBさんたちとも相撲をとったものです.当時八木崎の高校には冬に暖房がなかったものなあ.
明治の応援テクが相撲の不知火型に由来することは既にDanchoの記事で指摘していますが,明治の応援が相撲型であるならば、法政の応援は空手型です.
 相撲がだらしないと応援もだらしないようで大変残念です.朝青龍には是非明治大学応援団の夏合宿にでも参加して学生の純粋な汗と涙を感じてほしいです.なお、明治大学応援団と高砂部屋とは因縁があります.応援団にも因習が残っており,相撲界もまたしかりです.とにかく,ふざけるな相撲界!
話は違いますが昨日先代の木村庄之助親方にお会いしました.すばらしい人でした.
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SSAYさんへ (紫紺の八木崎健児)
2007-08-06 16:34:02
千代の富士の師匠横綱北の富士の後援会長は明治大学
応援団の戦前OBです.その先輩のお宅に正月お邪魔したとき千代の富士が十両時代でご一緒したことがあります.
 ちなみに力道山の後援会長も明治大学応援団の戦前OBでした.相撲と応援との関わりは結構あります.
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コメント、ありがとうございます。 (Dancho)
2007-08-06 22:57:32
振られ飛車さん、ssayさん、そして、紫紺の八木崎健児先輩…こんばんは。

コメント、誠にありがとうございます。

振られ飛車さんからは、異論のコメントを頂戴しました。
10人いれば10通り以上の見方があることを、コメントを拝読して、改めて勉強させていただき、感謝です。

ですが、紫紺の八木崎健児先輩からご教示いただきながら、加筆・訂正しながら仕上げた『明治大学応援團の『テクの動作の意味』』の記事から、小生自身が多くのことを学びました。

それは、このコメント欄でも先輩がご指摘のように、『応援』と『相撲道』は、非常に密接な関係にあるということです。
つまり、『応援』も『相撲道』も先輩がおっしゃるとりで、『心・技・体』なのです。

明治の伝統極めつけ『嵐の拍手』を、三・三・七拍子をベースに考案された初代団長の相馬先輩が、相撲部のご出身であることはもちろんですが、応援のテクには大抵『四股』が導入されていることなどからも、その関係が容易に推測できます。
この『四股』は、実際に、力士並みの柔軟かつ強靭な身体を有していないと、綺麗には踏めません。
小生も、綺麗に踏めたかどうか…一生懸命練習はしましたが、省みると疑わしいです。

したがって、『応援』が、紫紺の八木崎健児先輩のお言葉を拝借するなら、「『神』を表現する世界」であれば、それと密接な関係にある『相撲道』も、『神がかり的』と表現できます。

実際、横綱は、その地位に昇進して間もなく『奉納土俵入り』を、明治神宮(で正しかったかな?)で披露しますよね。
そこにも、やっぱり意味があると思うのです。

今回の朝青龍関の件をはじめ、振られ飛車さんやssayさんがご指摘頂いた「影の部分」も含めて、小生が感じるのは、一連の大相撲に関連する騒動は、『相撲道』に関わる力士や理事・親方衆…もっと申し上げると、ssayさんのお言葉を拝借して「協会や後援会などの選手を取り巻く環境を含めて一つの文化を創っている」その担い手も含めた皆さんの『自覚の欠如』とか、『相撲道に対する理解の誤り』が生んだ結果のような気がするのです。

これは、朝青龍関を生んだモンゴル他の諸外国の『相撲道』に対する『誤認』も含まれます。
単なる『スポーツ競技』ではなく、『もっと崇高』なものであるという理解が、欠けていたのではないかと…。

そこを主張したかったのですが…文才がなく、反省しております。

結果的に、紫紺の八木崎健児先輩にフォローを頂いた格好となり、恐縮している次第であります。

先輩がおっしゃるように、朝青龍関には、明治大学応援團の夏合宿に飛び入り参加して、ご自身の土俵入りの「雲竜型」の動作の一つ一つにも崇高な意味があることを、学生と汗を流しながら感じ、学生の流す汗から学べば、立ち直れるはずです。
人間的にも、スケールが大きくなって、土俵に帰ってくるのではないかと思います。

小生は、そう信じたいですが…。

拙くレスを綴りましたが、やはり小生の理解違いでしょうか?

もしそうであれば、遠慮なくご指摘ください。
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なるほど (ssay)
2007-08-07 01:40:56
相撲と応援団との関係は、初めて知りました。
とすれば、Danchoさんの相撲に対する思い入れは、高校野球や六大学野球のそれに匹敵するわけですね。
心技体、いや、そうありたい、ありたいですよ。しかし、ともするとその崇高な理念を権力者(例えば協会側の人間)が利用してしまうのが嘆かれます。北尾の場合、脱走したということよりも、1度も優勝した事無い人を横綱に昇進させてしまったのがショックで。もう大不信ですよ。
でも、もうこの際、協会も後援会も相撲部屋も朝青龍も、過去にやっちまった事はもういいから、これからでも、もう少し魅力的な相撲文化を築いていくよう、方向性を変えて頂ければいいですよ。
どうなんでしょうね?相撲部屋って、今回の高砂部屋もそうですが、横綱になったことのない親方が横綱をなかなか指導できないというか、もてあましているところがありますよね。藤島部屋(後の二子山部屋)もそんなとこありましたよね。
貴乃花はちょっと精神的なものを強く追いすぎたとこはありましたが、そこを直せば、一番相撲取りらしい力士でしたし、良い指導者になれる要素はあると思うのですが。
朝青龍は、これは全くの想像ですが、伝統的な相撲に対して一種の改革を試みようとしたのではないでしょうか?気合とか喜びとか悔しさをストレートに表現するという。それとも単に天真爛漫なだけなのかもしれませんが。ただ、そういった態度が特に年寄り共に嫌われていたのは事実ですよね。
帰りが遅くて、こんな時間のコメントになってしまい、なんだか取り留めの無い文章ですが。
最後に八木崎先輩、十両時代の千代の富士って、もしかして、相撲取りにしては痩せていたのではないですか?千代の富士の場合皆さんご存知の通り、脱臼癖があったのを筋肉を鍛える事によって克服し大横綱となった。そういうところが好きでした。
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相撲の応援 (紫紺の八木崎健児)
2007-08-07 09:35:39
明治大学応援団には相撲の応援のときだけ使用する応援歌があります.[仰げ栄冠]という応援歌です.応援歌のテクにカシワデを打つ動作が入る変わったテクです.六旗の下にでは披露していませんし、相撲だけの応援歌なんて少なくても他の六大学にはないと思います.
 それとssayさん、私が会った千代の富士は脱臼に苦しんでいる最中まだ幕の内下位に低迷している頃で94キロの私とあまりかわりませんでした.
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横綱が横綱を育てる? (紫紺の八木崎健児)
2007-08-07 16:05:29
ssayさんがいうように高砂親方と朝青龍との間では親方が横綱でないという引け目があるのではないかと思われます.
 ただし、元大関佐賀の花の二所の関親方は横綱大鵬の英才教育で有名ですし、第45代横綱先々代若乃花の師匠は元前頭でしたし、今の横綱白鵬の本当の親方の熊谷親方も前頭止まりです.かならずしも横綱が横綱を育てるわけではありません.
 その関係からすると,明治大学野球部監督 故島岡
吉郎御大は明治大学応援団戦前団長でしたし,戦後の
団長から明治大学付属高校の野球部監督に二人就任しています.前の監督は私の前の団長でした.島岡御大
のときは応援団あがりのノックもできない監督といわれたそうです.
 ちなみに明治大学ラグビ-部元監督の故北島先生は相撲部OBでラグビ-場に相撲場をつくってフォワ-ドの練習をしたことで有名です.
 かならずしも横綱が横綱を育てるわけではありません.そういえばDancho後輩の好きな競馬の世界
でも藤沢調教師は騎手上がりではないのでは?
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レスが遅れまして…恐縮です。 (Dancho)
2007-08-09 20:31:59
ssayさん、紫紺の八木崎健児先輩、こんばんは。
コメント、誠にありがとうございます。

体調を崩し、レスが遅れましたことを、先ずはお詫び申し上げます。

ssayさん…小生が『相撲道』への思い入れは、実はそれほど深くはなかったのです。
紫紺の八木崎健児先輩からご教示頂きながら仕上げた、いわば入魂記事の明治大学のテクの動作の意味の記事を通じて、勉強できたことで、それによって『相撲道』も、実は日本が世界に誇るべき国技なのでは?と考えるようになったのです。

現役の応援指導部員のときも、「四股」をよく練習していましたから(この様子も、シリーズ化記事で書きますが…)、全く関連がないとは思っていなかったのですが、やはり大先輩方のお話を拝聴できることは、財産ですね~。
本当に、記事を仕上げていく中で、凄く勉強になりました。

ですから、今後大相撲を見る目が変わるんじゃないかと思っている…というのが、正直な心境です。

その後も、ssayさんが先輩にご質問してくださったことによって、このコメント欄を通じ、さらに先輩から色々奥深いことをご教示頂き、本当にお二方には、管理人として深謝…この一語しか思い浮かびませんね。

御二方によって、素晴らしいコメント欄の「汚れ方」になったと思っています(笑)。

管理人としてとても嬉しいですし、こういう感じで、コメント欄を今後も活用できたら、管理人も読者の皆さんにとっても、双方に良い効果が生まれるのではないでしょうか。

その意味で、今後も、小生のブログのコメント欄は、公開していくつもりでおります。

どうか、今後ともご支援・ご指導の程、宜しくお願い申し上げます。

ssayさんと、紫紺の八木崎健児先輩が、拙ブログのコメント欄を通じて、素晴らしい会話を繰り広げてくださったことに対し、心より、御礼まで。
返信する
追記 (Dancho)
2007-08-09 20:43:41
紫紺の八木崎健児先輩のコメントで…

『そういえばDancho後輩の好きな競馬の世界
でも藤沢調教師は騎手上がりではないのでは?』

とありましたが、その通りです。

藤沢和雄調教師は、元(日本に限る)は、菊池一雄厩舎の調教助手からスタートし、その後、シンボリルドルフの登場によって、野平祐二厩舎から桧舞台に姿を現し、調教師試験に合格して今の地位を築いています。
つまり、元・騎手ではないのです。

明治大学野球部の島岡監督や、ラグビー部の北島監督が、その競技の名選手だったわけではないのに、あれだけ強いチームを作り、数々の名選手を生んだ…。

大相撲における横綱も、名横綱だった年寄から誕生…というわけでは、必ずしもないことが、この例からも推測できますね(笑)。
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