Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

名伯楽の引退

2007-02-25 16:12:34 | 競馬
JRAは、人の動きが一番激しい時期です。
今月いっぱいを節目に引退される騎手・調教師がいる一方で、3月1日付で新たに免許を受ける騎手・調教師、そして新たに開業する調教師がいます。

今月いっぱいで定年で引退される調教師には、伊藤雄二師,瀬戸口 勉師,奥平真治師,山本正司師,湯浅三郎師,鹿戸幸治師,古川 平師といった先生方がおり、皆名伯楽と言って良いかと思います。

小生は、馬券購入で重視するのは、近走の成績や持ち時計と管理厩舎なので、名前を挙げさせていただいた調教師の先生方の管理馬には、大抵重たい印を打っていました。

小生が競馬と出合ったのは、中学生の時に、ミスターシービーとシンボリルドルフが2年連続で三冠達成を成し遂げ、特にファンではない父が、たまたまテレビ観戦していた頃でした。
ですが、その時はまだファンといえる程、のめりこんではいませんでしたね。

やはり、プロフィールにもあるように、高校時代、部活動で応援団をやっていた時の2年先輩や1年先輩の方に、競馬がお好きな方がいらっしゃって、土日に練習がある時の部室内での休憩中や、練習終了後に競馬予想を無理やりさせられたのがきっかけで、魅力にとりつかれていきました。それが高校1年生の時です。

いよいよ本格的に競馬を自分から観るようになったのは、その翌年のメジロラモーヌが初めて牝馬三冠達成した時です。
そのメジロラモーヌを管理なさっていたのが、奥平師です。

そして、小生に、「もう競馬ファンは一生やめない」と思わせた馬が、その直後、地方の笠松競馬場で大活躍していました。
その馬の名は…そうです。オグリキャップです。
笠松競馬在籍時は、今はJRAの騎手に転進した、安藤勝己騎手も主戦として騎乗していた馬ですね。
地方競馬所属時から、是非JRAに転厩して欲しいと願っていましたが、その通りとなり、管理する事になったのが、瀬戸口師です。

JRAに転厩しての緒戦となった、ペガサスS(現在は、昨日行われたアーリントンCに改称)で、ラガーブラック以下をちぎって圧勝したその瞬間に、アイドルホースになる事を確信したものです。
血統背景は三流と言って良いほど地味ですが、マイルから中距離路線で、類稀な雑草の如き勝負根性を発揮して、昨年のディープインパクト同様見事な花道を飾った姿は、今でも目に妬きついています。思い出すと、思わずこみ上げてくるものが…。
その活躍と功績の礎を築いた陰には、ご苦労も多々おありではなかったかと拝察しています。
その後も、ネオユニヴァースや、昨年のメイショウサムソンといった二冠馬をはじめとして、ラインクラフトなど数多くのGI&重賞ウィナーを送り出した功績は、後世にも語り継がれる事でしょう。

そのオグリキャップが活躍した、JRAが最も華やいだ時代に、シャダイカグラ,ダイイチルビー,ウイニングチケット等を、その前後の時代でも、マックスビューティ,エアグルーヴ,ファインモーション等を育て上げた伊藤雄二師も、調教師として1000勝を達成しております。

先の奥平師も、メジロラモーヌの後、オグリキャップの花道の「露払い役」とはなってしまいましたが、宝塚記念を後に制し、種牡馬としても成功したと言って良いメジロライアンを送り出しています。

山本師は、記憶に新しい、一昨年の展覧競馬となった天皇賞(秋)を制した、ヘヴンリーロマンスを送り出しました。
3月からは、そのヘヴンリーロマンスに騎乗していた、弟子の松永幹夫師が師匠の厩舎を引き継いで開業します。感慨深いですね。

湯浅師は、先日小倉競馬場へという記事でお話した、重賞に手が届きそうな現役馬エイシンドーバーを管理なさっています。今日、阪神での重賞レース『阪急杯』にも出走します。

鹿戸(幸)師は、小生が大好きだった99年の高松宮記念馬マサラッキのライバルだったスギノハヤカゼを輩出しています。
(マサラッキへの思い入れがもの凄く強かった小生にとって、スギノハヤカゼは「目の上のタンコブ」の様な存在でしたが、良い馬です。)

古川師も、今も現役のローマンエンパイアやケイアイガードなどの重賞ウィナーを数多く輩出しています。


とにかく、数多くの名馬を輩出した、各調教師の先生方には、ファンとして心より感謝申し上げたいし、労をねぎらいたいと思います。

本当にご苦労さまでした


追記
昨日の阪神競馬第4レースの障害レースで落馬&放馬し、競馬場外の県道にまで「逸走」したノボリハウツーを管理していたのも、瀬戸口師…。
最後の最後まで話題を提供しそうですね。
(ただし、このレースでノボリハウツーに騎乗した船曳騎手が骨折の重傷、石山騎手も同じレースで落馬し、意識不明の重体と、心配です。)

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