『第５４回 有馬記念』レース展望

今年のＪＲＡの秋競馬のＧＩレースも、いよいよ残りあと一つ。

そうです。表題の『有馬記念』です。

舞台は、中山競馬場の芝コース、距離は、２５００ｍ。

競馬を知らない人でも、参加することが多い、「祭典」的要素を持つレース。
「グランプリレース」の名の通りだと思いますね。

コースは、トリッキーな小回りコースの２５００ｍなので、うまく立ち回れそうな馬が台頭しそう。

と言うわけで、早速フォーカスを…。

◎マツリダゴッホ（７番）
○ブエナビスタ（２番）
▲フォゲッタブル（１６番）
☆スリーロールス（１０番）
△ネヴァブション（１５番）
△ミヤビランベリ（３番）
△ドリームジャーニー（９番）

まで。

◎は、とにかく中山競馬場のレースと相性が良い。
一昨年の覇者ですし、ＪＣをスキップしたローテーションも、鞍上も、一昨年と同じ。
枠も真ん中なので、好位差しができそう。
前を行くリーチザクラウン（８番）とテイエムプリキュア（１２番）を見ながら、鈴をかけにいくタイミングさえ間違わなければ、そのまま雪崩れ込むだろう。

もうひとつおまけ…。

『有馬記念』は、どこかにドラマや「答え」があるレース。
今年大晦日の『紅白歌合戦』の大トリで歌われるのは、北島 三郎 氏の「まつり」。
今年最後を「まつり」で締めるなら、競馬の最後も「マツリ」で締めるのではないだろうか。
自身も引退レースなので、有終の美を飾って欲しいし、そのチャンスは大いにあると見る。

○は、内枠が当たったのが痛いが、同じ３歳牝馬のレッドディザイアがＪＣでも３着に入線した様に、今年の３歳牝馬は能力が高い。
鞍上も、横山 典弘 騎手に代わるので、追って味ある競馬をすれば、馬券対象内には持ってきそう。実際、これまで馬券対象外に消えたことがないだけに、ここでも重視して良いと思う。

『有馬記念』がドラマ含みのレースであれば、１２月２７日に行われることを踏まえて、２－７の馬券（馬連，馬単，ワイド）で決着…というのも、おかしくはない。

▲は、良血であるし、菊花賞２着、中山競馬場の内回りコースを２周するステイヤーズＳでも上手く折り合って１着に入線したことを踏まえると、これからも長い距離では上位に来ると思う。あとは、その「マラソンレース」を使った疲労が残っていないかがカギ。

☆も、同年の菊花賞馬は、『有馬記念』を好走している点は見逃せず、押さえたい。ただし、鞍上が不満で、ケアレスミスをしそうなので、強気には推せない。

△筆頭は、全く人気がないが、日刊スポーツの競馬コラムを担当している須田 鷹雄 氏が、こんなことを言っている。

「その年の中山重賞レースで好走歴があるのに、人気薄になっている馬は、要注意」

昨年であれば、マドマイヤモナークが最低の１４番人気で２着に来たのがこれに当てはまるのだが、今年は、人気するマツリダゴッホ以外に、この馬と、エアシェイディ（６番）が居る。
エアシェイディは、昨年３着という実績は見逃せないが、８歳と高齢なので、さすがに狙いにくい…。
だとしたら、この馬しか居ない。そう、須田氏と全く同じ考えなのである。
元々能力は高く、中山競馬場向きの馬なだけに、「惑星」はこの馬と思っている。

△二番手は、馬場が渋ると、▲位に推したいという意味で。
とにかく、馬場が「泥んこ」であっても怯まず、関西馬ながら、関東の重賞＆距離２５００ｍに良績があるのは、大いに買いたい材料。

難しかったのが、ドリームジャーニーの取捨。
最初は「無印」としていたが、とりあえず残すことにした。
何故か…。
上位人気に応えられない器だからである。
しかし、血統的には長距離向きの奥手ながら、朝日杯ＦＳ優勝馬。
早熟かと思わせたが、５歳になってブレイクした感もあり、血統背景がそうさせているのかもしれない。
ただし、一瞬しか切れる脚を使えないのが、この馬の弱み。
したがって、見せ場なく終わる可能性もあるので、取捨が難しかった…と言うのが私の見方。

怖いのは、『エリザベス女王杯』の様に、逃げた２頭に誰も鈴をつけに行かず、そのまま決まってしまう展開になること（先述してはいるが…）。
その場合は、リーチザクラウン（８番）＆テイエムプリキュア（１２番）の雪崩れ込みの線が浮上するが、考えると切りがないので、この辺で止めておこう。

という訳で、馬券は、◎を軸に、○▲☆△へのワイド６点を本線とし、おまけとして、３連複◎○２頭軸で、１，３，６，８，９，１０，１１，１２，１５，１６番へ流す１０点の合計１６点で勝負。

さて、結果はどうなるだろうか？。

さて、今回はサービスに、あの御方が昨年の『有馬記念』で「ゾロ目」が好きで買って、馬券を的中させたので、その御方のために、天津木村風に、吟じます。

グランプリレースの有馬記念に～ぃ
１枠，４枠，５枠に有力馬が入ったので～ぇ
またゾロ目を買えば上手くいきそうな気がする～～ぅ

あると思います。


追記

『有馬記念』の「前座」で、今日行われた『中山大障害』…４点全部取るつもりで勝負しましたが、結果的に昨年のワンツー１点で良かったんですね…。
「取って損」はしたけれど、落馬のリスクがあるレースで的中させることができたので、その勢いに乗りたいねぇ…。