Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

消えてゆく『ブルートレイン』に込められた、様々な方の様々な思い

2007-12-19 20:00:00 | 雑感
先日エントリーした『一抹の寂しさ』に、多数の読者の皆様からコメントを頂戴しました。
誠にありがとうございます

記事をエントリーした小生自身は、これほど「食いつき」が良いとは、正直思っていなかったのですが…頂いたコメントを拝読して、小生自身も改めて色々思うことが出てきましたので、頂戴したコメントと「対話」する形で、改めて記事をエントリーしてみます


紫紺の八木崎健児先輩へ

コメント、誠にありがとうございます

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私が明治大学応援団OB一年生の時OB会現役担当幹事として夏合宿に参加した際、合宿地青森県八戸市まで上野駅からブル-トレインで行きました。あの頃は私も若かったので、夜上野をたって朝八戸でも平気でした。
次の年はこれまた福岡で合宿でしたので、ブル-トレイン『あさかぜ』に乗って東京福岡を往復しました。当時私は飛行機が苦手だったことがブル-トレインを利用した理由です。とにかく応援団の合宿といえばブル-トレイン、懐かしい思い出です。
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小生が子供のときも、新幹線の特急料金と、B寝台の寝台料金と特急料金を比較すると、若干寝台特急の方が高かった気がします。
小生が子供の頃は、広島県の福山駅まで新幹線で行くにも5時間は要しました。
それを考えると、寝台特急で父方の実家へ帰省することは、片道なら「旅する」感覚があって、楽しかった思い出があります

遠方の合宿ですと、合宿初日の朝から練習となると、前日の夜に寝台特急に乗り込んで車中泊をして、翌日朝からびっしり練習をするには好都合かな…と思いますね。

小生は時々、関東地方に朝にアポイントがある出張に出かける際は、山口で定時ちょっと過ぎまで業務をこなし、新幹線で岡山まで出て、電車型の『サンライズ瀬戸&出雲』を捕まえて、東京に朝7時ちょっと過ぎに到着する寝台特急をよく使っていました。
しかし、内装に懲りすぎている上に、「旅をする」という感覚とはちょっと程遠い感じがしています。
いわゆるブルートレインの客車型のB寝台よりは、熟睡はできるのですが、朝起きたらもう小田原を過ぎて、もうすぐ横浜という感じなんですね。
移動時間を睡眠時間とするのは合理的かもしれませんが、特急料金が結構高額なので、現在では大幅に特急料金が安くなった新幹線『のぞみ』で前日のうちに移動してしまってアポイント先に近いところの安いビジネスホテルに宿泊した方が良いのではないか…と思ったりしています。

子供の時は、新幹線も寝台特急も「高級感」がありましたが、同じ「高級感」を味わうなら、寝台特急の方が「旅している」という感覚があって良かったように思います

その思いと、合宿での練習の厳しさが相まって、省みると人生の中で大きな思い出として心に刻まれると小生は考えています。
その思い出は、ある意味「一生の宝物」ですからね…。

その思い出を築いた寝台特急が徐々に姿を消すとなると、やはり一抹どころか、なんともいえない重たい寂しさを感じずにはいられませんね。


振られ飛車さんへ

コメント、誠にありがとうございます

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この件に関しては一部早とちり(いかにも朝日)もありますが、大筋では正しいです。
この10日ほど、鉄どうしがBBSで持論で罵り合っています。
利用客にそっぽをむかれる内装、価格、時間すべてが時代にそぐわなくなったこと、JR各社同士の思惑の違い、利用客も激安のツアーバスをデフォルトと思っていることなどいろいろと理由はありますね。

週休二日以上休めるようになって、わざわざ夜行で移動する必要がなくなったのも大きいかもしれません。
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小生、お恥ずかしながら最近はあまりテレビを見たりしませんので、使い方が正しいかどうか不安ですが、こういうのを『アサヒる』っていうんですかね

まぁ「鉄ちゃん」にも色々なお方が居そうですから、喧々囂々となるのでしょうねぇ…こういうニュースが出る度に。

振られ飛車さんは新幹線はどうも好かないと理解していますが、やはり、『のぞみ』の運行が影を落としていることは間違いなさそうですね
小生は小生なりの「新幹線の旅の楽しみ方」を見出していますので、そんなに毛嫌いはしていませんが…。

よりスピード感が求められた代償として、寝台特急の廃止や、食堂車が消えていった…というのは容易に推測可能です。
東京-新大阪間が2時間半なら、食堂車で食事…なんてまず考えないでしょうからね。

今は週休2日が「当たり前」みたいなご時勢ですから、おっしゃるようにわざわざ車中泊してまで…との考えに行き着くのも必然かもしれません。

そんなに急いで…というのも半面はありますが、なんとも味気ないご時世ですね

JR各社の思惑の部分は、後ほど触れますね。
振られ飛車さんのコメントを象徴するかのような内容ですから…。


K・O・Fさんへ

コメント、誠にありがとうございます

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とうとう恐れていた事が現実になりそうですね。
寝台列車に乗った時の雰囲気は大好きですね。
私が初めて乗ったのは十数年前の北海道内でした。札幌から稚内、網走、釧路間の夜行特急or急行に連結されていた寝台車に乗ったのが最初でした。乗りまくりました。しかし今では道内の夜行は札幌~釧路間の特急「まりも」のみです。淋しいかぎりです。
二度目は大阪から乗った「銀河」です。四国からの帰りに甲子園に寄り、四試合見終わってからちょっと贅沢して乗りました。これがブルートレイン初乗車でした。これも引退ですか?淋しいかぎりです。甲子園に行く時はいつも大垣夜行なので一度「銀河」に乗って行きたかった。

八甲田、津軽、出羽、あさかぜ、さくら、西鹿児島まで走ってた頃のはやぶさ
あぁ、乗りたかった!
富士や北陸、あけぼのにも乗りたい。583系の三段寝台のある「きたぐに」も乗りたい!

鉄道旅好きの楽しみを奪わないでもらいたい!
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北海道内は広いでしょうから、札幌からたとえば北見とか、根室とか、稚内はどうなのかわかりませんが…寝台車が活躍できる感じはしますね

ですが、それでも減るのは、ニーズの減少なんでしょうかね。

先ほど、振られ飛車さんのコメントへのレスにも出した表現ですが、「そんなに急いで…」とも思う時がありますし、「列車の旅もなかなか良いものですよ」とも思うのですがね…。

小生の前職の先輩は、出張で翌日の朝には関東に入る場合は、いわゆる「ブルートレイン」の方が好きと言って、今の『富士&はやぶさ』の切符をわざわざ取るお方でした。

そんなお方も少なからずいるわけですから、簡単に消すには忍びない気がします。

紫紺の八木崎健児先輩へのレスでも触れた『サンライズ瀬戸&出雲』は、電車式で内装は確かに良いのですが、何か物足りないものがあります。
なんとも言葉にできない「何か」がないんですよね…。

また『サンライズ出雲』は、倉敷から伯備線回りで出雲市駅に行きます
あの図体で、カーブの多い伯備線…想像しただけで乗り心地が悪そうで、倉敷-出雲市間でこの電車を使う気には、さすがになれませんね

列車を「消す(=廃止する)」のは簡単ですが、鉄道の旅が好きな方の旅ごころは簡単には消せない…そこをちょっと理解してもらうと良いのですがね…。


わらさんへ

コメント、誠にありがとうございます

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高校生時代、親元から離れて寮&下宿生活をしていた時、東京の実家と、スカイメイトを利用して飛行機で往復していました。ある時(確か夏休みに入る時)、寝台車で帰ろうと思い、青森から上野まで。朝上野駅についた時に車掌さんに起こされました。
「お客さん、終点ですよ!!」と言われたかどうかは記憶が定かではありませんが。
周りのお客さんはみんな降りていて、カーテンが半分開いて空っぽになった寝台がやたら目につきました。
あれから、1回も寝台車には乗っていません。もう乗ることもないんでしょうね。
もう1回持っておけばヨカッタかな。
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このわらさんのコメントには、人間の血の通う「動き」みたいなものが潜んでいて、小生はちょっとハッとさせられました。

終点まで…という安心感と、旅ごころが合体したような、実に微笑ましくもセピア色に染まった感じの素晴らしい内容で、こういうコメントを頂戴すると、余計に寝台車がなくなる事の重大さが伝わる感じさえします。

こういう風情を消してしまうことにもなるんですよ…と、廃止を決めたトップスには上申したい気持ちですが、「焼け石に水」なんでしょうねぇ…。

それが悲しい気がします。


風屋さん

コメント、誠にありがとうございます。

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こんなに「みどりの窓口」を(しかも今になって)
話題にしていただけるとは正直言って思っていませんでした。
何しろ当時は視聴率が1%を超えると話題になるほどでしたから。

車にもバスにも船にも飛行機にも酔わない私ですが
寝台車だけはどうにもダメだったのです。
といっても、
苦手意識が強かったので最後に乗ったのは中学時代。
かれこれ30年以上前のことですから今はどうかわかりません。
あの頃の上京は特急やまびこかはつかりで6時間か、
寝台急行北斗星で・・・というのが一般的なパターンでした。
今は花巻~東京を寝台に乗って行くなんて考えられませんよね。
大学時代に夜行急行十和田を知り、病み付きになりました。

最近、東北新幹線に乗るのに苦痛を感じます。
開かない窓、下半分が防音壁で遮られる車窓からの眺め、
そしてどこも同じように無機質なデザインの駅・・・。
かつての東北本線の旅が今になって懐かしく思い出されます。
新幹線を使うより、最近は深夜高速バスがいいです(笑)
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そうです。同感ですね

小生も新幹線(こと東海道・山陽新幹線を指します)の旅の楽しみを見出したとはいえ、窓が開かない、開けられないという「密室な感じ」になるのは、ちょっとなぁ…とは思っています。
駅の作りが無機質なのも納得です。最近できた品川駅には、愕然としたほどでした。
(1度だけ乗降したことがあるのですが、東北,上越,長野の各新幹線の駅のホームより、小生のイメージでは酷いかも…。)

しかし、『みどりの窓口』をリアルで知っていて、風屋さんが番組制作に携わっていたというのは、並々ならぬものを感じます

あの当時は、東北&上信越方面へ向かうL特急が多くて、それだけでも楽しかった…。
だから、自然と『みどりの窓口』の視聴者になっていたのでしょう

寝台車は、初めて乗車した時のイメージが刷り込まれやすい列車だと小生も感じます。
そこでイメージが良ければ、成長してもいいイメージのままですし、逆も然り。
こればかりは何とも小生からは…。

小生も、nanaponさんではないですが、「知的、好奇心?…ユーザー視点」の「好奇心」の部分で、夜行高速バスに1度はチャレンジしてみようと最近思っています。
(山口方面-東京の便が、1往復分だけあるんですよ。)

将棋界で今年2月に一躍有名になってしまった、現在高校1年生にしてプロの女流棋士である里見 香奈 女流初段は、地元の島根県出雲市から、東京で対局がある度に、夜行バスを使うようです。
上京してすぐに対局し、終わったら終わったで、その日の夜行バスでとんぼ返りし、翌朝には高校にちゃんと通うとのことですから、「妙な対抗意識」があります

里見初段本人は「苦にならない」と答えていますが、それがいかばかりかは、体験してみないとわかりませんからね…。

来年は、何かと東京に出る機会が増えることに最近気づきましたので(うっかり失念していたことを思い出しただけですが…)、最低1度は往復を試みるつもりです


くりはらさんへ

コメント、誠にありがとうございます

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私も寝台列車に乗りたい。

大学時代のNHKに就職した先輩、転勤で宮崎放送局に。同じく同級生も故郷・宮崎で熱血・中学教師。
今ほど話題にもなっていない宮崎に向かってのブルトレ、好奇心旺盛な私は初めての寝台列車に飛び乗っていました(笑)。

その後、先輩は上司が(高校野球)甲子園でチアの盗撮事件があったりで東京へ戻ることに、同級生は突然の癌という病に倒れ、長い闘病生活の末、2度と会えない友人となってしまった。
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このコメントは切ないですね…。

ですが、友人に会うために乗ったのが宮崎行きの夜行(…となると日豊本線回りの寝台車ですから、『富士』かな?と想像しますが)ですから、思い出も一入でしょうね

すでに宮崎に向かう夜行はすべて廃止され、今は大分までの『富士』が残るのみ。
しかし、これもあと2年で消えます…。

寂しいですよね


ところで、コメントを頂戴した振られ飛車さんもご指摘なさっていましたが、これが実現するから、『はやぶさ』が姿を消すのだとばっかり思っていましたが、やはり、JR各社の「思惑」には温度差があるのかもしれません

九州新幹線の東海道乗り入れは不可能 JR東海社長(朝日新聞) - goo ニュース

のリンクからタイムアウトするまでは記事を読むことができるのですが、逆に捉えると、これができないなら、『富士』と『はやぶさ』を残す意義は、まだ見出せる気がします。

先にも述べましたが、列車の旅が好きな方の「旅ごころ」までは、そうは簡単には消せるものではないのですから…。

JRは、「飛行機に乗客を奪われて、採算が合わない」から廃止すると考えていると思うのですが、東京-鹿児島中央が、JR各社同士の「軋轢」から「直通」の実現に対して首を横に振るのなら、なんとも子供じみている気がします
そうなると「飛行機に乗客を奪われて、採算が合わない」なんていう理由は、いかにも子供っぽい

nanaponさんのご自身のブログのサブタイトルにある「ユーザー視点」を全く抜きにした議論にすぎないように、小生には思えてなりません。

鉄道ファンの中には、「廃止するのはいつでもできる」という議論もあるでしょう(実際に、「鉄ちゃん」が集うBBSを閲覧したわけではないですが…)。
ですが、簡単に廃止し利便性を優先することを決めたなら、徹底的にやらないと、ファンは鬱憤が貯まる一方でしょう。

『さくら』や『富士』といった、いかにも日本らしい愛称の列車名を簡単に消しておきながら、ある意味「味気ない」新幹線の合理性を優先して、この長所を最大限活かす方向にならない、中途半端な「子供の喧嘩」みたいな議論で終始する様子を見ていると…

「ファンを振り回して何が楽しいのか」

と、ちょっと物申したい気分ですね

寝台特急の廃止を決めた理由が理由だけに、このニュースは…

「JR各社のお偉いさん。それは我侭なんじゃないの

と思わずにはいられません

『一抹の寂しさ』が、こうして読者の皆さんの「食いつき」が良く、『一抹』以上のなんとも言えない寂しさを感じている以上は、黙っちゃいられませんね…というのが小生の本音に近い部分ですが、いかがでしょうか


これ…案外『朝まで生テレビ』のネタになりますかね

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1 Comments

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一部だけですが (振られ飛車)
2007-12-24 19:15:38
本題とは関係ありませんが、輸送力が違いすぎます。新大阪以西でも8両で十分なのですから。どうして日頃は空いていても博多まで走るのか、それは東京につながっているという地方の願いなのです。
じっさいのところ、新幹線で有利なのはいいところ800kmまでです。東京からみれば、広島が限界なのでしょう。

>生テレビのネタに
ならないでしょう。JRを非難することは、民営化、行政改革を否定すると誤解している一般人があまりにも多いのです。
さらに夕刊紙やゴシップ週刊誌もJRを批判すると発売を停止されてしまいますので、物も言えないのです。結果、野に放たれた野獣と化しているのです。
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