りあるえすてぇいと・にゅうす

徒然なるままに更新しておりました・・・

読書レビュー

2010-10-08 09:31:00 | 読んだ本あれこれ
 食欲の秋、スメ[ツの秋とくれば読書の秋
ということで、久々に読書レビューをしようと思います。

今回は藤谷 治氏著の 『船に乗れ!』です






 ・・・実は三部作のうち、まだ二部までしか読んでいないんですが、非常に面白いのでフライングでレビューを書いてしまいました。

AMAZONのレビューはこんな感じです
 
 音楽一家に生まれた僕・津島サトルは、チェロを学び訣bアしたものの、あえなく失敗。不本意ながらも新生学園大学附属高校音楽科に進むが、そこで、フルート専攻の伊藤慧と友情を育み、ヴァイオリン専攻の南枝里子に恋をする。夏休みのオーケストラ合宿、市民オケのエキストラとしての初舞台、南とピアノの北島先生とのトリオ結成、文化祭、オーケストラ発表会と、一年は慌しく過ぎていく。書き下ろし、純度100パーセント超の青春音楽小説。 (1巻)

続巻待望の青春音楽小説、「光と影」のさらに色濃い第2楽章へ。 (2巻)

最終学年になった津島、鮎川、伊藤らのアンサンブル。伊藤は津島に言った。「僕たちはこれからの方が大変だ。甘くない」。それぞれの心がぶつかり合い、再びふれ合った果てに訪れる、感涙の最終楽章――。
エンターテイメント性と奥深さを兼ね備え、各紙誌で熱狂をもって紹介された青春音楽小説三部作が、ここに堂々完結! 胸に沁みるフィナーレは、人生を変える、かもしれない。(3巻)



 大人になった主人公。津島サトルが、高校時代を思い出すモノローグ形式で話は進んでいきます。
 
 あらすじだけ見れば第一志望の高校に落ち、失意のまま三流音楽高校に入学した主人公が、クラスメイト、先生、家族との係わり合いの仲で成長していく、いわゆる青春小説で、主人公もやたら内省的で、物事を深く考えすぎるようなタイプなのに、物語自体はさらっと進んでいく(かなり重大でヘビーな出来事も起こるのですが)この分量の作品を面白く読ませるのは、ひとえに筆者の物語作りの妙によるものでしょう。



1巻を読み終わった時点で、2巻があのように展開するとは夢にも思わなかった・・・3巻がどうなるのか、非常に楽しみです。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿