BES大山(鳥取)

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日本一

2006-10-21 09:28:58 | 歴史・文化
大神山神社奥宮には三つの日本一があります。

まず、一つ目は、自然石を敷きつめた国内最長700mの参道
俗説には、周辺にあった城の城壁を取り壊したときにでた廃材
とも言われているようです。正直に言うと、歩き辛いです。

次に、二つ目は、国の指定する重要文化財クラスで、
国内最大の権現造りの社殿であること。
権現造りとは、本殿と拝殿を「石の間」で繋ぐ建築様式です。
真中の石の間が数段低くなっているのが特徴で、
これは、祭典奉仕者が拝殿にいる将軍に背を向けて
奉仕をしても非礼にならないように考案されたそうです。
徳川幕府が全国各地に東照宮を建立し徳川家康を神格化、
東照大権現として祀ったことから権現造りと呼ばれるようになりました。

最後は、幣殿の白檀の漆塗りの荘麗です。
白檀塗りとは銀箔を貼った上に生漆を塗って
その化学変化により金色を出す技法です。
漆を塗った直後は黒に近く、空気に触れると徐々に鮮やかな発色に変化します。

欄間等に使われることはありますが、これだけ大規模なものは稀です。
さらに壁には彫刻や彩色壁画、天井には花鳥風月が描かれています。

身近(?)なところで言えば、お正月にお神酒などを飲むときに使う盃など、
古来から伝わる伝統的な塗りです。
手間暇掛かるうえ、それを継承する人も少なくなり、
次第に廃れていっていますが…
金色と紹介されることが多いですが、どちらかといえば飴(赤?)色に近いです。

▼博労座から大山寺までは10分。大神山神社はさらに15分。
日本一長い自然石の参道
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今日9時現在の気温は14℃。天気は晴。
建物から外に出るとひんやりとした空気に包まれます。
ただ、紅葉の見頃はもう少し先になりそうです。

頂上小屋のトイレ閉鎖は10/25(予定)に、1箇所は使用可能

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