BES大山(鳥取)

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大山と水信仰2

2008-06-22 08:14:39 | 歴史・文化
以前、自然歴史館で、日本民族学会会員の川上氏による特別講演会がありました。
講演の内容は「赤松の池に龍がすむわけ」というものでした。

その話の中で大山寺は、理想的な風水図と重なり、その中で赤松の池が、
風水の中の「龍穴」と呼ばれる部分にあたるそうです。

鶴は千年、亀は万年…はあまり関係ありませんが、
蛇が龍へと変わるには長い年月が必要だと言われています。

山で千年、野で千年、海(水中)で千年、
誰にも見られることなく過ごす(修業する)と、
蛇から龍へと生まれ変わると言われています。
蛇から龍へと変わる年数は書物によって異なるようです。

蛇(へび)が蛟(みずち)になり、蛇に角が生え(キュウ)、
4本足で龍に近い形(チ)となり、4本足で角のある龍(りゅう)となり、
更に1000年経つと、翼が生え、応龍になるとも言われています。

蛇は、元々神聖な存在で、世界中で豊穣のシンボルとなったり、
脱皮して生まれ変わることから再生のシンボルとなっています。

西洋ではドラゴン、東洋では龍。竜神や竜王は龍を神格化したものとされます。

りゅう【竜】(大辞泉より一部引用)
想像上の動物。体は大きな蛇に似て、4本の足、2本の角、耳、髭をもち、
全身鱗(うろこ)に覆われている。
多く水中にすみ、天に昇り雲を起こして雨を降らすという。
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