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自然公園財団「大山」(鳥取支部大山事業地)すたっふ ぶろぐ

大山ナショナルパークセンターから、鳥取県大山周辺に関する情報、自然公園財団「大山」のイベントやお知らせなどを載せています

大山並木松2

2006-11-23 09:33:29 | 歴史・文化
大山観光道路、県道大山口停車場線沿いには、樹齢が約400年、
根回り3m~5m、樹高20m以上の黒松の並木があり、大山並木松と呼ばれています。
昭和52年には大山町の文化財に指定され、昭和62年には日本の松百選に、
平成4年には日本街路樹百選にも選ばれました。

ところが、昭和50年代から急激に樹勢が衰え、毎年数本づつ枯れ始めています。
これらの並木松は、自動車で根が圧迫されたり(道路整備のための舗装)、
松くい虫、酸性雨などが枯死の一因となっています。

また、大山は昨年12月~2月初旬に掛け、記録的な大雪に見舞われました。
並木松は老齢に加えて松くい虫などの被害に遭っていただけに、
雪の重みで枝が折れたり、捩れて樹皮が剥がれるなど無残な姿になっています。

こういった事も含め、大山並木松を守ろうと、行政機関、自然保護団体、
ボランティアなど多くの方々の協力によって保護活動が進められています。

平成14年には現存する並木松からクローンを採穂して
関西育種場で苗木に成長させ、約150本を大山観光道路沿いに植樹しました。
平成15年には、この植樹した2代目松の手入れが行われました。

しかし、植栽した場所が日陰になってしまった松の多くは、
枯死している状態で、今後も植栽の取組を検討していく必要があります。

▼現存する黒松とクローン黒松(二代目黒松)

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8時の気温は4度。9時現在は5度。天気は曇時々雨。
木枯らしが吹き荒れています。
コメント
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