BES大山(鳥取)

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後ろ向き門

2006-10-28 09:00:36 | 歴史・文化
自然石が敷詰められた国内最長の参道(約700m)を歩いていくと
大神山神社奥宮が見えてきます。

此処では高僧や武士、大名などは鳥居をくぐり、西楽院(社務所)へと赴き、
一般の参拝者は、その脇の小道から入っていたそうです。
(現在は、石垣が残るのみとなっています。)

大神山神社の下には西楽院から移動された門があります。
通称、後ろ向き門とも呼ばれ、その名の通り、
門の表裏が反対に建てられています。通常の門とは違い、
外から閂(かんぬき)を掛けるようになっています。

西楽院から表門を移築する際に向きを変えなかったため、
通常とは向きが違う(間違えた)と言う説と、

大神山神社奥宮は、夜に人間が寝泊りする場所ではなく、
夜に居ても良いのは、神だけである。と言うことから、
僧が帰るときに外側から閂を掛けるようになったとも言われています。
と言う訳で(?)大神山神社の神主さんは日勤です。

それから、以前書いた補足。
金門とは、禁門、切り明けとも言われていたようです。
金門から先は霊域であり、神の居ます所として
一般の出入りは禁じられていたため、
付けられたのではないかと言われています。
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