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雨の日にはJAZZを聴きながら

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Eddie Higgins 『 Zoot’s Hymns 』

2005年12月20日 11時43分38秒 | JAZZ
昨日は明け方4時に救急で叩き起こされ,凍え死にそうな夜道を車を飛ばして病院に行き,そのまま夜8時頃までへとへとになるまで働いたので,今日は午前中ゆっくり寝て,午後から出勤することにしました。(もともと火曜日の午前中は休みなのですが,何だかんだといつも仕事させられているんですよ。)妻はお友達とクリスマス会で先ほど子供と一緒に出かけてしまいました。仕方ないので,自分でコーヒーをいれ,さてと何から聴こうかと相変わらずCD棚の前で腕組しながら思案中であります。う~ん,頭がぼーとして,思考回路停止状態のためか,いい考えが浮かびません。寺島氏が,「何を聴いたらいいか迷う時はオムニバスを聴けばいいんじゃ。その中にきっと気に入る曲が入っているから,そしたらそのアルバムを引っ張りだして聴けばいいんじゃよ。」(あれ,こんな口調でしたっけ?)とか言ってたな~。でも僕オムニバス持ってないしな~。(実は沢山持ってるんですが,実家送りの刑にしてあります。)いっそ,所ジョージの「ダーツの旅」みたく,目をつぶって一枚適当に取り出してみようか,よし。ということで,一枚取り出したのが,これです。エディー・ヒギンズの『 Zoot’s Hymns 』(1995 Sunnyside)。ナイス・チョイスですね。晴れた冬の朝にはぴったりではないでしょうか。

<Hymn>とは,<賛歌>という意味ですから,『 ズートに捧ぐ 』ですかね。ズートによく似たテナーのジョン・ドーテンという人が参加したカルテットです。M-1にお約束でズートの曲<The Red Door>を持ってきて,トリビュート・アルバムらしい始まりです。M-4<Gabriela>とM-10<The Red Blouse>はジョビンのボサノバで,この2曲がアルバム全体を軽やかでフワフワしたおしゃれな雰囲気に仕立てています。<Come Rain Or Come Shine>や<Whe Your Lover Has Gone>などのスタンダードも配しています。ヘンリー・ネモのM-9<’Tis Autumn>もドーテンの豊かな暖色系の音色で優雅に吹いています。M-6<Waltz For Allison>はヒギンズの美しいオリジナル・ワルツで,これもなかなか心に沁み入る名曲です。

全体にせこせこした曲がなく,優雅で落ち着いた選曲で,いつまでも飽きのこない大人のジャズ。久しぶりに聴いたけど実にいいアルバムです。写真のジャケットは輸入盤で,おそらく入手困難(あるいは入手できてもやや高価)ですが,幸い2005年8月にVenus Recordsから,タイトルが『 Whe Your Lover Has Gone 』(いかにもVerusらしいタイトル変更だこと)に変更されて,Reissueされました。試聴はこちらでできますよ。Venusのヒギンズ・トリオもいいですが,たまにはカルテットでのヒギンズもいかがでしょうか。
【愛聴度★★★★☆】

Eddie Higgins 『 Zoot’s Hymns 』1995 Sunnyside SSC1064D
Eddie Higgins (p)
Danny Burger (ds)
John Doughten (ts)
Phil Flannigan (b)

P.S. そうだ,土曜日に買って来てまだ未開封のCDが4,5枚あるじゃないか。
それを聴けばよかったんだ。と思いだし,今,バプティス・トロティニョンとデヴィッド・エルマレクの『 Hall Pallemaerts 』(2005 naive)を聴いてます。疾走感が気持ちイイです。これも近日中に紹介します。



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1 コメント

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ありがとうございました。 (バブ)
2005-12-20 22:39:57
クリスさん、今日まで気にかけていただいて

本当にありがとうございました。



私も、いろいろ調べてみましたが

とりあえずは、私が耳にしたことのない

ブルーノートでのモンクのテイクは、無い模様です。

マスターには、調べた範囲で報告するつもりでおります。
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