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雨の日にはJAZZを聴きながら

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ジャッキー・マクリーン 『 New Soil 』

2005年09月27日 19時49分51秒 | JAZZ

仕事帰りに浅草の<がらん>に寄って1時間ほどJAZZのシャワーを浴びてきました。巨大なJBL エベレストDD5500から噴出する音の洪水は,まさにジャワーのように体に降り注ぎ,店を出た時には爽快な気分で仕事の疲れも吹っ飛んでしまいました。

今日かかっていたのは,
1. Four & More / Miles Davis ( Columbia 1964 )
2. Blue Soul / Blue Mitchell ( Riverside 1959 )
3. New Soil / Jackie Mclean ( Blue Note 1959 )

『 Four & More 』などは,鬼気迫るマイルスのトランペットに呼応するかのように,ロン・カーター,トニー・ウイリアムス,ハービー・ハンコックらも魔物に獲り付かれたかのような過激な鳥肌もののソロをかましてくれます。やっぱりこういう音は自宅では出せないからなー。<がらん>の音はとにかく大きいから好きです。今では手に入らないレコードなどほとんどないので,ジャズ喫茶にまで足を運ぶ必要はほとんどなくなりましたが,やはり大音量で聴けるという意味でジャズ喫茶の存在価値は今だにあると,がらんの音を聴くと痛感します。

で,帰宅して『 New Soil 』を今聴いているんですが,ピート・ラローカのドラムが貧弱にやせ細り,全く凄みをなくしてしまってました。ジャズ喫茶と比べるのも無意味ですが,いつかはあんなシステムで馬鹿でかい音でハード・バップを鳴らしてみたいと切望した次第です。

後に「ナチ政権下で何も知らずに働いていたようなものだ。」と非難したプレスティッジを去ったマクリーンは,1959年にアルフレッド・ライオンと契約しました。ライオンから「ジャズの範囲なら何をやってもいいよ。君に任せた。」と言われて大奮発。ブルー・ノート第一弾となったのが『 New Soil 』です(実際には『 Jackie’s Bag 』の方が録音は早いが。)。
メンバーはマクリーン,ドナルド・バード,ウォルター・デヴィスJr,ポール・チェンバース,ピート・ラローカです。A面にマクリーンのオリジナル< Hip Strut >と< Minor Apprehension >の2曲。B面にはウォルター・デヴィスJrのオリジナル3曲が配されています。<がらん>ではB面がかかってましたが,僕もやはりウォルター・デヴィスJrのオリジナルの方が好きで,B面をよく聴きます。というかB面しか聴きません。A面1曲目のマクリーンのオリジナル< Hip Strut >はブルースなんですよね。マクリーンのリーダーアルバムだから仕方ないのですが,A面1曲目はウォルター・デヴィスJrの< Greasy >を持ってきたほうが売れたのでないでしょうか。こちらで試聴してみてください。ドナルド・バードもこの日は好調だったのでしょう。いつもよりハイ・ノートの響きが綺麗で,フレーズもよく歌ってます。

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