部活日誌

部活動(ひとり文楽部)の記録など

9月公演第一部・鰯売恋曳網

2010-09-19 | 文楽
 【鰯売恋曳網(いわしうりこいのひきあみ】
    五条橋の段
    五条東洞院の段


 い~わしぃ~ 売りぃなーああら♪


・・・いや、それは「ち~らしぃ~」。 すし太郎だしサブちゃんだ。


正しくは、「鰯こぅえい~」


鰯売、かわいいお話でした。
一部は良弁も鰯売もハッピーエンド、清々しい気持ちで席を立てます。

そして、二部の「勢州阿漕浦」とも「阿漕浦」つながり&身分を超えた結婚つながり?


1回目拝見した時より2度目の方がずいぶんと語りも人形もパワーアップして、初演とは思えない程に十分楽しい舞台になっていました。
これは今後も再演して欲しいです。

猿源氏(勘十郎さん)の首はほんと当代勘三郎さんに見えて来るねー
蛍火(清十郎さん)は遠目からみるとボブってかおかっぱに見える髷。
おかっぱ、私と一緒だね。  (一緒じゃないから)
可愛いなー、おかっぱ蛍火。 (おかっばじゃないってば)
可憐で気品があって、傾城にしてはちょっいとあだっぽさ不足?とも思ったけど、大名高家のみを相手にするお高い遊女、しかもそもそもは丹鶴城の御姫様なんだからさもありなん、です。


燕三さんのサロンで伺ったお話では、より芝居に集中できるようにということと、咲さんの希望もあって全編黒衣で遣ったそう。
再演の時も黒衣なのかなぁ?

また、この「鰯売」は1回限りの上演で終わってしまうような「挑戦としての新作」ではなく、これからも繰り返し上演される演目に育つことを目標に、あくまで古典様式に則った作曲という部分に強くこだわったそうで、あちらこちらに既存の節回しが使われているので、お客さまも
「お、ここはあの・・・?」
と発見する楽しみもあるでしょう、ということでした。

ま、残念ながら私にゃまったくわかりませんでしたけれども。

どっかで聞いたことあるような、ないような。
言われてみれば、そうかも・・・

ってな程度しか感じられないくせに、お腹はぐぅぐぅ・きゅるるる鳴らしっ放し、
そんな、違った意味でやかましいお客で、誠に申し訳もございませぬ。

オホホホホホ わっけもない。 (←使ってみたかった。でも今ここが使うところでないことは確か)







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