今日は、友達が急遽誘ってくれて、歌舞伎座で仮名手本・夜の部。
なんとその席は、人生初、そしてきっと最後であろう、桟敷席!
ひゃ~~っ!
わたしのような庶民がこのような席に座っていいのでしょうか?
恐れ多くて、終始正座して座高1m超で拝見しておりました。(ウソ)
今日も時蔵お軽は品があって、身売りして勘平と別れゆく場などは
お軽の哀れさがしみじみ出てました。
が、福助お軽になってからは、いきなりお茶目なお軽になって
幸四郎の平右衛門ともあわせて、どうもこの兄妹の悲哀というか身の不幸がいまひとつ伝わってこないような・・・
が、友達の
「遊女になって世の中を知った後のお軽、ってことで、これはこれでありなんじゃない?」
という意見に、ははぁなるほどねー、と。
そんな私の今日一番の注目は、「馬」。
「でかっ!高っ!乗ってみたい!でも恐っ!」
と、最後の最後に堂々登場の馬に、目ぇ釘付け。
・・・そんな歌舞伎オンチの人間を桟敷に誘ってくれた友達に
感謝、感謝。
今日は腹具合も平穏無事だったのもあり、心から楽しめました。
その代わり、隣の友の腹が
「ぐぅぅう~~~っ(成駒屋!)」
「きゅうう~~~っ(松嶋屋!)」
と私の分まで盛大に大向う叫んでましたけど。ぷぷぷ。
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