雨の日の映画館

誘われて、映画鑑賞。
広告を見て観たいなと思っても、余程観たい作品でない限り、なかなか腰が上がりません。
チャンスを貰って、雨の中、出かけました。
エイヤっと早起きして、９：３０開演の劇場に着いたのが８：５０。
既に長蛇の列でした。　幸い初回を見る事が出来ました。
観客席１００人足らずの小さな映画館。
鑑賞するには、私たちが座った一番後ろの席が丁度良いくらいでした。

パラグライダーでの事故で、首から上しか機能しない大富豪と、
それを介護する、全く逆の境遇の人の、実話に基づく話です。
フランス語で、字幕に頼るしかありませんでしたが、
たまに「モワ」とか「シル　ヴ　プレ」なんて、ささやかに判る言葉が出て来ると嬉しくなりました。

介護する人とされる人の境遇の差が余りにも強調されていた所為か、
騒々しく感じる場面が多く、私の期待程ではありませんでしたが、
いろいろと考えさせられる作品で、一緒に行った人は「久しぶりにいい映画を観た」そうです。
ラスト・シーンに映し出されたのは、モデルになった実在の二人・・・！

英語の題名は、”Ｕｎｔｏｕｃｈａｂｌｅ”。
ぴったりだと思います。
邦題には、いささか違和感を覚えました

主人公が、自分では操縦出来ないけれど、介添え人と一緒にパラグライダーで飛ぶ場面がありました。
周りの風景がほんとうに美しく、どんなに気持ち良い事だろうと、うっとりと眺めました。

私は、以前から、パラグライダーに憧れています。
毎年、蓼科へ行った時にも、tryしてみたい！と心底思います。
今日の映像を見て、その気持ちが高まりました。
家族にそう言いましたら 「事故に遭っても、うちは大富豪でないから面倒見切れないよ」！！

冷たい現実！