フェルメール

クリスマス・デイ。
手前の「雪の中のツリー」を際立たせるつもりで、
フェルメールの「青いターバンの少女」或いは「真珠の耳飾りの少女」を背景にと置いたのですが、
出来上がってみれば、背景のつもりの少女にすっかり主役の座を奪われてしまいました。
何年か前、初めて日本で公開された時、はるばる、わざわざ、大阪まで会いに行きました。
長い長い行列に並んで、ようやく見た時、どこから見ても自分をみつめている瞳に感激しました。
それから何年か経って、オランダの、本来あるべき場所で再会した時、
やはり同じように強い印象を受けました

今秋、東京でフェルメールの数少ない作品のうち、その殆どが一挙に公開されました。
貴重な機会だったので是非行きたかったのですが、そのあまりの過熱ぶりに恐れをなして、諦めました。

オランダで求めた小さな額の絵に慰められています。