日々の出来事を写真と共に

身近に起こる出来事、感想を写真と共に綴ります・・・

選鉱の機械音が

2023-10-22 | 地元のスポット
【2023.10.22(sun)】
聞こえてくるような…。

・日野郡日南町には、かつてクロム鉱石の産出で国内シェアNo1を誇った鉱山群が存在していた。
その一つだった多里の若松鉱山は2001年に閉山後、今年で22年が経過している。

・通常非公開の若松鉱山遺構を巡るツアーと廃墟としての価値や景観を話し合う「廃墟景観シンポジウム」が開かれた。
3日前に同人誌「鳴潮」のバス旅行で日南町を訪れたばかりだが、この時偶々見たパンフレットでこのイベントの開催を知り申し込んだら、キャンセル待ちが叶い参加することになった。

・廃校となった「多里小学校」は現在「多里地域振興センター」となっていて、
普段、若松鉱山を懐古する展示物等も置かれているようだが、今回はこの場所をツアーの発着場所やシンポジウム会場に充てられていた。10:00着。

・持参していたランチパックの袋がパンパンになっていて驚いたのだが、ここは海抜438mと後で聞いた。
気圧が低いわけだ。

・小学校閉校時のまま残されている表示も多い。

・鉱山関連の展示物

・校歌は今も歌われているかの如く。

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・「若松鉱山見学ツアー」の最終グループ5人は地元の方の車に乗せて頂き11:00~現地に向けて出発。
山道はなんとか普通の車で上がれそうだが、私有地ゆえ通常立ち入りは出来ない。

・メインの鉱山建物正面。

・テレポート山陰の取材班が来られていた。レポーターの方と一緒に行動。

・機械選鉱場

・選鉱機

・機械選鉱場の照合札

・屋根は落ちている部分がかなりある。


・鉱石運搬用コンベア


・選鉱の名残り。

・海抜800m位とのこと。ちょっとした山歩きで、ついて行くのがきつい。

・管理職の事務所である「鉱務所」




・風呂場

・工作場

・圧気室装置


・ツアーで訪れた最上部より。

・操業当時この鉱山で勤務されていた方がガイドされ、質問にはよどみなく答えられる。
生き証人として今後も活躍して頂きたいと願う。

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・13:30~ 同所でシンポジュームが開催された。


・全国から産業遺産の専門家、雑誌編集者、廃墟マニア、写真家、地元保存会の方などが集い意見を交わされた。
ここ若松鉱山の遺構は「操業時の姿が日本で一番よく残っていると言って間違いない」との意見も聞かれた。

・年数が経ち建屋自体に相当な劣化が見られます。
ヘルメットを被っていても安全の確保が出来るかやや心配な面があり、今は一般の見学を受け入れるのは難しいでしょう。
主体となる組織があって計画的な保存活動を推進、後世に残すことが急務と思います。

・21、22の両日行われた見学会・ツアー・シンポジューム聴講を含め2日間で約70人の参加となったようです。
とても貴重な体験となりました。

【note:多里地域振興センター(若松鉱山見学の拠点として)】
・所在地 ➡ 鳥取県日野郡日南町多里826番地
・アクセス ➡ (鳥取)~R9(山陰自),R313,R482(蒜山経由),R181,R180,R183(振興センター駐車場)
・距離/時間(片道) ➡ 鳥取市の当方自宅~駐車場まで約142km。正味2h50m。
・駐車場 ➡ 有
・撮影時間 ➡ 10:20 ~ 14:30頃(ツアー11:00 ~ 12:40)
・備考 ➡ 多里小学校の旧校舎を転用、有効活用されている。
      広い校庭も残っている。

・帰り道のR183、三栄の旧日野上小学校の銀杏は当たり前だが、未だ緑色だった。

I.O.
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