残像モノクローム

遠い記憶の彼方にある故郷。
そして今、こころに渦巻く断片の想いを。
と、思い始めたのですが・・・。

1月の読書

2015年02月02日 13時22分53秒 | Weblog



● 龍は眠る 宮部 みゆき/著 新潮社

嵐の晩だった。
雑誌記者の高坂昭吾は、車で東京に向かう道すがら、道端で自転車をパンクさせ、立ち往生していた少年を拾った。
何となく不思議なところがあるその少年、稲村慎司は言った。
「僕は超常能力者なんだ」。
その言葉を証明するかのように、二人が走行中に遭遇した死亡事故の真相を語り始めた。
それが全ての始まりだったのだ…宮部みゆきのブロックバスター待望の文庫化。

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★★★★☆

初 宮部であります。

著名な作家さんなので知ってはいたのですが
なかなか読む機会に恵まれていませんでした。

これからは、かなりお世話になりそうな気がしています。










● 願いながら、祈りながら 乾 ルカ/著 徳間書店

北の大地の片隅にぽつんとたたずむ中学校分校には、1年生4人と3年生1人が学んでいた。
ときには悩み、傷つきながらも成長していく5人の、青春前期物語。
『読楽』連載を改題し、加筆修正。
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★★★☆☆

最後にじわ~っと押し寄せてくる感情。

良いお話しです、でもちょっと物足りないものが。

テーマが中学生の青春前期物語なので致し方がありませんが
ちょっとドロドロとしたものを要求しちぁいけませんよね。









● 夕張再生市長 課題先進地で見た「人口減少ニッポン」を生き抜くヒント 鈴木 直道/著 講談社

「ミッションインポッシブル」と言われた夕張モデルが日本を救う!
世界が注目する課題先進国・日本のなかの“課題先進地”夕張で奮闘する若者の挑戦。
夕張市長になった経緯と、市長になってからの悪戦苦闘の日々を綴る。
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★★★★☆

前回の「やらなきゃゼロ」は児童向けだったのもあり物足りなさを感じましたが
今作は良くまとまっています。

出来るならもっとドロドロとした役所内部の話や
あのログハウスメーカーの話も書いてあるとおもしろいのになぁと。
(暴露本になっちゃうか)

でもさすがに現役の市長さんが書ける内容ではないですけどね。

とても良く出来たレポート本と思います。



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