conparu blog

ささやかな身の回りの日常を書き綴ります。
[ブックマーク『conparuの白い航跡』もよろしく]

見果てぬ想い

2015-02-13 10:40:14 | 随想

古代を探究している人は多い。
しかも専門的、学術的な論考もあって、一素人の浅学からすれば敷居が高いのだけれど、大いに参考勉強になった。
今までに大分県の極楽ねこさんという方のブログ、『豊後古代史通信』を拝見して『難民が作った国「邪馬台国」』の集成は大変得るところがあった。http://shippo2422.blog.fc2.com/blog-entry-25.html

それとこれから勉強しますが、こちらは福岡の「油獏」さんのブログ、『天神地祇』~「古代妄想」「神社百景」「神々の成立の謎」ETC
等々ボリューム満点の内容の深いものです。http://aburabaku.jp/archives/cat_171467.html

お二人とも九州の地にあって、こよなく古代を愛し、資料を駆使して文化の流入地であった、
北九州連合小国と邪馬台国の位置づけや、大陸半島との交流、出雲との関係において新鮮な感動を与えてくれました。

まだ拾い読みですが、油獏さんの『神社百景』の中に書きとめられた、九州に鎮座する神社の祭神で「天忍穂耳尊」を祀るところが多いのに驚きました。天照大神の子であり、瓊々杵命の父でもある天忍穂耳尊は高天原に居残ったままでした。
九州中南部域に於いては「大巳貴(大国主、大物主)」を祀るところも多い。出雲の支配が及んだ大古の形跡を示している証左だと
述べています。

本格的な研究史書に出会うと、浅学の古代物語は腐食したブリキのように原形を留め得ません。出雲の支配が九州にまで・・・考えてみると大古に於いて、出雲こそが倭国であったという指摘は妙に納得がいく。

コメント