conparu blog

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歌会始に寄せて

2006-01-13 01:07:00 | 日記
 笑顔かや子を愛しみ歌へけるブラウン管の妃の御歌


宮中の歌会始の儀が催された。題は「笑み」

天皇陛下
 トロンハイムの運河を行けば家々の窓より人ら笑みて手を振る

皇后陛下
 笑み交わしやがて涙のわきいづる復興なりし街を行きつつ

皇太子殿下
 いとけなき吾子の笑みまひにいやされつ子らの安けき世をねがふなり

同妃殿下
 輪の中のひとり笑へばまたひとり幼なの笑ひひろがりてゆく

召人より二首

東京都 桧山多代さん
 電話鳴り出るたび笑みがこぼれだすまだ言え慣れないあなたの苗字

大阪府 川阪友未さん
 お母さんすぐおこるけどすぐ笑ふでもまたおこるそのくり返し

年齢や社会層によって歌風もさまざま、皇室には伝統の気品が伺えるし、庶民の歌には微笑ましくも生活臭が感じられる。
冒頭の拙句はやはり気になる妃殿下のことゆえの一句。
             
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